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冷たくて 気持ちイイ

2009年06月29日

暑い 暑い ヨゥヨゥヨゥ
札幌は夏日が1週間続いているんだって
暑い 暑い 熱中症になるよう

舌を出してハアハアのしっ放し

見かねたユウが冷蔵庫の中から、何かを出してきた
保冷材 食品を冷やすものだ
「これに頭を乗せてごらん」と布団の上に置いた

堅くて 冷たくて、とても気味が悪い
離れて、ほっておいた
しばらくしたら、柔らかくなってきたみたい

少しずつ頭を近づけてみる
うん なかなかいける  
耳を下にして、頭全体を乗せてみたら涼しい

気持ち イイ

もう少し、大きいといいなあ
そういえば、敷くとひんやりとするクールシートを使っている
仲間もいると聞いている

「そう こんどひんやりシートを買ってあげるね」とユウ
「ぬらしたTシャツを着せようか」とヨシ
「暑い時間の散歩だけは絶対にいや」と散歩嫌いなワタシ

犬は体全体では汗をかけないので体温調整がむずかしい
口でハアハアして、唾液を気化させて体温をさげる
あとは足の裏の肉球で汗をだす

「だから夏は苦手なの 毛皮を脱ぎたいくらいだよ」と
言うワタシの顔を見て、「ブラッシングして通気をよくしてあげる」
「そのうち避暑に連れてってあげるよ」 

本当かなヨシの言葉


辻恵子・お母さん、20年表彰おめでとう!

2009年06月27日

“老犬のお母さん”と呼ばれる辻恵子さんが勤続20年の
表彰を受けました。お母さん、おめでとう


(表彰状を受ける辻恵子さん)


(辻さんに抱きしめられるワタシ)

6月25日に開かれた北海道盲導犬協会の理事会、評議員会
の席上、和田所長とともに勤続20年の表彰状と副賞を
手渡されました。

「(老犬の看取りなど)涙することも多くありましたが、この仕事
に生きがいを感じてやってきました。これからも皆さんのお力
を借りながら、続けていきます」

20年間に看取った老犬の数々を思い出すのか、ときどき声を詰まら
せながらマイクをにぎり、お礼の言葉を。最後の「ありがとうございました」
は亡くなっていった老犬たちへの呼びかけでもあったのでしょう

北海道盲導犬協会の老犬ホームは日本どころか、世界でも初めて
設けられた施設でした。辻さんは協会入所以来、20年間、ホーム
一筋の勤務です

目の不自由なご主人の目、つえとして働き、高齢のため愛する主人
と引き離されて帰ってきた元盲導犬たちの終末期を、世話し続けて
きました。

寝たきりの老犬の排泄のめんどう、寝返りの世話、台車に乗せての
日光浴。そして最後のお別れまで、小柄な体での献身的な仕事です
全国の盲導犬ユーザーから、賞賛されています

ユーザーにとって自分を長年、支えてくれた“家族”が
老後をどう過ごすのかは最大の心配事です
「辻さんがいる札幌のホームなら安心」とそう、みんなが言います

ワタシは長岡市の藤田お父さんと別れたあと、1ケ月ほどホームに
いただけだけれど、大好きになってしまった
今でも時々、会ってつめを切ってもらったり、抱きしめてもらったり

ヨシとユウが育てた5匹のパピー(盲導犬候補犬の子犬)のうち
ルナとサチの2匹の最後も辻さんに看取ってもらった
親身になっての世話に涙がこぼれたことを、ヨシは思い出している

辻・お母さん、ありがとう。私オパールも、こんどの表彰は
本当にうれしい

もう一度、おめでとう


狂犬病禍の中国で犬の大量と殺

2009年06月24日

中国でワタシたち犬の仲間が大量虐殺されて
いるようです。こん棒で殴り殺された死体が
ごろごろしています。

目を覆う惨状が繰り広げられています

6月16日の中国英字紙チャイナ・デーリーによると
中国陜西省の漢中市当局は市内の犬
3万6400匹を殺処分したと伝えています

日本では、あまりニュースになっていませんが
日経新聞などがチャイナ・デーリーの記事を小さく
転載したので気が付いた人もいるかもしれません

中国ニュース通信社「レコードチャイナ」のウェブサイト
http://www.recordchina.co.jp/
には犬を追い掛け回し、撲殺している悲しい写真がいっぱい
正視できないほどです

