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★ 凍れにも負けず フッキソウ ★

2012年12月13日

大雨が降った後、寒さがリセットされてきました。朝方の最低気温がマイナス5℃から8℃を
維持しています。地面がじわじわと凍っていくのが分かります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ■  凍れにも負けず フッキソウ  ■


積もった雪が強力な低気圧のせいですっかり融かされ、また林床の植物が顔を出しました。
その中で目立つのが、緑の葉っぱを付けてしおれ気味な草?です。

霜が降りた朝、陽に当たると緑の葉が輝きます。何とも旺盛な生命力を感じさせます。

霜にも負けず、凍れにも負けず、冬の寒さにも負けず・・・ 。見ているとそんな言葉が
浮かびます。

フッキソウです。富める貴き草と書いて富貴草。


とても縁起の良い名前が付けられました。吉日草、吉事草、吉祥草などの別な呼び名も
あります。どれも慶賀ないいつけ方です。

草となっていますが、実はツゲ科の常緑小低木です。日本全国で見られますが、厳しい
寒さにも耐える能力を持ち、根室地方みたいなマイナス20℃以下になる場所でも、常に
緑の葉を絶やすことはありません。

シャクナゲの葉のように寒くなると葉を丸め、下向きに垂れ、茎は地面に伏すようにして
越冬します。雪が降り積もっても、その重さに耐えるように工夫して来た進化が見えます。

そんな強靭さと地面を這うように延びる茎から、どんどん株が増えていく様子が「富」に
なぞえられたようです。

そして秋になると熟す、真珠のような白い実には、森の宝石とのイメージから「貴」の字が
あてられたのでしょう。
  
フッキソウという名の縁起の良さは、まさに「繁栄」のシンボルを謳ったものなのです。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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