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★ サケのぼりが泳ぐ? ★

2013年04月22日

まだ雪が降っているのに鯉のぼりが泳ぎだしました。毎年見るたびに「元気があっていいな」と
つぶやいてしまいます。根室地方の鯉のぼりは幸せだなと思います。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ◆  サケのぼりが泳ぐ?  ◆

酪農家や漁師の敷地で泳ぐ鯉のぼり。がっちりとした支柱に張り付いて、風をいっぱい吸い
込み、大きく膨らんで、遠慮なく力強く泳いでます。

隣の家に気遣うことなく、遠くまで飛んで行くかもしれないほどの体の動かしようです。


都市周辺の狭い敷地やマンションでは、思い切り鯉のぼりを泳がせてあげるのは難しく、
童謡の「こいのぼり」の歌詞に出てくるような光景はなかなか実現しません。

その点根室地方は

甍(いらか)の波と雲の波、
重なる波の中空(なかぞら)を、
橘(たちばな)かおる朝風に、
高く泳ぐや、鯉のぼり。

の風景が普通に見られます。


できれば、地方に即した「鮭のぼり」にしてほしいと思っています。

生まれた川から海に下り、太平洋を北上し、アラスカやカムチャッカ半島近海を巡り、故郷の
川に戻る。それから産卵しに急流や滝を登る。しかも4年も5年もかかる大冒険をして帰って
くるのです。

我子が健康に育ち、将来大きくなって、りっぱな人生を送って欲しいとの気持にぴったり当て
はまる出世魚です。

江戸中期に庶民の間から町民のアイデアで生れたのが鯉のぼりなら、鮭を食べて暮らしてきた
人たちが鮭に思いを寄せ、「鮭のぼり」を泳がせて欲しいな。

いつか根室地方が、鮭のぼりがいっぱい泳ぐところになったら壮観だろな。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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