漢中市では狂犬病で3月以降、13人が死亡
このため汚染が進む地区の犬を完全抹殺しています
一部にはこれまでに数万匹が殺処分されたとも

予防接種率が低い上、ワクチンの質も悪く
野良犬、飼い犬の区別も出来ないまま大量虐殺
が続いているようです

殺された犬の死骸が処理されないで放置され
その後始末も問題になっています

狂犬病は日本では50年前に根絶されていますが
中国はインドと共に最大の流行地域で、04年以降、
毎年2500人から3200人規模で死者が出ています

世界では、まだ広く分布しています

狂犬病は犬の唾液と共に、人の体内に入り、発病すると
きちんとしたワクチン接種をしない限り、死亡率100%
恐ろしい感染症です

予防接種など、しっかりした疫病対策を行っていれば
こうした事態を引き起こさなくてもよかったのに
犬だけに責任をかぶせている

人間の仲間である、われわれの大量虐殺処分を進める
当局には本当に怒りでいっぱい
人間のやることは、おそろしい

こういうことを、絶対に日本で起こしてはだめ
流行地域への旅行者の皆さんは感染に注意して
狂犬病を国内に持ち込まないように気をつけて~

そして、愛犬の予防接種は必ず、行いましょう
4月から6月までが接種期間ですよ


大きな活字の本は楽だなあ

2009年06月23日

ヨシは、“眼力”がなくなってきたらしい
視力が落ちているほか、乱視、老眼が進んでいる
若いときのように、集中して本が読めないとこぼす

最近では、札幌市中央図書館で大活字本を借りてきて読んでいる
「楽だなあ」 とつぶやいている
残念なことは、出版点数がすくないことだ

日本では年間約6万点の書籍と4千種類の雑誌が出版、発行
されているのに、大活字本の種類はほんのわずか

札幌市図書館の場合、総蔵書数237万8936冊のうち、
大活字本はわずか2395冊で、0.01%にすぎない
それになんといっても、価格が高いのが難点

「二人五脚  盲導犬クリナムと歩んだ7年の記録」(松井進著、大活字本社刊)
の場合、3分冊で1分冊3150円、全冊買うと9000円を超える
普通の活字本(実業之日本社)だと一冊で1575円だから7倍以上の値段だ

でもね、新聞活字がほぼ10ポイント、大活字本は26~34ポイント
「~7年の記録」の大活字本版の場合、1ページ8行、1行22字
どのくらい楽かは、読んでみるとすぐわかる

障がい者白書などによると、視覚障がい者の数は全国で30万人強
弱視者や低視力者は約100万人(日本眼科学会)という
高齢化が進むにしたがって、その数はどんどん増えている

大きな活字の本に取り組む出版社は(株)大活字本社をはじめ
リブリオ出版、三省堂など増えてきているが
もっともっと活発になって欲しい

大活字本というと、耳に硬いが
グラスレス(めがね無用)本なんていう表現、そしてCDなども同時につけた

ユニバーサルデザイン本が普及して欲しい


シーシー・ベンベン そしてワンツー

2009年06月21日

「恥ずかしい!」
こんな写真を撮られてしまって

(オシッコしているワタシ)

(毎月飲んでいるフィラリア予防と回虫、鉤虫駆除の錠剤)

