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★ ややこしいトリ ★

2012年12月14日

水面に浮かぶ水鳥はややこしい。特に冬季は冬羽といってとても地味な色合いになり
ます。中には似通った色合いになる鳥がいるので、区別するのにとても苦労します。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ■  ややこしいトリ  ■


荒波が打ち寄せる海岸を歩いていたら、20mほど沖合にカイツブリのカップル?がいて
しきりに海中に潜って魚を追っていました。


一瞬、ウミスズメかなと思いましたが、浮いている姿と潜っていく行動がカイツブリのもの
です。小型のカイツブリで、頭から背中、尾までが黒い色合いです。お腹は白色で、灰色
の海に溶け込みそうな配色です。


(左がミミカイツブリ。頭から頸にかけての白と黒がすっきり。右がハジロカイツブリ)

2羽がとても似ていたので、その時点で同じ種類と思いこんでしまいました。オスだと思っ
た個体を双眼鏡でのぞくと、頭から頸にかけて伸びていく黒い模様が真直ぐで、下側の
白と対照がはっきりしています。

これはミミカイツブリの羽色の特徴です。ミミカイツブリだ、と喜んで写真を撮っているうち
に、もう1羽の色合いが微妙に違ってることに気づきました。

眼の後方に白い色が反り込みを入れたみたいに上がってきています。それに背中の黒
がやや薄い。後ろから見ると背中から頭にあがっている黒の模様が片方が太く、片方は
細い。しかも、頭の黒い模様がはっきりと違います。


(左がミミカイツブリ。右がハジロカイツブリ。頭の黒い模様の違いに注目)

オスだと思いこんだのがミミカイツブリで、後ろ頭に反り込みが入っているように見えたの
ハジロカイツブリでした。

似た者同士が集まることは鳥の仲間では多いみたいです。脳天気な私にはこういうやや
こしいトリは苦手です。根気が足らんというか、根性がないか、情けない。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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