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★ 黒い流氷 ★

2013年02月09日

根室海峡の流氷は気まぐれです。1月23日に知床半島と国後島に阻まれていた氷の一団が
根室海峡に入ってきました。根室海峡の流氷初日です。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                    ■  黒い流氷  ■

流氷情報を見ていると今のところ国後島側を根室方面に流れていて、野付半島側にはやって
きません。北西の風が多くて国後島へ押しやっているのです。東からの風がなかなか吹いてく
れないのです。
                

1月下旬に1回だけ東からの風が吹いて、流氷がやってきました。情報を見て2月3日に
行ってみました。海上にはひとかけらの氷もありません。

根室海峡の流氷は足が速く、風向きが変わった途端に左向きに動いていた氷の帯が右に
走り出します。海岸に腰かけて海を眺めていると、ゆっくりそうに見えて速いのです。

海岸沿いに流れゆく氷と沖合を流れていく氷では、速さが違います。もちろん沖合の方の氷
が速く、海岸沿いのものは遅いです。氷の下がそこに着いてスピードを鈍らせるのです。

私はこの流れる流氷が大好きです。斜里側の流氷は押し付けられて動かないので、「動かず
の流氷」でほんま物の流氷と言いません。などと冗談を言っています。

めげずに海岸に降りてみると置き土産がありました。少ないけれど打ち上げられた流氷が
砂まみれになって残っていました。


風が強くて波が海底の砂を巻き上げて、氷に覆いかぶさった痕です。白いイメージは全くなく
黒々とした黒い流氷になって、海岸に転がっていました。


黒のせいでマイナス5℃はある気温なのに、太陽が当たって融けだしていました。できた水
滴が白くなって、元の氷に変り、海獣の歯みたいになっています。


これもなかなか味わい深い冬の風景です。

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流氷。とても自然の偉大さを感じました。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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