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★ あまどころ ★

2012年06月30日

緑の花が好きで、見つけるたびに写真に収めています。花の色はさまざまでじっくり
見つめるととことんはまってしまいます。

好き嫌いはありません。どの色も魅力があってその時々で楽しみます。でも根室に
来て林や草原の中で目立たず咲いていく緑を帯びた花に興味を持ちました。

もともと植物には興味が向かなかったのですが、京都にいた頃に今の三重県立
博物館の館長をしている布谷知夫さんと京都の山々を歩き回っているときに教わっ
てから気にかけるようになりました。

それと生け花をやるようになって野の花を生けだしてからです。

緑を帯びた花は今が旬です。中でもアマドコロの仲間がひっそりと森の中で咲いて
います。アマドコロの仲間は日本各地に自生するユリ科の植物です。

花は鐘形をしていて下向きに咲きます。色は白く、先の方が緑色を帯びています。
下向きの花をたくさん咲かせる工夫をしていて、茎を斜めに曲げて吊り下げ、互いに
重なり合わないようにしています。


(茎の断面が角ばっているアマドコロ)

ですから花に興味がないときにはほとんど気づくことはありませんでした。でも生け花
にしてみると粋なんです。

わが家の周りで見つかるアマドコロの仲間は二(三?)種類あります。アマドコロと
ヒメイズイ。ナルコユリかなと思えるもの?花だけ見るとみな同じに見えてしまいます。

よく似ているアマドコロとナルコユリの区別は茎の断面。角ドコロと丸コユリと覚えると
いいそうです。茎の断面が角ばっているとアマドコロ、丸ければナルコユリ。


(ナルコユリと思える茎の丸いもの)

もう一つはヒメイズイ。イズイはアマドコロの仲間の総称、ヒメは小さい。したがって
小さなアマドコロという意味。高さが10㎝に満たなくても花を付けます。5-6枚しか
ない葉の間に済まなさそうに数個だけ花をつける様子はとてもかわいらしい。

ヒメイズイの茎は直立しています。野付半島のような開けた環境に出てくることが
多い種類です。風の影響を軽減するためにも茎を寝かせたほうがいいと思うのに
不思議な奴です。


目立たないアマドコロ仲間ですが、調べてみるとけっこう楽しいものになりました。

★ コルリ・青い鳥小鳥 ★

2012年06月29日

なんと心地よい。今日は20℃を超えました。じめじめしていた地面がさらりとしました。
昨日は2度目の草刈りをしました。2度目となると草の伸びようとする活力が確実に
無くなります。3度目の草刈りは楽チンです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ■  コルリ・青い鳥小鳥  ■

わが家のまわりの森には青い鳥が2種類います。一つはオオルリ、もう一つはコルリ
という小鳥です。

2種類とも繁殖地がとてもよく重なります。日本や中国東北部からウスリー地方、朝鮮
半島で繁殖分布しています。棲んでいる環境も低山帯から亜高山帯にかけてのササ
などが生い茂る広葉樹林や混交林です。

名前に付いたルリは背中の羽毛の色が瑠璃色をしているからです。太陽の光のもとで
鮮やかな瑠璃色に輝きます。

外観もよく似ているので同じ仲間かと思われますが、オオルリはヒタキの仲間で、
コルリはツグミの仲間です。

5月に渡って来た頃は、2種とも高い枝先に止まってよく囀りますが、しばらくすると
コルリの方だけが目立つようになります。これは数が多いのと鳴き声が林の中で
よく響くからです。


チッチッ・ヒンカラカラララララ・・・・・・・。切れの良い響き渡る声です。同じ仲間のコマドリ
の囀りに似ています。迫力は日本三鳴鳥であるコマドリの方がありますが、コルリも
なかなかです。

木の芽が開くころまでは枝先に止まっている姿を見つけることができますが、葉が開
いてしまうと鳴いていても見つけるのが難しくなります。


地面に降りて餌を探しているときに出会えることがありますが、鬱蒼とした林の中では
根性で見つけないと会えません。

★ 静かな夕暮れ ★

2012年06月28日

夕方、川べりにたたずむのが好きです。私のお気に入りは野付半島に流れ込む
茶志骨川の河口です。

ここで夕方に腰を下ろして、湿原の中で繁殖しているカモたちが一服しに来るのを待つ
のです。

やってくるカモたちはその日の労を癒すように岸辺に上がり、のんびりとしたひと時を
過ごします。時間がとてもゆっくりと流れているひとときです。


河口から上流を眺めると、その向こうに裏斜里岳がくっきり見えることがあります。
夕映えに染まった空気の中で濃淡のくっきりした山並みが実に美しい。


斜里側から見る独立峰の斜里岳も美しいが、険しい山並みの斜里岳が私にはとても
魅力的に感じます。

ボーとしていると湾内で魚をいっぱい食べていたアオサギがゆっくりとねぐらに帰って
いきます。


★ コゴミからクサソテツへ ★

2012年06月27日

昨日今日と快晴でした。嬉しい。でも気温は10℃前後。なかなか上がりません。
日射しが森に入ると森の中の気温はしっかり上がります。温室ですね。これまで
全く鳴かなかったエゾハルゼミが朝から鳴き出しました。しかも蝉しぐれです。
今年初めてです。少しだけ夏っぽさが出てきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■  コゴミからクサソテツへ  ■