ワタシのトイレは原則、駐車場横の雑芝の上
大きい方は一日2回、朝と夕
オシッコは朝、昼、夕、夜の4回にプラス1~2回かな

オシッコの回数が増えているのは気になるが
腎臓が悪くなっているようでもなさそうだ
ヨシは「歳のせいで、近くなってきているのでは」と

盲導犬は、仕事中にそそうをしてはいけないのと
目が見えないご主人(ユーザー)が自分で処理しやすいように
排泄はきちんとしつけられている

「シーシー・ベンベン」
これが北海道盲導犬協会が決めている排泄を促す合図(指示語)
言葉どおり、シーシーはオシッコ、ベンベン(便)はそのまま

これを財団法人アイメイト協会(東京)では
「ワンツー、ワンツー」というらしい(Q&A盲導犬、松井進著)
ワンがオシッコ、ツーが大きい方だ

ご主人がリードを持って自分の周りを回らせてうながす
基本的にシーシー、ワンは洗い流せる場所
ベンベン、ツーはビニール袋でつかんで処理する

ワタシの場合、もう盲導犬ではなくなったのと
ヨシは目が見えるので、自由度がきく
ユウが植えている花壇でやったこともある

犬のオシッコは強烈だから、かけられた草花は見事に枯れる
雑芝の定位置はこの季節なのに枯れてしまっている
「ハート型にしたいから、位置を考えてしろよ」

ヨシはそう言うが無理な話だ

大きい方は庭の芝の上か近くの歩道上
しっかりした良い形なので、拾い上げたらあともつかない
「お腹の具合はいいようだ」。ヨシはじっと眺めて体調を診断する

「今日は少し、柔らかかったよ」とユウに言うこともある
そうすると、量を少なめにパン粥など消化の良いものに
なってしまう

ベンベンを拾ったビニール袋は、まとめて燃えるごみで出す
時々、道に“落し物”があるが、きちっと処理しないとダメ
排泄物を肥料に出来れば環境にもやさしいのだけれど

だれか考えてくれないかな、肥料になる処理方法を
「これだけのペットブームだから、きっと良い事業にも
なるはず」とヨシはぶつぶつ

“落し物”は街の美観を損なうだけではない

犬回虫や犬鉤虫の卵が排泄された糞の中に入っていると
他の犬に感染したり、人にもうつることがある
肺炎や肝障害などやっかいな症状を引き起こす

ワタシの場合は、ヨシがしっかり処理をしてくれているほか
盲導犬協会からもらっているフィラリア予防と回虫、鉤虫の
駆除剤を毎月1回、飲んでいるから、まず安心かな


歩きたくない 「片道散歩」

2009年06月19日

「歩きたくないよう!」
いつも、そう思っているんだけれど~
強引に連れ出されてしまう

「歩かなくちゃダメ」

いったんは、抵抗したあとは、仕方なしに付き合う
「犬は、ともかく散歩が好きなはずなんですけどね」
だれもがそう言うし、愛犬ストーリーには必ず書かれている

長岡市で働いていたときは、藤田お父さんと信濃川沿いを
長い間、歩いたこともたびたびだったと藤田さんのメールは
教えてくれる

札幌に帰って、一ヶ月ほどいた老犬ホーム時代も
「それほど喜んでは歩いていなかった」と係り
とボランティアさん

「あまり長い時間ではなく、一日15分ていどを何回かに分けて
歩かせてください。途中で休み休みでもいいですよ」
ホームの責任者、辻恵子さんからの申し送りだ

「家から出かけるのがイヤなの。家で寝ていたいだけ」とワタシ
「そうか、じゃ家に帰るのがいいのなら」と当初、ヨシは
“片道散歩”を考えた

ユウの車で円山公園まで行き、そこで降ろしてもらい
ヨシは一緒に家まで歩こうという計画だった
お尻をポンとたたかれたり、リードでひっぱられたり

それでも、いやなものはいや
「散歩から帰ったら、オヤツをあげるからね」
と、あめとむちの戦術も、ワタシには通用しない

ヨシとユウは太り気味なワタシには適度な運動は
絶対に不可欠と思っているらしい
ヨシは自分の運動不足解消にワタシを使いたい魂胆もありあり

その手にはのらない
ほかの犬がどんなに散歩、運動が好きでも
ワタシはいや

盲導犬協会の獣医師のS先生は
「オパールは頑固だからなあ」と言っていたのを思い出した
「頑固じゃないよ。個性だよ」

「でも今は家の周辺を15分ぐらい歩くのには付き合ってやっている」
行きは後ろからのろのろ、帰りはさっそうと、だけどね
当然、オヤツは請求していますよ

ワンと吠えてみて

2009年06月17日

「オパール、お前の声が聞いてみたい」
「一度でいいから吠えてみて」
ヨシはときどき、無茶を言う

「オシッコ、ウンチ、それともご飯?」
「声に出して、言ってごらん ワン、ワンって」
甘えてひざに頭を乗せたワタシをそそのかす

近所の家からは、犬のなき声がする
道を歩いていると吠えかけられる
ワタシは、この家に来てから吠えたことがない

盲導犬になるには、吠えないように訓練される
でもハーネスを外し、仕事から離れたら
遊び中に吠えることもあるという

実際、道盲導犬協会の老犬ホームにいる
仲間の中には、吠えるものもかなりいる
脅したりするのではないが、けっこううるさい

ただし、夢の中で、なき声を上げることはあるようだ
「オパール、お前、昨日の夜、なんの夢を見ていたの」
「クイン、クインと声をだしていたよ」

そう言われることがある
足を動かし身をよじっても、ワンとは、なかないらしい
だから絶対にドロボウ用心にはならない


さすが元盲導犬 その2 ロータリークラブ会員?

