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★ 春渡り 8.オジロワシ ★

2013年04月18日

4月に入ってカモの群れがたくさん北上してきています。広い野付湾では分散して休むので、
多いと実感が湧きません。でも遠くを見ることが出来るプロミナーで探すと海面にすごい数の
カモが浮いています。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ◆  春渡り 8.オジロワシ  ◆

カモが集まると必ず狙いに来る鳥がいます。カモを食べるプリデターたちです。その筆頭が
オジロワシです。

オジロワシは真冬にもいますが、この時期に急に増えてきます。私がカウントしただけでも
野付湾の中に50羽以上いました。


彼らが狙うのは弱ったカモ。周期的に群れのいるところに飛んできて、群れを飛ばします。
たいていは素通りして行くように見えます。カモもワシが行ってしまうとすぐに戻ってきて、なに
ごともなかったように海面や岸辺に降ります。

オジロワシは日に何度も繰り返し、偵察飛行をするのです。そのうち、飛び立ちが遅いもの、
行動がにぶいもの、飛び方が変なものを鋭く見分けます。

数万羽もいれば、必ず体調がおかしいカモがいます。オジロワシのあぶり出し行動です。


見つけると、それまでゆったりと飛んでいたオジロワシが豹変します。的を絞って急激に
スピードを上げます。追撃です。遅そうに見えたオジロワシがカモにどんどん近づいて行き
ます。

カモも必死で方向転換をして逃げます。弱っていると持続力が持ちません。運尽きて大きな
オジロワシの足でふっぎゅとつかまれます。即死です。


決して成功率は高くありません。それでもオジロワシたちは他の物を食べながら、ひたすら
カモを狙います。

そして、カモとともに北上して行きます。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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