寒いと言えども夏至を過ぎれば植物だっておちおちできません。寒さで枯れそうになった
クルミの新芽が何とか息づいてきました。ここにきて元気そうなのがコゴミが大きくなった
クサソテツです。

葉っぱをのびのびと広げて美しさを際立たせています。太陽に透かすと緑色が鮮やか
に輝き、左右対称に広がった形にほれぼれさせられます。


下に行くほどに末広がりで見ようでは縁起がいい植物です。枯れなければしめ飾りに
使えます。

5月20日ごろにゼンマイのように丸まって出てきた新芽は1日で10㎝、20㎝と茎を
伸ばしてしまいます。この巻いた姿が前かがみに「こごんだ」ように見えることから
「こごみ」と呼ばれます。


コゴミは茹でても癖がなく、さっぱりとしているので私は大好きです。たくさん食べたいと
思いませんが、丸まった先の部分を一株分くらい採って帰れば朝の食卓で楽しめます。

女房が沸騰した湯の中にさっとくぐらせて、ゴママヨネーズ和えにしてくれます。苦味が
無く爽やかに食べれるのがいいです。

コゴミは1か所から10本くらいの株が出て来ます。朝立ちではなく株立ちというそうです。
1株出てくると周りに次々と出てくるので、いつの間にかコゴミ畑からクサソテツの森に
変わってしまいます。


しかも場所が変わると日がずれるように出てくるので、2週間近くコゴミ料理を楽しめ
ます。終わると美しい葉っぱの時期になるので目で楽しみます。

我が家の庭にもたくさん出てきますが、草を刈るときは観賞用に必ず残します。

クサソテツやウバユリはあまり手を入れない庭では、古代に帰ったような存在感を示し
てくれます。


★ 綿帽子の季節 ★

2012年06月26日

久々の快晴。お日様はすべての物を美しくしてくれます。新緑がこんなに美しきものか。
20日近く太陽が出ないと、太陽のありがたさが実感できます。農家の人は牧草に栄養
が溜まると喜びひとしおです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                    ■  綿帽子の季節  ■

6月の後半は綿帽子の季節です。フキノトウに始まってタンポポと来て、〆はワタスゲ
になります。

フキノトウの花は淡い緑色の目立たないものでした。タンポポは黄色でよく目立ちます。
ワタスゲはイネの花みたいに小さなくすんだ黄色です。ですから前の年にある場所を
確かめておかないと見過ごしてしまうのです。

今、最も目立つ綿帽子はタンポポ。根室地域は牧草地にびっちり張りつめたようにタン
ポポの花が咲きますから、そのあとは白いベールを被せたように変化します。

牧草地一面に白い綿帽子が並ぶとき、朝陽に輝いて光る白さが谷合に発生する雲み
たいで、本当に美しい。私の大好きな瞬間です。


ただ、フキノトウとタンポポの綿帽子は風が吹くとすぐに飛ばされるはかなさが漂います。
せっかく作った作品が触れるだけで一瞬にして壊れてしまうはかなさです。

その点ワタスゲの綿帽子はしぶとい。強い風が吹こうと激しい雨にあたろうとも種が
熟成するまでは絶対飛ばないぞという意思を持っていそうです。

そのワタスゲの花を今年は見たくて心の準備をしていたのですが、読みが当たらなくて
すでに花の時期が終わりかけていました。花が終わり毛槍の毛を付ける前のような
状態になっていました。


そのあとずーと雨模様だったので3週間ばかりおいて、ワタスゲの様子を見に行って
きました。湿原が白くなっている時季のはずでした。が、綿帽子は雨に打たれて縮こ
まりしょぼくれていました。


寒さと海霧で種が熟成せず、綿毛も膨らまずにいたようです。今年のワタスゲの美しさ
はこれからの天候にかかっています。


風になびくふわふわの綿帽子の湿原が7月の初めには見られるといいな。

★ 赤ちゃん声のアオバト ★

2012年06月24日

小太郎が最近外に出るとせがまなくなりました。10歳を過ぎると猫もあまり外の変化
に富んだ環境を好まなくなるのでしょうか。ハッチという雄猫は死ぬまでヤチネズミを
捕ってきていたから一概には言えませんが、おっとりと暮らす生活を好む猫はこちらも
おっとり気分にさせてくれます。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■  赤ちゃん声のアオバト  ■