2009年06月15日

 「そう、元盲導犬なの。どおりで~」
 こう言われることがよくある

 歩いていても、なんとなく注目を集めているような気がする
 ヨシは「自意識過剰じゃないのかなあ」とワタシの背中を
 トントンとたたく

 ハーネスを付けていないのに「盲導犬かな」という目で
 みられることが多い
 「盲導犬ですか?」と話しかけられることも

 「それはそうですよ。目の輝きが違いますから」
 北海道盲導犬協会の会長で、ご自身、全盲で盲導犬ユーザー
 でもある佐々木紀夫さんは誇らしげにいう

 街で出会う子どもたちも、「この犬可愛い。盲導犬なの」と
 語りかけてくることが多い
 盲導犬に対する理解が深まって来ているのがわかる

 「10年間、働いて歳をとったから、定年で引退したんだよ」
  こう言うと、みんなは、そうなんだ、とわかってくれる
 「おとなしいから、なでても大丈夫だよ」

 ワタシは本当は子どもは苦手だけど、じっとなでさせる
 盲導犬のPRには役に立っていると思うよ

 街中の歩き方も頭を上げ、ヨシの横に、しっかりついて
 安全に案内しているような姿は、ふつうのペットとは違って
 見えるはず

 
 
 (ロータリークラブの例会に出席しているワタシは会員扱い?)

 ヨシが入っているロータリークラブの例会に、ときどき一緒に
 出席するけれど、ハーネスなしでもホテルは黙認
 会員の食事中はテーブル横で伏せて、じっと待機している

 たまに、ヨシの見えないところで気の優しい(?)会員が
 食卓の食べ物をおすそ分けしてくれることがある
 当然、それは遠慮なくいただく 

 ワタシがいるだけで、会場全体が和んだ空気になると
 感じるのだけど、それは考えすぎかな

 でも、会の終わりには多くの人が「えらかったね」と声を
 かけて帰っていく
 ワタシの存在はそれなりの意味がありそう

 現役ではないけれど


さすが元盲導犬 その1  セパードに襲われた

2009年06月13日

いやあ びっくりした
今朝、ヨシと散歩に出て、宮の森シャンツエに向かう途中
2匹のセパードに突然、襲い掛かられた

いつもは犬舎の中からほえるだけだったので、今朝も
ほえている2匹を無視して歩き過ぎたら
一匹が柵をはね飛ばして走ってきた

ヨシが間に入って追い払おうとしたが、そのあとからもう一匹が
なにしろ、ワタシの2倍はありそうな大きな体
ほえながら、1人と一匹の周りをぐるぐる回る

ヨシが足で蹴っても逃げようとしない  ヤバイ
「犬が放れているよ」と大声をだしても、その家から反応はない
こういうときは、じっとしているに限る

おしりのにおいをかぎまくられて、不愉快だったがガマンガマン
幸い、近くのバス停にバスが近づいてきたら、そちらへ駆けていった
ほっと安心

時間にしたら2、30秒だっただろうか
ワタシは、しっぽも下げずに平然としていた。自分としてもさすがと思う
きぜんと頭を上げ、散歩を中断して帰ってきた

「えらい、えらい オパール 立派だったよ」
ヨシはからだを抱きしめて「グッド、グッド」と何回もほめてくれた
元盲導犬だから当然なんだけどね

前にも近くのゴールデンに噛み付かれたことがあった
幸い、飼い主が駆けつけて無事だった。けがはしなかった
このときも、見ていた人から、ほめられた

道を歩いていて、小さい犬にほえられ、飛びつかれそうに
なることはしょっちゅう。
でも、いつも無視している 

ほえかかった犬の飼い主は「しつけがよく出来ていますね」
と、うらやましそうに言う
ヨシは自慢げに答える

「定年でリタイヤした元盲導犬ですからね」


ダイエットってつらいヨ

2009年06月12日

昨年の8月28日にヨシ&ユうの家に来たのだからまもなく10ヶ月
盲導犬協会からの引継ぎ時の体重は26キロ(本当かなあ?)
疑問が残るがそう言われたとメモに書かれている


