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★ 風景:地吹雪2 ★

2013年01月31日

まずこの風景を見ていただきたい。穏やかな尾岱沼の港。その後背に海面にたなびく白い
雲。その上に顔を出しているナラワラの林の樹冠。と青空。なんていことのない風景です。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  風景:地吹雪  ■

この中で白い雲に注意していただきたい。雲の下は野付湾に張り付いた氷があるのです。
手前の海面には全く雲がありません。

この違いはなんでしょう。・・・・・・・・・・・・。つまり海から発生した霧ではないということです。

となるとこの帯状の雲は地上を走る雪なのです。降り積もった雪が強風によって舞い上がり
地上10メートルほどの層になって、横走りしている状況です。

現場はまさに地吹雪真っ最中といったところのはずです。そこで車で走って行くことにしました。

野付半島の入り口に行ってみると先端に行く道路は先が20mほどしか見えません。車で走
れないほどの吹雪です。それでは風上の標津港に行くことにしました。

行ってみるとここもひどい地吹雪です。カモメが退避してきて、風をまともに受けないように
海面に降りて、前傾して浮いています。飛んでいるカモメはなかなか前に進めません。他に
カモやウも避難してきています。


雪は山の方から運ばれてきているようで、まるで雪が降っているみたいです。

少し地吹雪が治まるのを待って野付半島に行ってみると道路の見通しが良くなっていました。
番屋の旗は風で引きちぎれずたずたになっています。ナラワラの枯れ木林は地吹雪に覆わ
れて昼なお暗きという雰囲気です。


何ともすさまじい風です。車を降りて海岸のオオワシを見に行きましたが、振り返ると丘の船
に雪が渦のように巻きついて、風の姿がよく見えました。


知床おろしのすさまじき風の威力です。

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コメント

なんともすさまじき地吹雪ですね。

写真(静止画)でもこんな様子なんですから、実際そこに居たらさぞかし凄まじい事と想像します。
でも、何だかワクワクするなあ! で・・・ホワイトアウトになった事ありませんか?

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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