アオバトは神秘のハトです。なかなかその姿をじっくり見ることができません。人の
気配を感じるとばさばさと力強い翼を合わせる音だけを残して飛び去ってしまうからで
す。



5月の中頃からミズナラやハルニレの大木がある林の中から「アーウー、アーウー」と
いう抑揚のある声が湧いてきます。物憂げな透き通る声で発声練習をしているみたい
に繰り返します。

深い森に棲むハトというイメージを持ってきていました。初めてアオバトの声を聞いた
ときは鵺(ぬえ=トラツグミ)の声とどこか似た妖怪を思わせる声だと思いました。

近場で鳴いているのだけど、正確に位置を特定できない声質なのです。ぼやける声。
ある人は遠くで赤ちゃんが泣いているように聞こえると教えてくれました。これって、
やっぱ妖怪と思いました。

毎日タワラマップの森を散歩しているうちに、我が家のまわりにけっこうたくさんの
アオバトが来ているのに気づきました。

芽吹きから新緑に変わってくる今頃は、ハルニレやミズナラの木の上の方に止まって
何かを食べています。アオバトの主食は木や草の実です。果実がなってくると果実を
食べます。


これからエゾヤマザクラの小さなサクランボがなってくると、桜の木にやってきます。
我が家には10本以上の桜の木があるので、10年ほど前にもしかすると我が家にも
来ているかもしれないと注意していました。

葉桜になって近くでも見通しがきかないので、早朝起きたときにできるだけ桜の木を
気にかけて見ました。そして、とうとう見つけたのです。ひっそりと気配を消すように
来ていました。

じっくり見ると喉から胸にかけての緑色がとても輝いて美しく見えました。背中や翼の
色が紫色を帯びた緑色で、木陰に入ってしまうと周りに溶け込む完全な保護色に
なっていました。

いくら探しても見つからないはずです。これから桜の実がなる季節。アオバトに出会
える機会が一番多い時季です。

★ 今どきのエゾリス ★

2012年06月21日

寒い。今日の最高気温は9℃でした。明日は1年で昼の長さが一番長い夏至の日です
よ。お昼の太陽の高さも一番高いというのに、明日の気温予想では最高気温は10℃
です。そろそろ太陽さん本気を出せよと言いたい。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ■  今どきのエゾリス  ■

エゾリスの定住者が多くなったのか、我が家の庭に立ち寄っていくリスが増えているな
と実感します。それにはわけがあります。


我が女房は人以外の動物に弱いのです。餌台に乗せる食料を止められないのです。
森にたくさん食べ物が見つけられるから明日から止めると決心するのですが、翌日
誰彼と姿を見せて、流し目を送られると固く決めた決心がすぐにとろけてしまうらしい。

ヒマワリの種の殻だけ残ったお皿を見て、悲しそうな眼をしていると感じると途端に
「しかたがないな。今日だけだぞ」となって餌台に走ってしまう。

おかげで、「夏場は餌台には野生動物や鳥は来ない」という私の説は簡単に打ちの
めされてしまいました。

まあ、一杯飲み屋みたいに気楽にやってきます。若きも老人も遠慮なんかせず、つぎ
から次に顔を見せます。

ときどき鉢合せをする時があります。見ていると個々には順位があって、強い弱いで
緊張の度合いが違います。強いやつが来ると素早く近くの木に飛びついて、木陰から
相手の様子をうかがい、全身に緊張がみなぎります。


ときには駆け上がって木から木に飛び移って安全なところに移動してしまいます。そこ
でじっと動かず、相手が消えるまで待つのです。


いなくなると尾をシャッキ、シャッキと俊敏に振り、木から下りてきます。頭を下にして
木肌を垂直に降りてきます。ヤモリのごときキリスです。


地面は危険きわまりないところ。草むらを素早く走りぬけ、ときに止まってはまわりの
様子をうかがい、また進む。見ているだけで飽きないものです。

餌場食堂は夏季も開店することに決まりました。

★ 茶色のツツドリ ★

2012年06月20日

この1週間ばかりで木々の葉や地面の草が驚くばかりのスピードで成長しました。
川べりの散歩道の草が50センチ以上になって、雨の日はズボンが水滴でびちょ
びちょになります。道の幅だけでも草刈りをしないといけません。少なくとも1キロは
あります。しんどー。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                    ■  茶色のツツドリ  ■


