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★ ぬれがらす 濡れ烏 ★

2012年09月11日

毎日サンマをいただいています。刺身に焼きサンマ、漬けサンマ。根室港にあがった
新鮮なサンマをクライアントさんが持ってきてくださるのです。最近脂が乗ってきて益々
旨味が増してきました。焼きサンマが好きで、お腹を開かないで焼いてもらっています。
内臓には海のミネラルがいっぱい入っていて、体に最高です。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ■  ぬれがらす 濡れ烏  ■

カラスが「野付風蓮道立自然公園」の看板の上に止まって羽のお手入れをしていました。
近くの川で行水をして、そのあと羽一枚一枚を大きくて太い嘴を使って汚れやフケ、水分
を丁寧に取っています。


いわゆる「甲羅干し」的な自分の体を守る大切なお手入れです。下着にあたる綿羽毛
をふっくらさせ、保温を高めます。羽の軸についている羽ダニを捕り、たくさん増えない
ように予防しています。うろこ状の外側の羽には、皮脂腺から油をとって塗っています。
雨をはじいて濡れないように心がけています。


仕上がってくると黒い色がより黒く輝き出します。光の強さ、当たってくる角度により羽
から反射してくる光に色がついてきます。あるときは紫色であったり、赤っぽかったり、
青っぽかったり、時には虹色に光ったりします。

このカラスの絶妙な羽色をカメラに収めるのが私の最近の趣味です。カラスが多いせ
いもあって、近寄ってくるカラスには必ずカメラを向けます。撮っているうちにカラスの
色合いを出すのはとても難しいことに気づきました。

反射してくる微妙な色合いがなかなか出てこないのです。あらゆる色を吸収していしま
う黒色。油でコーティングした表面から吸収されないで反射される色を運よく捉える瞬間。
これが出来たら万歳すると思います。

こういう色っぽい黒光りのカラスを「濡れ烏」というそうです。実は女性の髪の色彩を
形容する言葉でもあるのです。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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