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★ 嘴太のシメ ★

2012年12月19日

シメの顔が大好きです。太くてがっちり、頑丈な嘴が半分を占める顔。その嘴を縁取る
V字模様の黒。眼のまわりを隈どって、目がつり上がって見えます。歌舞伎役者の隈取
を彷彿させるなかなか凛々しい顔です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ■  嘴太のシメ  ■


最近このシメが厳寒の根室地方で越冬しています。もともとシメは北海道には夏鳥として
飛来し、冬になるとほとんどが本州より南に南下していました。しかし、中には越冬する
ものがいて、その報告が増えてきました。


             

これは野鳥と親しむ人たちが増え、庭に小鳥を呼ぶためのえさ台が増えてきたことと
関係があるかもしれません。我が家のえさ台も、その一角を担っているのですから。

シメが冬にもやってくるようになったのはここ2,3年です。他の野鳥の数も増えましたが
ヒマワリの消費量もぐーんと増えました。

シメはヒマワリが大好きです。食べ始めると、太くて大きく頑丈な嘴で、いともたやすく
ヒマワリの種を割ります。嘴の中で転がすようにして中の実を食べ、殻を出します。


見た目簡単そうですが、自分の歯で種を割ってみるとなかなか大変。割るときにかかる
力は30キロから50キロもあるそうです。確かに保護したシメに咬まれるとペンチで挟む
ほどの痛さで、涙が出ます。

シメの頭がでかいのは、嘴を動かす顎の筋肉がとてもよく発達していて、頭部を厚く覆って
いるからです。

シメの嘴は季節によって色が変わります。夏は綺麗な鉛色をしていますが、冬になると
赤味を帯びてきてピンクぽっい色になります。


これは暑さと寒さの対策ではないかと思います。冬に赤味が増すのは毛細血管が発達
してきて、血行を良くして保温をして嘴を大切にしているように見えます。逆に夏は太陽
の暑い光を遮断する工夫、クールダウン効果をしているのかも。

嘴の話しかできませんでした。

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コメント

夏鳥だと思っていたのに昨冬あたりから姿を見るようになって「?」と思っていました。餌台のひまわりが2羽のシメにすぐ食べられてしまい、他のカラ類がなかなかありつけません。愚妻は気の強そうな面構えが気に入っているようです。
(小太郎の顔が見えませんが?)

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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