ツツドリが窓ガラスにぶつかって脳震盪を起こし、わが動物病院に運び込まれてき
ました。頭部を後方に反らし、左右に小刻み震わせています。

口からは胃液を吐き出して、周りの羽毛が濡れていました。足はマヒ状態で後方に
伸びきっています。回復するかどうかきわめて危険な状態に思えました。


救急の処置を施し、発泡スチールの保温箱に収容して安静にしておきました。
6時間後、足は動かすことができて、左右に振れていた眼球がしっかり睨めるように
回復してきていました。ラッキー。

頭から背にかけて茶色に黒の横縞がある赤色タイプのカッコウかツツドリの雌です。
腹の横縞を見ると濃くてしっかりした太さがあります。図鑑で調べると、カッコウでは
なくツツドリでした。


まん丸い眼のまわりの黄色い縁取りのリングが印象的です。じっと睨む目は威圧的で
怖い感じです。どこかタカの眼に似ています。

英国の鳥類研究家によると、カッコウやツツドリの飛ぶ姿とお腹の縞模様が小型の
猛禽類のチョウゲンポウに極めてよく似ていると指摘しています。

他の鳥の巣に卵を産み付け、子育てさせる習性をもつので、托卵する相手をこの姿で
威嚇し、警戒させておいて易々と卵を産み付けるのに役立てている感じです。

ツツドリを手元で見る機会はめったにないので、この日はじっくり観察しました。普段は
頭部や背中、胸は青灰色のツツドリが多いので赤色タイプの雌は珍しい。

眼はくりくりとかわいいし、足も小さく、つめは小鳥のようで、少しも怖い感じはありま
せん。見れば見るほど親近感を覚えそうな鳥です。

尾羽は5本ほど折れたはいましたが、裏のタワラマップの林で放してあげたら見事に
飛んで行きました。


★ かわいいカラス ★

2012年06月18日

我が家の林にやってくるハシボソガラスのヒナが巣立ちをしました。巣は私が毎日
散歩するタワラマップ川の林の中に作っていました。

5月の初めに木の枝をうまく組み上げて作った巣から黒い尾の先が見えていました。
私がそばを通ると、頭を上げて見下ろしていることがありました。

5月の下旬になって新芽が広がりだして、巣が見づらくなってしまったので、忘れて
しまってました。

6月8日の朝、散歩のときに2羽の子ガラスが木の枝に止まってくつろいでいるのに
気づきました。私を見ても警戒もせず、羽づくろいしています。まだ世の中を知らない
子どもそのものです。


カメラを向けてもいたってのんびりとした様子でした。葉が開いて木の外からは見に
くくなっているので、天敵のタカやフクロウから身を護れる環境が整ってきているから
でしょう。

しかし、3分もしないうちに親ガラスが気づいて警戒の声を上げだしました。ギャー
ギャーとかすれた声を連呼します。子ガラスがすぐに反応してそわそわしだしました。

みなさんもご存じのように、この時期の親ガラスの威嚇してくる声は甲高く、しつこく、
攻撃的です。子ガラスに近いほどそれは激しくなります。

童謡「七つの子」の歌詞を思い出しました。

       カラスなぜ鳴くの

       ・・・・・・・・・・・・・・

       かわい かわいと カラスは鳴くの
       
       かわい かわいと 鳴くんだよ

この詩はカラスが必死で子ガラスを守ろうとする親鳥の威嚇行動をカラスの側から
見た詩です。

まず、子ガラスを見たら近寄らない。これが鉄則です。

★ 木隠れのキバシリ ★

2012年06月17日

根室地方は今、運動会が真っ盛りです。牧草の刈り取り前、コンブ漁が始まる前に
やるのが習わしです。しかし、この時期は海霧が発生しやすいので、どうか海霧が
発生しないように祈らなければなりません。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                    ■  木隠れのキバシリ  ■


