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★ リス君への贈り物 ★

2012年12月07日

わが家にやってくるエゾリスさんに差し入れがありました。なんと栗の実がナイロン袋に
一杯入っていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■  リス君への贈り物  ■


11月のある日曜日の朝、病院の玄関のドアの前にナイロン袋が一つ置いてありました。
また誰かが子猫を置き去りにしていったのかと、一瞬思いました。

でも、すぐにそれは杞憂に終わりました。袋には1枚のカードが結び付けられていました。

リス君へ  庭でとれた栗です。 林でんで より


手にしてみると親指大の栗が両手のひらにいっぱいほど入っていました。どれも艶々として
美味そうな栗です。

クルミは森や庭でたくさん実りますが、栗となるとめったに見ることはありません。ブナ科
クリ属の栗は分布的には根室地方では生育していないはずです。

文献では北海道の西南部から本州、四国、九州に分布する木です。暖帯から温帯を好む
木で、寒冷地の根室では育たないとずーっと思っていました。

常識なんであてになりません。分布を気にせず植えて育てる人がいるものです。最近では
自分のお庭で栽培している方が増えて、しかも立派な実を収穫されているのです。


林でんで君はわが病院の患者さん。お父さんと窓辺にやってくるリスを見ながら、「この辺
でも栗が成るんですね」と会話が弾んだこと思い出しました。

林さんはそれを覚えておられて、自宅の庭で実った栗をそっと置いて行かれたのです。
カードを見て、涙がほろっ。

林さん。ありがとうございました。何よりも嬉しい。ヒマワリの種はその場で食べるリスくん
が1個づつ口にくわえて、どこかに消えていきます。大切な冬の食料として貯め込んで
いるような気配です。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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