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★ コマイを狙うゴマフアザラシ ★

2012年12月05日

魚のコマイが岸辺に寄ってきだしました。根室海峡に面する各港ではコマイを狙いに来た
太公望が釣果を争っています。引きのいいコマイ釣りは寒くても魅力のあるものなのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                 ■  コマイを狙うゴマフアザラシ  ■

野付湾にはゴマフアザラシが1年中住み着いています。

ゴマフアザラシと言えば日本の水族館や動物園でアザラシの仲間では一番多く飼育されて
いるアザラシです。子供たちにはもっとも馴染みのアザラシだと思えます

北海道近海やオホーツク海、ベーリング海などに生息していて、推定40万頭。オホーツク海
には20万頭が住んでいます。冬から春の時期は流氷とともに移動し、氷上生活をする回遊
アザラシです。

ほとんどのゴマフアザラシが回遊性のグループなのですが、野付湾にいるゴマフアザラシは
数少ない定住グループです。

野付湾は大食漢のゴマフアザラシが暮らせる食べ物が豊富な場所だということなのです。

コマイは11月から1月にかけて彼らを支える重要な食べ物です。野付半島周辺は日本国内
最大のコマイの産卵場所で、この時期にはオオワシやオジロワシ、カモメの仲間が大挙集ま
ってきます。

普段は湾内にいることが多いゴマフアザラシですが、11月に入った頃から外海で見かける
ことが多くなります。産卵で寄ってくるコマイを食べにやってくるからです。

当然、釣り人も多くなります。人によっては10本以上の竿を仕掛けて楽しんでいる人もいま
す。


コマイを捕りににやってくるゴマフアザラシが、釣り人の様子をうかがいに時々海面に顔を
出します。一緒についてきている子供たちがキャーキャと歓声を上げる時です。

愛想のいい「海坊主」は釣り人の人気者。彼らが出てくれると近くにコマイが来てると釣り人
はとても喜びます。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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