忍者のような小鳥がいます。体の羽色が木の肌の模様にそっくりのキバシリという
鳥です。


木の幹に止まって動きをぴたりと止めると、樹皮に溶け込んで相当な注意力を持って
観察しないと、見つけることができません。

嘴が細く、下向きに曲がっています。足の爪が長く、湾曲しています。これは日頃の
生活と密接に関わっています。


キバシリが食べる昆虫は樹木の皮の割れ目の中や裏側に潜んでいます。1本1本の
木を下から上に丁寧に探索し、樹皮に潜む昆虫の成虫や幼虫を見つけては食べます。

この時に細くて曲がった嘴がとても役に立つのです。小さな穴に嘴を刺しこんで、奥に
潜む幼虫をつまんで引き出すには、うってつけの道具になります。

湾曲した長い爪は樹肌に突き刺すアイゼンみたいな役割です。垂直の壁を上に行くと


次の木の下の方に飛び移って、また上の方に向かいます。選ぶ木は若い木より年を
重ねた太い木を選ぶようです。


このように木はエサの捕り方をいろいろと身につけた鳥たちによって守れているので
す。そういう鳥たちがたくさんいる森がいい森なのです。

ちょこまかと忙しく動き回るキバシリでした。

★ 初夏の乳は美味いぞー ★

2012年06月15日

なかしべつ牛乳が今最高に美味い。

牧草がすくすく伸びて、みずみずしく柔らかい、しかも大地の香りをたっぷり含んでいま
す。

放牧した牛たちがたっぷり食べて、それを消化吸収してお乳として出してくれるからです。


放牧される牛たちはウンコまみれではなく、毛つやがよく、肌がピーンと張りつめて
健康的です。好きな草を食べ、自由にあちこちを動き回り、しかも暖かいとくればスト
レスは溜まりません。

体調が良好で、運動が十分に足りれば、質のいい乳が出てくれるわけです。

★ フキノトウの落下傘 ★

2012年06月14日

今日も寒いでおます。どないなってんねん。頑張ってますねオホーツクの高気圧。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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               ■  フキノトウの落下傘  ■

フキの茎がおいしくなってきました。毎日2,3本を採って帰ります。その日の日本酒の
肴にしています。カツオとコブでとったお出汁に漬けておくと夕方にはしっかり浸み込
んで旨いですよ。

葉がおいしくなる頃に、フキノトウの花の茎がどんどん伸びて、花が種になります。


私はこの時のフキノトウが大好きです。遠くから見ると、白い花の集まりに見える
からです。タンポポのまん丸いポンポチがたくさんついた感じです。


綿毛がより白く見え、中心部の種が赤っぽく見えるので、近くで見ると鮮やかな彩に
見えます。


日を追って綿毛はふっくらしてきて、一つ一つの種が風に乗って飛んで行きます。
花の茎が60㎝ほどに高くなるので、遠くに飛んで行くチャンスに恵まれています。

種が飛んで行った茎は一抹の寂しさを残します。

★  焼酎一杯のセンダイムシクイ ★

2012年06月13日

昨夜、軒下の気温計を見たら3℃でした。おー寒いと唸って、満点の空の下で小便を
しました。さすがにエゾセンニュウの声も聞こえませんでした。今朝ラジオ体操の前の
ニュースで中標津町の最低気温がマイナス2℃を記録したと言っていました。そんなに
下がったんだ。星がきれいなわけだ。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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               ■  焼酎一杯のセンダイムシクイ  ■

朝から酔っ払っている鳥がいます。チョ・チョ・ビー、チョ・チョ・ビーと木の上の方で
キレのいいさえずりを繰り返します。センダイムシクイという手のひらに入るほどの
小さな鳥の声です。


チョ・チョ・ビーを「焼酎一杯ぐいー」に置き換えて、連呼するとこの小鳥のさえずりの
リズムにぴったりとはまってしまうから不思議です。

子どもたちに教えて、連呼してもらうとあまりにもはまるので、ケラケラ笑って調子づき
ます。一生忘れない鳥になってしまうはずです。

「聞きなし」といわれる鳥の声を言葉に変える遊びは昔からあって、山野で囀る鳥の
声を調子のいい言葉に変えて楽しむ遊びでした。

「焼酎一杯ぐいー」ほど息の吐き出し方から、口の動かし方、間の伸ばし方、調子まで
この鳥の囀りにはまる聞きなしはないと思います。他の鳥の聞きなしに比べても、最高
だと感じます。

芽吹き前に渡ってきて、囀りはじめますが、絶好調になるのは芽が3分くらいに開いて
からです。昆虫の幼虫が這い出してきて、葉の裏をうろつきだすのを狙って、活発に
樹冠の上の方で動き回りながら、しばし休憩しながら囀ります。(逆かも)

活発に動き回るので、行動のパターンを読むことが必要です。葉っぱの裏に回るので
葉隠の忍者とも言います。

★ シコタンタンポポってご存知? ★

2012年06月12日

この1週間海霧(じり)に覆われていました。地上を這ってくる霧なので太陽の光が
なかなか届きにくく、暗い感じの日々でした。光が届かないと気分まで灰色になって
しまいます。いやだいやだ。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(ひなたぼっこのラムちゃん)

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              ■  シコタンタンポポってご存知?  ■

タンポポの花のピークは先週の頭あたりでした。牧草地が一面タンポポの草原でした。
ここに咲いているタンポポはすべてセイヨウタンポポの花たちです。明治時代に入って
来た外来の花が根室の原野を席捲してしまいました。