   (盲導犬協会の体重計の上で太目のお腹を触られて体を小さくしているワタシ)

それが昨年暮れには32キロ、4月の末に協会ではかってもらったら
なんと34.25キロ  老犬ホームのお母さん、辻恵子さんに
「おや、ずいぶんふっくっらしたわね」と言われてしまった

体重が増えると足に負担がかかって歩けなくなるのが早い
老いが進むよ、とみんなからおどかされている
「それにオパールは散歩嫌いで、運動不足がちだから」とも

ワタシのご飯は原則一日朝夕の2回。1回にドッグフード150gと言われていた
それだと太るものだから、だんだん減らされている
今はすっかりダイエット食  つらいヨー

キャベツを中心に野菜を煮込み、それに約60gのドッグフード、それを
混ぜて、低脂肪牛乳を薄めてかける。それにリンゴ4分の1を刻んで入れる
最近はオカラ(うの花)が加わった。「繊維質だからお腹にいいよ」と言われながら

これが朝夕2回、お昼は散歩のあと、リンゴ半分かバナナ半分に薄めた
低脂肪牛乳
ヨシは「ぼくの食事よりずっと栄養を考えた完全食」と言っている

ドッグフードを少なめにしているので、増量材として野菜やオカラを
使っているけれども、どうもワタシには物足りない。今までに
一度も食べ残したことはない  あっというまに食べ終わってしまう

食べた直後でも、食べたそうにしているワタシに、ユウは「一度、思いっきり
食べられるだけ食べさせてみようか」なんて言うこともある
こちらは大歓迎、一度、実験してほしいけどその気配は今のところ ナシ

見えないから 見えてくるものがある

2009年06月11日

全盲のピアニスト、辻井伸幸さんが米国のピアノコンクールでみごとに優勝!

目が不自由なご主人と10年間付き合ってきた元盲導犬のワタシにとっては
自分のことのようにうれしいな

辻井さんだけじゃないよね

米IBMで技術者最高職位の「フェロー」になった淺川智恵子さんも全盲の研究者
IBMのフェローになったのは日本人で5人目、女性は初めて
視覚障害者向けのシステム開発に取り組んでいるということにも  拍手

そうそう、千歳市議会議員選挙でも全盲の候補者落野章一さんが当選している
    北海道初の全盲議員として
「弱者に優しいまちづくり」を訴えていたから、これからが楽しみ

全国5都県に6人の全盲市議会議員がいると道新は書いていた
この6人の中には、ワタシの前のご主人、長岡市議の藤田芳雄さん
もいるんだよ

写真はサクラの下で藤田のお父さんと一緒に街頭演説に立つワタシ
「見えないから見えてくるものがある」と訴えてトップ当選
後援会の名前は「プラスワン」。 ワンはもちろん盲導犬だったワタシ

全盲で新しいことに取り組むのは本当に勇気が必要
藤田のお父さんも立候補するときは大変な決断だったらしい
今は3期目、3回の選挙戦でワタシは、ずっと一緒だった 

   懐かしいな

国内で初めて議場に入った盲導犬のワタシはマスコミに取り上げられた
けれど、「犬が神聖な議場に入るとは何事だ」との抗議がきた
こともあったっけ

辻井さんやみなさんの活動が全国35万人の視覚障がい者や
100万人を超える弱視、低視力者を勇気付けたことでしょう
ワタシ、オパールはそう確信しています

 がんばってください   みなさん

盲導犬専用の公共トイレがあるって知ってる?

