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★ 蛇もどきアリスイ ★

2012年07月10日

7月に入って道東は各地でイベントが花盛りです。中標津近辺でも8日だけで「なかしべつ
330°開陽台マラソン」、「新・ご当地グルメグランプリ北海道2012in別海」、「エゾカンゾウ
祭り」と魅力的な行事がありました。私は毎週「野付半島祭り」に行きますが。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  蛇もどきアリスイ  ■

世の中にはけったいな鳥がいるものでございます。ごわごわとした木肌に似た背中の
模様、、小さくてあるかないかわからない目、嘴の中からするすると伸びてくるピンクの
長い舌、シューシューと威嚇する声。から想像できる生き物と言えば。・・・そう蛇です。

アリスイは蛇にとても似ています。進化の途中で置き忘れられてしまった鳥みたいです。

これがキツツキの仲間とくれば、驚き桃の木山椒の木くらいの変な鳥です。


国内で見ることができるキツツキの仲間は木の幹に取りついて餌をあさりますが、この
アリスイだけは木だけではなく、地上におりて地面や地中の餌を捕ります。

地面におりているときに見せる周囲への警戒する姿勢が、蛇が頭を上げているときの
雰囲気に似ているように見えるのは私だけでしょうか。

名前の通りアリが大好きで、朽ちた木の中や地面の中にいるアリを見つけては、嘴の
長さの5倍ほどはあろうピンクの長い舌を挿しこんで食べます。舌の粘着を使って引っ
付けて出してきます。

親アリばかりではなく卵や蛹も引き出してきます。ぺろぺろ長い舌を出してアリを食う
南米のアリクイを彷彿させます。その早いこと早いこと。

野付半島には川べりの林の近くでよく出てきますが、草の中にすぐ入ってしまうので、
じっくり見れるのは道路のそばで見つけたアリスイを車の中から眺めるときです。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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