根室地方には通称ネムロタンポポと呼ばれるシコタンタンポポしかありませんでした。
北方四島の色丹島の名前をもらったタンポポで、主に太平洋岸の道東地域で見られる
タンポポでした。

それがパイロットファーム事業による森林の開発と牧草地の拡大とともにセイヨウタン
ポポが入ってきて、いつの間にか絶滅危惧種になってしまいました。

セイヨウタンポポは寒さに強いし、花だって年に何回も咲いて種を風によってばら撒くし、
なかなかの猛者なわけで。花を年に一度しか咲かせないシコタンタンポポが生息地を
追われるのもわかります。

それでもシコタンタンポポは頑張って生息しています。海岸線でよく見られるようですが
中標津のような海岸から20キロ近く内陸にあるところでも咲いています。


(外そうほうが上向きのシコタンタンポッポ)

この2種の見分け方は意外と簡単。花の部分で区別できるのです

花と呼ばれている部分は、小さい花がいっぱい集まった頭花とがくからなります。

がくの部分は総苞(そうほう)と言って、つぼみを包んでいた葉っぱのことです。そのがく
どの向きについているかどうかで、シコタンとセイヨウの区別ができるのです。

上向きならばシコタンタンポポ。下向きならばセイヨウタンポポ。


(下向きのセイヨウタンポポ)

花もじっくり見ると、かなり違いますが、それは興味のある方だけの楽しみ。


(シコタンタンポポの花)

(セイヨウタンポポの花)

★ シカが泳いでいる! ★

2012年06月11日

夕暮れの河口。今は満潮に向かっていて川の上流に向かって水が流れていきます。

その流れに乗って小魚が上流に移動して行くのか、水面で跳ねます。それをめあてに
アオサギが両岸に集まってきています。

しばらくアオサギたちを見ていたら、湿原から1頭の雄シカが現れました。頭に角が
なく、一見雌シカに見えました。しかし、体つきはがっちりして威風堂々としています。

そのオスが躊躇することなく深くなってきている川の中に入って、泳ぎだしました。
首だけ出して、すーと対岸に向かいます。


何とも早いです。やがて足が着いたのか、だんだんと体が出てきました。
水がお腹の毛から流れ落ちています。前足をしっかりあげて水切りをしているようで
した。

段差のある湿地に駆け上がって、胸を張って歩き去りました。

何とも威厳に満ちた姿でした。

★ ワラビを少し ★

2012年06月09日

久々に野付半島の森に入りました。そこはもう異次元の世界です。海抜0メートルとは
とても思えない木々が生えた森です。

トドマツをはじめダケカンバ、ミズナラ、カツラなどが混じる極相林のような雰囲気を
漂わせ、目隠しをした人を連れてきてこの森を見せれば、山深い森だと勘違いして
しまうでしょう。

かってついていた踏み分け道も植物に覆われて、かろうじて分かるくらいです。年を
とって枯れた木がところどころに倒れています。

年老いた森だなと思わせるのは、林床に若い木があまり多く見られないことです。
クマザサや他の草が多く生えているので太陽の陽がけっこう林床にも届いているよう
です。

のんびりと歩いていくと、アイヌネギが葉っぱをしっかり開いてたくさん生えているとこ
ろに遭遇しました。来年はここで採れそうです。


シダの葉が枯れたところに目を向けるとありました。猫の尻尾がにょきにょきと地面
から突き立っていました。ワラビの芽です。


根室地方は今頃にワラビが顔を出してきます。出てくるとすぐに葉っぱを開き始める
ので見つけたときが旬です。つい欲が出て、採って帰ることにしました。

探し出すとそこかしこに顔を出しています。根っこから少し上のあたりで茎を折ると、
綺麗に折れるところから上が食べごろです。

わずか15分で採ったのが、これです。我が家の1年分には十分です。欲張らないで
食べれる分だけをとって帰る。そうしないとわが嫁に怒られてしまいます。


足るを知る。これをしないと次に採って帰れません。植物も魚も。

★ マガモのオスは大変だ ★

2012年06月08日

我が家の水槽に苔が生えて中のグッピーが全く見えなくなりました。苔を食べてくれる
ナマズの仲間のプレコが死んでしまったからです。苔が生えづらくする薬をいれたの
ですが、効果なし。水槽を洗ったら、水草のアマゾンソードが元気がありませんでした。
苔に効かなくて、水草に影響がありました。アホでした。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                 ■  マガモのオスは大変だ  ■

