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★ 冬でもヒヨドリ ★ 

2012年12月23日

北海道に来た頃は、冬にヒヨドリを見かけることはありませんでした。そのヒヨドリが今
や根室地方で冬にも見られるようになりました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                    ■  冬でもヒヨドリ  ■


1970年ころ根室地方で夏季にヒヨドリを見かけることはありませんでした。それが
1990年頃から特徴的な声が聞こえるようになりました。


数は多くなく、珍しい鳥でした。あのうるさ型のヒヨドリがやってきたんだ、と感慨深く思
ったものです。それが年を追うごとに数が増えてきて、我が家の桜の花にもよく来出し
ました。

ならばわがえさ台にも訪問してくれないものかと、7年前に砂糖水を置くことにしました。
ヒヨドリはご先祖が熱帯に棲んでいたせいで、花の蜜や果物が大好きだからです。

さすがに1年目は来てくれませんでしたが、2年目の秋に2羽の番いがやって来てくれま
した。さすがに寒くなるといなくなりました。

3年目に2羽の番いが厳寒の冬になってもえさ台にやってきて、とうとう越冬してしまい
ました。もしかすると食べ物さえあれば留鳥になるかもしれないと頭をよぎりました。


札幌ではすでに冬を越すヒヨドリが現れていましたから、根室地方も時間の問題だと
思いました。

今や全国で見られる留鳥ですが、かっては違いました。1970年ころまで、東京では10月
にやってきて4月渡り去っていく冬鳥でした。それが1年中棲みつく留鳥になりました。

留鳥化傾向はどんどん北上しているみたいで、とうとう北海道でも見られ、さらに日本で
一番寒い地域とされている根室地方までやってきたのです。

ただ今も、北海道で夏季に繁殖したヒヨドリは秋になると津軽海峡を渡って本州や四国、
九州へ渡っていきます。みんなが留鳥になるわけではなく、先駆者たちが今のところ
残っているのでしょう。

去年は20羽近いヒヨドリが冬を越しました。えさ台の食べ物だけではなく、ナナカマドの
実などもしっかり食べているので、だんだん適応してきてるのです。


さて、今年はどのくらいがわが家の近辺では残るでしょう。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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