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★ 冬の港は動物園シリーズ5・オナガガモ ★

2013年03月05日

秋には大群で渡ってくるオナガガモ。どれほどの数なのか、広大な野付湾では「おそらく」を
付けて10万羽以上。でも、厳寒の冬季に残って越冬するものはわずか100羽もいるでし
ょうか。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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             ■  冬の港は動物園シリーズ5・オナガガモ  ■

オオハクチョウやコクガンがいる間はえさ場で行動を伴にします。オオハクチョウが引っこ抜く
アマモを周りで分けてもらい、労せずお腹を満たすことが出来るからです。

オナガガモの大群のほとんどは11月中に南へ渡って行きますが、残って越冬するものが
少数います。その年の気候状況で多かったり、少なかったり、変化します。

かってオオハクチョウが餌付けされ、毎日餌を供給されていた時は300羽以上はハクチョウ
とともに冬を越していたものです。

それが今では20羽ほどしかいません。餌付けがどんなにカモたちに頼られていたかが如実に
分かります。

数少ないオナガガモは、港の岸壁の上で休んでいることがよくあります。ふだん漁師さんが
脅さず仕事をしているせいか、人に対して全く警戒していません。


オオワシやオジロワシが飛んでくるとさすがに飛び逃げますが、人がわずか5メートルまでも
近寄っても顔を上げて立ち上がる程度の反応しかしません。こんなに信頼を寄せてくれて、
いいのかなと不安になります。

でもこんな時こそ、じっくりと観察ができるというものです。

オスはくちばしの両側が明るい灰色をしています。頭と首の背がきれいなチョコレート色。
背中の肩羽が大振の蓑笠みたい飾り羽になっています。特に体の縞模様が美しい。きめ
細やかで繊細。加山又造の絵模様がこれを真似たのでは、と思わせます。


オナガガモの名前の由来、尾羽の中央の2枚が細く長く伸びているのがしっかり見れます。
剣先みたいに尖っているけど思ったほど長くない。でもバランスがいい。


メスは褐色で地味といわれるけど、茶色に褐色、白を織り交ぜた鱗模様。これまた重ねの
落ち着いた美しさ。私はオスの模様よりも好きかも。



色模様だけでも引き込まれてしまうオナガガモの姿です。

みなさんいかがですか。



 

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コメント

後ろからのアングルがいいですね。これまで横からしか撮らなかった。

プロフィール

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中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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