2009年06月09日

盲導犬のトイレが札幌市内にあるのを皆さん知ってますか
まさかと思うでしょうが、それがあるのです
ワタシは長岡にいたので使ったことはないのですが

豊平区役所の駐車場で発見したのです
ワタシのことを可愛いいと思いを寄せてくれている
ヨシのお友達のSさんから「発見」の連絡と
上の写真が届きました

ハーネスを付けて座った盲導犬の等身大パネル
があり、「盲導犬以外の使用および立ち入りは
ご遠慮ください 豊平区役所」と書かれています

トイレは砂利が敷かれていてワタシたちには快適
そうだし、大きなカエデの木が木陰を作っていて
涼しそう

ヨシが豊平区役所に問い合わせてみたら、だいぶ前に
区役所職員で盲導犬を使っていた方がいて、主に
その人のために設けたとのこと

今はその方は退職し、ほとんど使われていないみたい
でも、ワタシには、こうしたことを通じて盲導犬のありようを
知ってもらえるのはうれしい ワン

なぜ、ヨシが盲導犬のトイレに関心を持ったのかって?

Sさんとヨシは、北のユニバーサルデザイン協議会の
メンバーで障がい者やお年寄りなど全ての人にとって
住みやすい街にしようと運動しているのです

今年2月のさっぽろ雪まつりで、盲導犬をつかっている
視覚障がい者Kさんが会場を歩き、どんな問題点があ
るかを調べたのです

その中で、Kさんはパートナーの盲導犬バリーの
オシッコをさせる場所を探すのに苦労していて
「街中に盲導犬用のトイレがあればいいなあ」と言って
いたのが二人の記憶に強く残っていたらしい

いろいろ調べてみたら、福岡市の繁華街、天神に
立派な建物の「盲導犬専用トイレ」が2003年に
作られているんですね

公道に沿って設置されていて、平面の床に用をたすと
水が出てきて洗い流してくれる仕組みとか
点字ブロック、音声案内のあっていたれりつくせりで
びっくり

福岡盲導犬協会のメンバーやボランティアが
資金1000万円を集めて作り、その後は福岡市が管理
している

福岡市社会福祉事業団あいおいセンターの
正面玄関横にもあるらしい。福岡ってワタシたち犬に
優しいんだね

東京・新宿区の京王プラザホテルは2007年に建物内に
盲導犬専用トイレを全国のホテル業界に先駆けて
設けたとプレスリリースしているヨ

そうそう6月4日に開港した静岡空港に補助犬(盲導犬、介助犬など)
専用トイレが出来た。新千歳空港に建設中の新しい国際線用ビル内に
作ってもらえるといいのだけれど

専用トイレ設置が広がってきているのはうれしい

ワタシも経験しているけれど、ご主人と街に出るときは
水やフードは出来るだけ控えて「オシッコが出ちゃうヨ」なんて
ことにならないようにしていたのですが

目の不自由なひとが、街中で人に迷惑をかけないような
排泄場所を見つけるのは、本当に苦労だと思うよ

「街中にトイレがあれば安心して外出できる」
盲導犬使用者の願い、そしてもちろん
ワタシの仲間の盲導犬にとっても

豊平区役所のトイレは今は使われていないけど、
ここを見た人は「札幌は盲導犬にやさしいマチ」
そして人にもやさしいマチ、と感ずるに違いない
と思うのですが~

出来れば福岡のように街中にほしいなあ


ペットの遺棄、虐待は犯罪です

2009年06月07日


動物の遺棄、虐待防止を呼びかける環境省のポスター


前回、「犬、猫アウシュビッツはやめて!」という
ヨシの訴えに「殺処分を考えると涙が出てきました」
と愛犬家からコメントが寄せられています

保健所や動物愛護センター、管理センターなどに収容された
引き取り手のないペットの処分だけではなく、最近では
こんなことも新聞に出ていましたネ

北広島市でブリーダーが80匹ほどの犬を放置し、行方不明に
愛犬家のボランティアが犬舎の清掃、えさをやり、知人ら
に引き取ってもらったというニュースです

ペットショップに子犬を卸していたが経営が悪化、無責任に
も犬を汚物まみれにし、あばら骨が浮き出るまでに放置するなんて
明らかに遺棄、虐待ではないですか

ユウの友人も引き取り手の1人でしたが、「2回全身を洗っても
においと汚れが落ちなかった」と言っていました

みなさん
ワタシたち動物を守る法律があるのを知っていますか? 

「動物の愛護及び管理に関する法律」

この44条は「愛護動物を遺棄した場合、50万円以下の罰金」
「殺傷(虐待)した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金」
としています

北広島市の経営者は明らかに、この法律を犯していると思いませんか
犯罪者なのです。責任を問う動きがないのは不思議
遺棄、虐待に当たるように思えるのに

記事を書いた新聞記者も「どうしてそこまで突っ込まないのか
追及不足」と元新聞記者のヨシは不満そうでした

所管の環境省さん、黙ってみているだけですか

犬、猫アウシュビッツはやめて!

