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★ あれ?彩雲 ★

2013年02月07日

建築家&アーティスト・清水尚が私に残してくれた遊び方に「雲遊び」があります。朝起きて
東の空を見て、美しいと思った雲を写真に収めておく。時間とともに変化していく光の当たり
具合で雲の表情が変わっていく。この変化をあとで愉しむ。するとその時に見逃していた
色合いや雲の形でけっこう楽しめるというアドバイスでした。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  あれ?彩雲  ■


以来、野付半島に行くと暇なとき空を眺めることにしています。野付半島から見る空は広く、
ぐるーっと360度見回すと面白そうな形の雲や雲から漏れてくる光の陰影、ときには美しき
虹などを見つけたりします。

先日の夕方、黒い雲に入り込んだ太陽から光が下と上から飛び出してきました。ふと上の雲を
見ると白っぽく照らされた綿雲がかすかに色づいているのに気づきました。


七色までは数えれませんがオレンジや赤、青、緑に色づいています。あれ?。これって彩雲と
いうやつ。雲の図鑑に確か載っていた自然現象じゃないか。と、閃きました。

彩雲。よく聞いた名前です。米子にいたときお菓子屋に「彩雲堂」いうのがありました。京都でも
画材屋さんに同じ名前の店がありました。確か和食屋にもあったな。彩雲は昔から吉兆とされ、
縁起のいい名前なのです。

太陽の光線で白い雲が緑や赤、青など鮮やかに色づくことがあり、この色づいた雲のことを
彩雲と言います。大気が安定した晴れたときに現れやすく、空気のちりが少ないときによく見
かけるらしい。この日は雲が多かったですが。


この現象は、光が雲の中の水滴や氷の結晶によって回り込んで進む、光の回折現象です。
一つの雲の水滴の大きさは、中心部が大きく、外側が小さいのが普通です。でも時には、雲の
中で同じ大きさの粒が帯状になり、幾重にもなるときがあります。

そこに太陽の光が水滴や氷の結晶の中を通過すると、回り込んできた光が波長ごとに分かれ
雲が色づくのです。彩られた雲。自然のいたずらです。


ゆっくり見ていると色の濃さが雲の移動とともに変化して、薄くなり濃くなりしていました。
愉しめたひとときでした。


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コメント

小太郎可愛いなあ~ ほんとにかわいい・・・

彩雲、こんなにはっきりと色が現れるんですね。初めて見ました。
私も含め、多分大多数の人は美しいものをを沢山見逃している。住んでいる環境が違うとかいう事ではなく、こころの問題なのだと改めて感じました。ありがとう。

アイヌ犬さんから

昨日、午前中に野付へ行って見ました。ワタリガラスはそう簡単に会えるとは思
いませんが、いつか声だけでも聞きたいと思います。
駐車場から先は、工事中のダンプが出入しているので、入るのを遠慮しました。
オオワシと鹿の群れの写真を撮ってきました。オス同士の角の突き合いを目撃し
ました。それにしても鹿の多いこと、驚きです。群れから離れて後ろ脚 が不自
由そうなメス鹿が1頭、こちらがそのように思うのか、悲しげな様子でした。
彩雲は、素晴らしいですね。以前一度小さいものを見たような気がしますが、縁
なき衆生は度し難しですね、これを機会に雲にも注意を払ってみます。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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