朝の散歩中、私の前に上空から5羽のマガモが降ってきた。どさどさとわずか10m先
に全く無警戒に降り立ちました。

3羽がタンポポの草むら。2羽がタワラマップ川の細い水面に。川に着水した方にメス
のマガモがいました。あとの4羽はオスです。


どうも現れた独身のメスに独り者のオスたちが猛烈にアタックしている様子です。

6月の今時分は夫婦になって卵を産んでいるのが普通です。メスの尻を追っかけている
のはメスの身辺に事件があったのです。

たとえば、卵を温めているときにカラスやキツネに見つかって巣を見捨ててしまった
可能性があります。それとも今まで夫婦していたオスが事故でいなくなってしまったとか。

マガモは抱卵をメスだけでしますから、交尾を済ませるとオスは御用済みになります。
メスが独身になればいつでも新しきオスが集まってくるのです。


(メスを追いかけて、飛んで行くオス)

こんな時のオスはなりふり構わず、メスにむかうのです。メスからすれば選び放題な
わけです。

★ スズメ ★

2012年06月07日

過ごしやすくなりました。朝起きて見る温度計が10℃くらいになりました。地面の温度
が高くなってきているのか、タンポポの茎が長く伸びています。他の草に負けないよう
にがんばっています。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                      ■  スズメ  ■


スズメが元気です。冬にはほとんど姿を見せなかったのに、活発に食べ物あさりを
しています。

根室地方にはスズメはあまり多くいません。建物が高質の断熱仕上げになっている
せいか、建物にスズメが入り込んで巣を造る隙間が全くないのです。

作るのは粗末な作りの倉庫や物入れ小屋、農家の古い牛舎などです。スズメにとっ
ては住宅難の地域です。

道路標識の支柱の管の中に作っているものさえいます。彼らなりに工夫をして巣場所
を探しているのです。

散歩の途中で会うスズメは道端でよく虫を探して捕っています。日に当たるアスファル
トの上は暖かくて、体温調節のできない虫達には魅力的な環境になります。


路肩の草むらからのこのこ出てくる虫を狙って、スズメは愉しそうに動き回ります。私が
後ろまで来ているのに全く気づかずにいることもよくあります。

素早く歩き寄ってがっちり捕まえたり、草むらの中を背伸びして覗き込んだり、その挙動
がなかなかユーモラスであります。


これからヒナが出始めると、忙しくて警戒が強くなって、こんなに悠長な動きは見られ
なくなってしまいます。

★ トウネン ★

2012年06月06日

ワラビがにょきにょき出てきています。ミズナラ林の日当たりのよい場所にはまとめて
10本20本と簡単に採れてしまいます。我が家で食べる分は30分もあれば十分でした。
茹でてあくを抜いて、水にさらして、がっちり塩漬けすれば保存完了。でも今は、毎日
少しづつ採ってきては朝のおかずにしています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ■  トウネン  ■

トウネンなんて新聞紙面で見ることはほとんどありません。珍しくもないごくごく普通の
シギなのです。なのに普通の人には耳慣れない名前のシギです。知ってました。


かっては(40年以上前)数万という群れで春や秋に東京湾や諫早の干潟を飛び回って
いた見慣れたシギでした。

頭から尾の先までの全長がスズメくらいのシギですが、翼を開くと30センチの物差しと
ほぼ同じくらいの長さになります。翼をたたんで地面に立っているとスズメですが、飛び
立つとヒヨドリくらいに見えてしまいます。


「チリッ」とか細い声で鳴いて飛び立つと、素早い飛行に変わり高速で飛び去ってしまい
ます。こんなに小さいのにオーストラリアや東南アジアあたりから北極まで旅をします。

野付半島にはその途中に寄っていきます。2,3百羽ほどのの小さな群ればかりで、か
っての面影はありません。5月に立ち寄るときは、すでに夏羽の様相をしています。

英名が「Red-necked stint」とつけられているように顔や頸、背中が灰色から赤さび色に
変わって、太陽の光を浴びると赤っぽく目立ちます。

渡っていく繁殖地は北極海に流れ込むシベリアのレナ川やヤナ川、ハタンガ川の三角
洲のツンドラ地帯や丘、谷間などのごく限られた地帯です。とはいえ広大な土地です。

そのほとんどが永久凍土で夏になるとあちこちに湖沼ができる素晴らしき場所です。
大量の蚊が発生するところで、トウネンが餌にする昆虫やゴカイなどが食い尽くせない
ほどいるところです。

今でも私が見に行きたい一番の場所です。

★ チューリップのアップリケ ★

2012年06月05日

カッコウが来ました。しんがり登場です。夏鳥がほぼ到着です。これからひと月、鳥
達が自分の全エネルギーをつぎ込んで子育てに励みます。なんと素晴らしい月だろう。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(年取ったラムちゃんのご馳走は、日なたぼっこです。)


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                  ■  チューリップのアップリケ  ■