2009年06月05日

第2次世界大戦中、ナチス・ドイツがアウシュビッツ収容所で
行ったユダヤ人大量虐殺を知っているよね
同じことが日本のペットの社会に起きている

平成18年度、全国で犬14万2千匹、猫23万2千匹が
保健所や動物愛護センターに収容され、うち34万1千匹
が殺処分された(09年2月5日産経新聞)

   安楽死の言葉のもとで~


ヨシは札幌で開かれていた「救われた命の写真展」
~悲しきペットたちの訴え~を見てきて

「人間に優しさと生きることの大切さを教えてくれる
仲間、家族の犬、猫をどうして捨てたりできるのだろう」と
ワタシに語りかけた
  
   もちろん同感です

写真展は三笠市を拠点に捨て犬、猫の保護に取り組んでいる
「みかさワンニャンボランティア」が保護した犬、猫の写真を
展示し、新しい引き受け手を募集していた。

やせて、傷ついたワンニャンの悲しそうな顔、体
聞いているワタシも耐えられない
人間の身勝手が引き起こしている問題がいつまで続くのだろう

愛し、愛される対象のパートナーを安易に飼い、都合が悪くなると
捨てる 

そして収容先の保健所、動物愛護センターで殺処分してしまう
人間って、なんて身勝手なのだろう

不況で米国では餌代などに困った飼い主に捨てられる犬、猫が
増えてきていると聞く。日本でもそんなことが起きなければいいが
安楽死というが二酸化炭素での「コロシ」は苦しいらしい

こんなぎすぎすした世の中だからこそ、犬や猫、動物との触れ合いが
必要なのに

  仲間の犬や猫を助けて 殺さないで 安楽死という名で

道新訪問

2009年06月04日

 ブログでお世話になっている
 道新メディア局にご挨拶に行った
 暖かく迎えられ、記念写真まで撮ってもらった
 
   

 街中に出てきたのは久しぶりだ
 ライラックに彩られた大通公園は風情がある

 駐車場で車から降りたときは自分ながら興奮気味
 街路樹のたもとでオシッコをしたら落ち着いた
 車の流れや人の往来に、現役時代を思い出してしまう

 ヨシは「引っ張ったらだめ。ゆっくり」と声を掛ける
 いつもの散歩は後ろからのろのろと歩くのに
 やっぱり街中の賑わいは元気をくれる

     シニア犬はもっと町へ出よう

 道新に無事、入れてもらえるか、ヨシは心配そうだった
 ハーネスを付けた盲導犬は身体障害者補助犬法で
 飲食店をはじめ公共的な施設、交通機関はOKだけど
 ワタシはハーネスを付けていない元盲導犬   

 少し淋しいが、入り口で断られても仕方がない立場
 「リタイア盲導犬で、しつけが出来ていて迷惑はかけません」
 ヨシは道新正面入り口のガードマンさんにお願いする

 「ちょっと待ってください」と当惑気味だったが、上司に
 相談したのか「どうぞ」と無事、パス 受付のお嬢さんもニコニコ
 さすが道民・道犬に開かれた道新

 ヨシは入館証を胸に付けたが、ワタシはなくてもいいのかな

 エレベーターで7階へ
 エレベーターに乗り込むのなんてなれたもの   楽々
 乗り合わせた人はびっくりしていたが

 道新の建物に堂々と正面から入った初めてのリタイア
 盲導犬じゃないかな   ワタシは
 
 ブログでお世話になっている皆さんは大歓迎してくれた
 「オパールはこの部屋の人気者だよ」
 と声を掛けてもらった  オヤツはなしだったけど

 帰りも、正面玄関からサヨウナラ
 出会う人は、「盲導犬かしら」といった顔で笑顔を向けてくれる
 つい、頭を上げ足取りも軽やかになる

 街中で大きな犬が歩いているのに、びっくりしている人が
 多かったが、周囲がなんとなくホンワカした空気になる
 街中に、もっともっと”仲間”がいてもいいのに

 張り切りすぎたのか、のどがからから、家に帰って飲んだ水が
 おいしかった
 そのあとは爆睡

 食事のときだけ起きだして朝までねむってしまった


 

