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★ 海バトではないヤマバト ★

2012年07月18日

月曜日に武佐岳に登ってきました。夜中からずーと海霧がひどく朝6時になっても
霧はとれませんでした。が、オホーツク海側が晴れていたので出発しました。予感は
的中。登山口あたりから霧が消えて、山頂に登ったら下は素晴らしい雲海が広がって
いました。知床の山並みで天候がこんなにちがうのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■  海バトではないヤマバト  ■


 
野付半島の砂浜にはヤマバトが住み着いています。ヤマバトはキジバトの別名。かって
は山地に棲み、めったに人里には姿を見せませんでした。


それには理由があって、銃でよく捕られていたせいでした。1960年代に都市部や人里
での銃猟が規制されたのをきっかけに、あまり人を恐れなくなりました。

1970年代に都市の中の公園の森や街路樹などで営巣をはじめるようになって、全国で
見られるようになりました。

札幌のような街に住む皆さんにはごく普通に見られるキジバトですが、根室地方では昔
のままの森の中のハトです。中標津の街中ではまず見ることはありません。

街のまわりにある森にはごく普通に住んではいますが、街中に出てくることはありません。

しかもこの地方のキジバトは夏鳥です。4月に渡ってきて、9月には姿を見かけ無くなりま
す。典型的な渡り鳥になっている種です。

天候の厳しい野付半島に姿を見せるのは5月です。ドバトよりも遅く姿をみせるハトです。
砂浜に落ちている草の種子をコツコツ探して生活しています。


海辺で見るキジバトは、大阪や京都で見ていたキジバトに比べると羽につやがあって、胸
からお腹にかけての赤みを帯びた灰色がとても上品に見えます。

翼の羽の彩が一見、鱗を張り付けた幾何学模様です。じっくり見ると良くできています。
首筋の青味を帯びた横縞もなかなかおしゃれ色で、この鳥の魅力の一つです。

海とキジバトがとてもよく似合います。

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コメント

武佐岳登ってよかったですね。お疲れさんでした。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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