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★ 春渡り 4.ムクドリ ★

2013年04月04日

ムクドリがやってきました。雪が無くなった浜辺の草地でせっせと食べ物を探しています。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ◆  春渡り 4.ムクドリ  ◆

ツグミ、ヒバリ、ハクセキレイについで早く渡ってくる小鳥です。早く渡ってくる小鳥の特徴は
地面のものを探して食べることです。

ムクドリは地上を歩いて餌をさがすことが多く、地面に落ちている草の種子や枯れ草の茎や
根もとに潜む虫の幼虫を探します。

細い嘴は草株の間に突き刺すように入れ、開くことで隠れ潜む幼虫を見つけるのに役立ち
ます。こんなことをやられたら、上手く隠れたつもりの幼虫は堪りません。かなりの幼虫が
食べつくされます。


かっては農作物に害を及ぼす虫をたべる益鳥でした。研究による試算では、平均的な親2羽と
6羽のヒナが1年間で食べる虫は百万匹以上というとてつもない数です。

春先にやってきて子育てをして、秋に南に渡っていく間にどんだけの虫を食べるのでしょうか。
野付半島の植物にはかなりの貢献をしてくれてそうです。


若葉が出てくる5月には森に入ってしまうのでたやすく見られなくなりますが、秋になると群れに
なり現れます。

本州の方では冬季、ムクドリの大群が街路樹や電線上に集まり、フンや騒音の被害が各地で
出ているそうです。かっての益鳥が、今では都市部の害鳥と化しています。

所変われば「いい子」になったり、「悪い子」になったり、そんな問題を抱えるムクドリさんです。

もちろん野付半島では「いい子」のムクドリですが。


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コメント

子供の頃に読んだ廣介童話、「むくどりのゆめ」を思い出しました。
あの頃心に描いていたムクドリは実際の鳥とは大分違っていました。
切ない話でした・・・

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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