明日こそすっきり勝って

2009年06月02日

 このところのコンサドーレは嫌い
          ドロー(引き分け分け)ばかり
          3試合で1点しか取れていない

 5月20日の水戸戦が0-0
    24日の東京戦は1-1
    30日の甲府戦は0-0

 水戸戦はスカパー観戦で応援したが
 コンサ・バンダナの効果もなく、スコアレス・ドロー

 東京戦ときたら、庭から厚別に向かって勝負ハチマキで
 気合を送っていたのに、ロスタイムで大黒にやられるとは

 ミドリムシ相手に完勝のはずだったのに
 がっくり疲れた

 

 ヨシの機嫌も最悪。おかげでオヤツをもらいそこねた
 夕ご飯の量も「太るから少なめだよ」だって
 それは関係ないでしょ

 ヨシとユウの会話も少なくなる
 家の中の空気が固まってしまう
 この日はみんな(二人と一匹)して早寝をしてしまった

 30日の甲府戦もそうだ
 ヨシとユウは厚別観戦 勝つと信じて
 ワタシはテレビ観戦

 相手は手強いマラニョンもエースの大西もいないのに
 その晩、甲府の海野社長夫妻と夕食を共にした
 ヨシとユウは、こう言われたと帰って来て話した

 「こちらはけが人、レッドでの出場停止が多く、サテライト
 (2軍)みたいなチーム状況。何点とられてもおかしくなかった」
 それなのに勝ち点1を進呈するとは

 明日3日はアウェーで栃木戦
 なんとしても勝ち点3を奪ってほしい

 そうすれば、オカラにドッグフードのダイエット食では
 なく、牛肉の細切れにありつけるかも

 だから、なんとしても  勝って 勝って 勝って

ワタシの年齢?

2009年06月01日

 

4月26日に行われた北海道盲導犬協会のガイドドッグデーで5歳の若犬(右)と
パピー(盲導犬候補犬、左)にはさまれ、リタイア犬の緑のバンダナをまいたワタシ


  今年の8月18日に誕生日を迎えると満13歳になる
  自分ながら、上の写真を見てもやっぱり若くはないと思う
  人間の年齢にするといくつになるのだろう

  小・中型犬とラブラドールのような大型犬とは
  違うようだが
   一番、一般的なのは

  大型犬の場合、最初の1年で12歳に
  2年目からは1年で7年ずつ歳をとるというのが通説らしい
  (「小動物の臨床栄養学」-lewis Morris Hand著など)

  12+(犬の年齢-1年)x7 といった計算式になる
これでいくと、ワタシ オパールは89歳になる計算
  しかも12歳と10ヶ月だから、正確には95歳近い

  まさか  失礼ですネ そんな歳ではないヨ~

  だって、食欲もあるし、街中へ出ればさっそうと歩くし
  記憶も薄くなっていません

  そんなことを考えると、一年目の12歳はともかく
  あとの1年は7歳ではなく6歳ぐらいが妥当ではないかと

  そうすれば満78歳  ワタシはそう思っているのだがどうだろう 
  「そのくらいが妥当かな」とヨシと話し合っている
  

  5月31日、ヨシは朝から「コンサ百年の森」の植樹に
  支笏湖畔の国有林へでかけた。

  コンサドーレ・サポーター犬でもあるワタシを一緒に連れて行きた
  かったらしいけど、ベッドでぐっすり眠っている姿をみてあきらめて
  1人で出かけた
  
  こういう時は、歳を感じてしまう
  森林の中をさっそうと走り回っている夢でもみるか

  「眠っているときに、両足を動かして走っているそぶりを
   時々、やっているらしいから」

プロフィール

プロフィール

オパール
 日本初(?)のブロガー犬。16歳、雌。新潟県長岡市で10年間、盲導犬として働き、2008年夏、引退。生まれ故郷の札幌に戻り、リタイア犬委託ボランティアのヨシ、ユウと暮らす。

ヨシ(児玉芳明)
 2008年夏、プロサッカー運営会社を退職。いくつかのボランティアをしている。パピーウォ―カーとして5頭の盲導犬候補犬を育てた経験を持つ。元新聞記者。

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