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★ あまどころ ★

2012年06月30日

緑の花が好きで、見つけるたびに写真に収めています。花の色はさまざまでじっくり
見つめるととことんはまってしまいます。

好き嫌いはありません。どの色も魅力があってその時々で楽しみます。でも根室に
来て林や草原の中で目立たず咲いていく緑を帯びた花に興味を持ちました。

もともと植物には興味が向かなかったのですが、京都にいた頃に今の三重県立
博物館の館長をしている布谷知夫さんと京都の山々を歩き回っているときに教わっ
てから気にかけるようになりました。

それと生け花をやるようになって野の花を生けだしてからです。

緑を帯びた花は今が旬です。中でもアマドコロの仲間がひっそりと森の中で咲いて
います。アマドコロの仲間は日本各地に自生するユリ科の植物です。

花は鐘形をしていて下向きに咲きます。色は白く、先の方が緑色を帯びています。
下向きの花をたくさん咲かせる工夫をしていて、茎を斜めに曲げて吊り下げ、互いに
重なり合わないようにしています。


(茎の断面が角ばっているアマドコロ)

ですから花に興味がないときにはほとんど気づくことはありませんでした。でも生け花
にしてみると粋なんです。

わが家の周りで見つかるアマドコロの仲間は二(三?)種類あります。アマドコロと
ヒメイズイ。ナルコユリかなと思えるもの?花だけ見るとみな同じに見えてしまいます。

よく似ているアマドコロとナルコユリの区別は茎の断面。角ドコロと丸コユリと覚えると
いいそうです。茎の断面が角ばっているとアマドコロ、丸ければナルコユリ。


(ナルコユリと思える茎の丸いもの)

もう一つはヒメイズイ。イズイはアマドコロの仲間の総称、ヒメは小さい。したがって
小さなアマドコロという意味。高さが10㎝に満たなくても花を付けます。5-6枚しか
ない葉の間に済まなさそうに数個だけ花をつける様子はとてもかわいらしい。

ヒメイズイの茎は直立しています。野付半島のような開けた環境に出てくることが
多い種類です。風の影響を軽減するためにも茎を寝かせたほうがいいと思うのに
不思議な奴です。


目立たないアマドコロ仲間ですが、調べてみるとけっこう楽しいものになりました。

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白洲正子に愛された若い華道家(男性 名前度忘れ)が好みそうな花です。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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