函館桜紀行

2012年05月11日

今年はなかなか咲かなかった桜。
一旦咲いてしまったら、今度は低温でなかなか散りません。
花を長く楽しめるのは嬉しいです・・・

五稜郭のお堀のボートに乗ってみました。
水の上から見る桜。近くで見る石垣は古びた美しさがあります。
ご存知のように、何しろ、ここは、戦いの場だったのです。

1866年(慶応2年)に江戸幕府の命により完成した星形要塞。
1869年1月には榎本武揚、土方歳三等、旧幕府軍が占領して箱館政権を樹立したのもつかの間、同年(明治2年)5月18日に新政府軍に敗れてしまいます。
その戦いの最中には、大森浜沖の軍艦から艦砲射撃され、砲弾が城郭内に降り注いだとか。
大正時代になってからでさえ、発掘調査をしたところ、羅紗の軍服姿の遺体が見つかったそうです。
そんな歴史を想いながら見ると、桜が鎮魂の証に見えて来るような気がします。

                              


第17回バル街

2012年04月20日

年2回行われるバル街。
バルとは、スペインの気軽に飲食できるお店のこと。
ふと見回すと、函館の旧市街(函館山の麓一帯)には世界各国の料理のお店があって、のんびりと散策しながら、お酒とお料理を楽しもうという企画です。
もう、函館の風物詩。
4月22日(日)の開催でで17回目を迎えます。

うちのお店は出店として、電車の中でカクテルバーをやらせていただいたり、和雑貨のお店でお酒を供したり、いろいろな形で毎回参加させていただいています。

今回は、観光地のど真ん中に進出しました。
                     

「西波止場」のお土産屋さんの2階にある、空き店舗のバーを、一夜限りお借りすることになりました。
天井の高い素敵な空間。

2月29日に下見させていただいたのですが、窓の外にはまだこんなに・・・
                       

もちろん、今はきれいに溶けて、夜は「街の灯りが とても綺麗ね 函館」という感じになると思います。
残念ながらチケットは売り切れてしまいましたが、9月にも開催されますので、函館に行こうと思われる方は、その時期もご検討ください。

お隣は、函館に初めて出来た「スタバ」です。

啄木忌~没後100年~

2012年04月14日

歌人・石川啄木が1912年に26歳で亡くなってから100年。
毎年命日である4月13日に函館で行われる啄木忌に行ってきました。

「啄木」というと、歌は知っているけれど人間的に感心しないという方も多いですが、その作品は100年後の今も、輝き続けていると思います。

前文学館館長の森武さんが今回の記念講演で紹介してくださった「啄木かるた」。
どの歌を入れるか、広く市民に募ったところ、

いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ

が1位になったそうです。

帰りは立待岬経由、函館山裏道を通りました。
 
道の両側にはまだ残雪がありました。


風は冷たいですが、やっとすこし春の陽ざしが・・・
向かって左側の小高い繁みは函館公園です。

続きを読む "啄木忌~没後100年~" »

木造校舎に魅せられて

2012年04月03日

3月13日付けの「朝の食卓」に『又三郎の学校』というタイトルで書いた木造校舎写真展について。

事後報告になってしまいましたが、本当にいい写真展でした。
今回は、主に東北・北海道の学校の写真を持ってきていただいたのです。

私自身が通った木造校舎は、今は閉校になってしまった『愛宕中学校』という学校です。
その校舎は明治41年(1908)に建築されて、昭和52年(1977)まで使われていたもので、それはそれは古くて狭い、でも温かみのある空間でした。

角皆さんは、平成2年生まれの22才ですが、5才のとき時、「学校の怪談」という映画を見て木造校舎の佇まいに魅せられたそうです。
以来、最初はお父さんと一緒に、成長してからは一人で、全国580校の木造校舎をファインダーに収めたとのこと。

今回函館での写真展が実現したのは、角皆さんが16才のとき、「谷地頭小学校」の写真を撮りたいとアプローチしてきた事がきっかけでした。
当時もう谷地頭小学校は取り壊されていたのですが、いろいろな資料が青柳小学校に保管されていて、対応したのが、今回主催の西堀茂樹さんだったということです。

事前にお伝えできればよかってのですが、遅くなってしまいました。
今度は全国の写真の展覧会を・・・とお願いしましたので、またの機会に!


デンマークからの手紙

2012年03月11日

デンマーク在住のKamo Motoyoさんからお手紙をいただきました。
「雪だるま」にコメントいただいたのですが、送れなかったとのこと。
原因は、これから調べなくてはなりませんが、取り急ぎ、いただいたコメントをここに掲載いたします。

From Denmark
HAKODATE change was so great that I could hardly recognized.ones birthplase.
Matsuoka san,ask YAMAGOYA Just I thinking about.
YAMAGOYA the place is associated with the memories.my residents 38 years
Denmark.Many thanks for your Neptune History

故郷を遠く離れても、育った街は忘がたいという思いが伝わってきました。
本当に有難うございます。
すぐメールもお送りしたのですが、返ってきてしまいましたので、このような形で掲載いたしました。
これからも、函館の昔と今を取り上げていきたいと思います。
宜しくお願い致します。

これは先日の雪だるまの坂ー基坂ーを下から見た景色。
季節は夏で、木々の緑が濃いです。

お雛様がいっぱい!

