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★ オオワシの季節 ★

2012年12月28日

オオワシがやって来た。湧くようにどどっとやってきました。知床半島のサケやカラフトマスの
遡上が少なくなって、タラの仲間が産卵にやってくる野付半島に移動してきたのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ■  オオワシの季節  ■


オオワシは毎年11月初めに先発隊がやってきます。が、あまり食べ物が手に入らないのか
せいぜい多くて20羽以内で、増えたり減ったりを繰り返します。手に入る場所に移動して
定着はしません。

12月23日。野付半島に行ってみると浜にオオワシがたくさん集まっていました。砂浜に降りて
風よけでもしている風です。海に背を向けて休んでいます。とうとう知床に来ていたワシとカム
チャッカ半島の方から南下してきたワシがやってきたのです。


ほとんどが鮮やかな黄色の嘴、肩羽と尾の羽が白い成鳥です。幼鳥がほとんど混じっていま
せん。世界最大のワシ。世界で最も美しいワシ。そのご本尊が10羽20羽ではなく100羽以上
目の前にいる驚き。


毎年見ているのに、感激また感激。感動また感動。わくわくどきどき、血飛沫がパーッンと弾
ける衝動に打たれます。

やってきたのには理由があります。野付半島の沖合でスケソウダラとコマイが産卵に集り出
したのです。スケソウダラというと羅臼沖が定番なのに、ここ数年野付半島の沖合でよく捕れ
るのだそうです。

海面にあがってくるスケソウやコマイを捕りに行くか、定置網に入った魚のおこぼれを捕るか。
彼らなりに知恵を絞って食にありついています。


(魚をつかんで飛び立つ若鳥)

野付半島は出かける時の基地に、嵐のときの避難場所に、最適な場所になっているようです。

これから1月後半まで、スケソウとコマイが産卵に来ている間は賑やかです。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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