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★ 雪にも負けず ★

2012年12月22日

エゾジカの繁殖期が終わったようです。メスと小鹿の小さな群れが草原の中で静かに
草を食べています。あれほど周辺に付きまとっていた立派な角のオスは使命を終え、
周辺にはいません。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  雪にも負けず  ■

低気圧が通過するとき、野付半島は烈風が吹き荒れます。護岸壁に当たって高く飛び
出してくる波の頭は、強風にあおられて横に飛んで行きます。


雪が降り出すと、湿り気をたっぷり含んだ重い雪でも地面に平行に走ります。外に出て
立っているだけで、水を含んだちり紙の破片のような牡丹雪が張り付いてきます。

そんな中を4頭のエゾジカの親子が草地に来て、昼間から草を食べていました。少しでも
風邪と雪をよけるためか、少し草丈の高いススキやハマナスが生えている草地の中に
いました。


背中の毛は張り付いた雪が融けて、びっちょり濡れています。立っていた硬い毛は下向
きになびき、水分が流れやすくなっています。シカは気になるのか、時々背中の雪を舌で
舐めています。


冬毛になったとはいえ、横から強力な風に曝されると寒そうです。お尻を風上に向けて
できるだけ風の威力を少なくして体力の消耗を少なくしています。

母ジカ達に挟まれて小鹿が食事をしています。さりげない立ち位置ですが、お母さんの
小鹿への配慮がうかがえます。

頑張れ、シカたち。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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