« ★ オオハクチョウ入門 ★ | メイン | ★ 凍れにも負けず フッキソウ ★ »

★ 今年最後のシギ ★

2012年12月12日

四季の浜辺を歩くことをライフワークにして、早くも10年。ただただ修行のためと始めた
砂浜歩きが、いつの間にか野鳥をはじめとする生物との出会いに目覚めさせてくれました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

*************************************


                    ■  今年最後のシギ  ■


石と砂が運ばれてできた野付半島の外側の砂浜は、一見無味乾燥な自然に見えました。
しかし、歩いてみると大きな石が打ち上げられた場所、小石ばかりのとこ、細かい砂浜と
かなり変化に富んでいることが分かりました。

さらに季節によって海の魚を餌にするカモメたち以外にシギやチドリが立ち寄って行くこと
に気づきました。

シギやチドリは外観が地味で、しかも日頃身近で見ることがないので、識別をすることが
きちんとできませんでした。ただ、大きさがいろいろ違い、嘴が短かったり、長かったり、
真直ぐなのや曲がったのや変化に富んでいます。足の長さだっていろいろ。

識別図鑑片手に見やすいシギから覚えて行きました。一番最初に覚えたのがハマシギで
した。春と秋に群れでやってきて目立っていました。春はまだ氷が残るころにやってきて
5月まで次々に群れが北上してきます。秋はほとんどのシギやチドリが南に渡っていった
あとに姿を見せます。

寂しくなった12月の浜辺で静かに翼を休めているハマシギを見つけると今年も終わりだな
としみじみ思います。ツグミほどの大きさの鳥ですが、飛び立って翼を広げるととても大きく
見えてしまいます。春の元気さはほとんどなく、こっそと渡っていく感じです。

21世紀に入って急激に減ってきているハマシギ。20年ほど前に見られていた1000羽以
上を超える群れの数がほとんど見れなくなっているのはとても悲しい。

先週出会った2羽のハマシギが今年の見納めかもしれません。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/19667

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

ブログ内検索

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー

コメント

トラックバック