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★ 退避 ★

2013年01月17日

いつも気にしていることがあります。自然が猛威を振るうとき、鳥や動物はどんなところで、
どうやって耐え忍び、やり過ごすのか。機会があれば見てみたい。それは悪天候でも休まず
出かけるよ、という自分への励ましです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                     ■  退避  ■

野付半島にいる時、いつも国後島沖で巨大地震が起きたらどうしようとシュミレーションを頭
の中でします。逃げおおせないと判断したら、浜に陸揚げされている船に乗ろう。最初の波を
乗り切れば助かるかも。なんてね。

先日の地吹雪のとき、強力な風と走ってくる雪を避けているオオワシやカモメ、小鳥とエゾジカ
に出くわしました。

浜辺では嵐を避けてカモメがたくさん集まって来ていました。風上に頭を向けて、風をまともに
受けない低姿勢をとっていました。下から押し上げられないように比重を前に置いていました。

風の強弱に合わせ体のバランスを水かきのついた強い足で取っているようでした。


オオワシは湾内の草が生えている窪地に集まっています。できるだけ風がまともに当たらない
ように大きな体を縮込めています。走ってくる風を集団でやり過ごす工夫です。


エゾジカもハマナスの灌木の中に入って、座っています。こんな時はできるだけ動かず、エネル
ギーを使わない方が得策です。


ツンドラ地帯からやって来たツメナガホオジロは、ハマニンニクの根もとにうずくまってひたすら
風が通り過ぎるのを待っている様子です。私が近寄っても、逃げないで耐えていました。


みんな自然の猛威には動かず、ただただ去るのを待つのみ。腹は減るけど、死ぬよりはずっと
益し。生きてりゃ何とかなる。そんな姿勢でやっています。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

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