2012年02月29日

先日、創業明治28年の老舗『宮田商店』さんに、お雛様を見に行きました。

今は、4代目の宮田一人さんが、お母様とお店を切り盛りしています。
『晴れ物屋』と自称されていますが、その名にふさわしく、しめ飾り、お雛様、五月人形、花火やお祭りグッズなど、扱うものはおめでたいものばかり。

今回は、東京で仕入れてきた珍しいお雛様を見せていただこうと伺いました。

このお雛様は、「3人官女」が、紫式部、小野小町、清少納言の「3人賢女」になっています。


お供え物がかわいい。
お内裏様の衣装が青というのはなかなか無いそうです。
扇などの持ち物は繊細な作りなので、普段の展示ではしまってあるそうです。

実は、リカちゃんのお雛様や、スワロスキーやスパンコールを使った1点もののお雛様を見に来てくださいと以前からお誘いいただいていたのですが、忙しくてなかなか伺えないうちに、全て売れてしまったそうです。
リカちゃんなどは、日本で38躰しか製作していないもののうちの1つだったとか。
6月には、また展示会が開かれるとのことなので、来年を楽しみにしています。


明日から3月。
陽射しが春めいてきました。

**宮田商店 函館市若松町30-20** 
         0138-26-1000

久生十蘭・朗読会~函館市文学館~

2012年02月22日

函館出身の作家・久生十蘭。
1902年(明治35)函館生まれ。
1952年(昭和27)『鈴木主水』で直木賞、1955年(昭和30)『母子像』で、第2回世界短編小説コンクールで第1席に輝く。
1957年(昭和32)55才で永眠。

今でも根強いファンがいると言われる久生十蘭ですが、名前は知っていても作品は読んだことがないという方が多いと思います。
もちろん私もそのひとりでした。

私が属している朗読グループ『雪の会』は、毎年2月に函館市文学館で道南ゆかりの作家や作品を取り上げた朗読会をさせていただくのですが、今回のテーマが久生十蘭です。

港のもたらす豊かさで繁栄した大正時代の函館。
そこで育ったモダンボーイのなかでも、最も成功した一人だと思います。

パリに遊学して苦労したり、海軍報道班員として南方に派遣されたりした色々な経験と、豊富な知識の上に起つ膨大な作品の質量。
読んでみると、とても面白い!


お時間があったら、ぜひおいでください。

絵はがき展

2012年02月12日

先日、所用があって函館市中央図書館に行きました。

この図書館は、新しく、スペースもゆったりとってあり、蔵書や資料も充実しています。
DVD鑑賞コーナーや郷土資料室など、半日いても飽きません。

展示コーナーで絵はがき展が開催されていました。                

函館市中央図書館が所蔵する、今回の震災の被害を受けた福島・宮城・岩手という東北3県の古い絵はがき(主に明治後期から、昭和初期のもの)163枚が展示されています。

ガラス越しで、写真が上手く撮れませんでしたが、松島の景勝や会津の白虎隊、釜石の鉄鋼場などの絵はがきなど、失われたものや貴重なものがあるようです。
  


この図書館には、約40000枚の絵はがきがあり、データ化と公開を進めていて、東北地域の絵はがき整理はほぼ完了したそうです。

展示は2月28日まで、函館市中央図書館の展示コーナーで行われています。

              

雪だるま

2012年02月05日


散歩の途中で見つけた大きな雪だるま。
今年は寒い日々が続いているので、なかなか溶けないようです。

ペリー提督の銅像に見下ろされているこの場所は


元町公園のすぐ下にある広場。
見えている坂は基坂で、坂を挟んで向かい側は英国領事館です。
坂を上った突き当りは元町公園。
この広場には、元は市立函館病院がありました。
万延元年(1860)箱館医学所として開設されて以来、2000年迄この場所にありましたが、手狭になったという理由で、JR五稜郭駅裏に移転しました。

建物はなくなりましたが、坂の趣は明治の頃の写真と変わっていません。
明日は少し気温が上がるみたいなので、雪だるまは小さくなってしまうかもしれません。

函館の冬の底

2012年01月29日

全国的に寒い日々が続いていますが、函館も例外ではありません。

これは、1月14日の深夜。
堀川町の電停付近ですが、ブリザードに見舞われ、一瞬自分がどこにいるのかわからない状況になりました。
電車の線路もすっかり雪に覆われています。 
昨日、函館空港では、観測開始の2003年以来最も低いマイナス18.2度、美原ではマイナス14.7度を記録したそうです。


ピンと張り詰めた空気と白く積もった雪は、ライトアップされた街を綺麗に見せてくれますが・・・


子供たちが戻ってきた弥生小学校の姿を見て、微かな春の気配を感じました。


プロフィール

プロフィール

青井元子
あおい・もとこ。北洋漁業盛んなころ、函館市大町に生まれ育つ。
都内の大学を卒業し、映画関係の会社に勤めた後、帰郷。
家業はネプチューンバーとして親しまれる「舶来居酒屋 杉の子」
青函連絡船の元航海士である夫に支えられ、永遠の看板娘(・・・)として店に立つ。

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