中標津では今がチューリップの花の最盛期です。今年の花はいつもより大きいと思いま
す。しかも鮮やか。目に沁みます。


逆光で花びらを透かして見ると赤い色がすごく新鮮な色に見えます。花びらが重なった
深みのある赤は花に重みを加えます。

私はその地域地域に咲く自然花が好きですが、改めて栽培した花をじっくり見てみると
どの花もその地域の空気に染まっているように感じます。取り巻く自然環境の一つ一つ
が花の色合いに影響を及ぼしています。

今年は厳しかった冬の気温が、赤の美しさをより鮮やかにしてくれたのだと思います。
黄色にも。


この色を、この花を、そのまま小さな子供の服に張り付けて上げたい。子供が喜ぶか
どうかは分からないけど、付けたいなあ。

そういえば1970年に岡林信康が「チューリップのアップリケ」という歌を出してたよな。


チューリップのアップリケついたスカート持ってきて
・・・・・
うちやっぱりお母ちゃんにこうてほしい

あんな一生懸命 働いてはるのに
なんでうちの家 いつも金がないんやろ
みんな貧乏が みんな貧乏がわるいんや

この世界的不況、デフレ日本をどう乗り越えて行くのか。考えてしまいます。
1970年は万博の年、ベトナム戦争真っ只中。安保の年。


今年は何の年と云われるのでしょうかね。チュウリップの赤い色、黄色い色になんか
景気が良くなる気を託したい。

★ 五月のオジロワシ ★

2012年06月03日

1年で一番夜が短い日がある6月。朝の鳥たちの行動もどんどん早くなっています。
私が散歩に出かけるころは太陽も30度くらいに上がっていて、鳥の囀り時間はすで
にピークを越えています。そろそろ子育てが忙しくなってきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ■  五月のオジロワシ  ■

3月に姿を消してしまうオオワシに変わって、その頃からオジロワシが増えてきます。
営巣を始める三番いから五番いのオジロワシを除けばまだ若いワシたちです。



海ワシの仲間ですが、カモをよく狙います。四月と五月は日本各地で冬を過ごしていた
カモやハクチョウ、ガンたちが大挙渡りを始めます。その途中たくさんの鳥たちが野付
湾に寄って栄養を補給して行きます。

カモが多く集まる場所には必ずオジロワシも現れます。何万羽も集まれば必ず体の
具合が悪くなって動きの悪いカモがいます。彼らはそのカモを狙ってカモが集まる周辺
に降り立っています。


定期的に飛び立って群れの上空をかすめます。カモたちはいっせいに飛び立ち、ワシが
通り過ぎるとまた水面に降りて餌をあさります。それを繰り返していると体の調子や具合
が悪い個体が見つかります。ワシはそれをあぶりだしているのでです。

見つけるとそれまでゆったり飛んでいたのが、ギアを変えて急発信する車みたいに高速
で追いかけはじめます。急激な進路変化にも素早く対応して飛ぶ技を出して、一掴みで
捕えます。


カモも必死ですから捕食率は高くはありませんが、ワシからすれば私のカメラと一緒で
数撃てば当たるのです。それは多いときには50羽を超えるオジロワシがこの時期に
集まっていることです。

4月5月は、魚や鳥、アザラシなどの食料が手に入りやすい時期なのでしょう。6月にな
るとオジロワシの数は急激に減ります。

★ 李 すももの花 ★

2012年06月02日

6月1日は昨日の快晴が居座って真っ青な青空が広がりました。朝は寒いが日中は
18℃まで気温が上昇。おかげで気持ちが引き締まります。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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               ■  李 すももの花  ■


タワラマップ川の森に自生しているすももが、いま満開です。若芽色の森の中でその
白い花がとても輝いて見えます。

すももは根室地方では入植した酪農家が庭先に植えた木です。厳しい開拓のころは
酸っぱくて甘いすももは疲れた体にはとても美味く感じた食べ物だったと思います。

山に登ったときにレモンと羊羹がとてもおいしく感じるのと似ています。疲れた体には
ものすごいご馳走なのです。

いまでは便利になって庭先にあるすももを好んで食べる人は少なくなっているようです。
ただ桜の木と共に白い花を愉しむだけに植えています。

すももは万葉集に出てくほど古くから日本にあった木ですが、もともとは中国から来た
植物です。私が育った西日本では梅が終わって、桜が咲く前あたりに咲いていた花で
す。梅と桜にその存在をかき消されるような花だった気がします。


だいたい庭先ではあまり植えられていませんでした。

根室地方では桜の花が終わるころから咲きだします。木々の葉の新芽が開きだす前
に太陽の光をいっぱい浴びて、白い花を輝かせます。その目立ちたがりの花にたくさん
の虫が引き付けられます。

そこに小鳥が集まって来て虫を食べます。受粉をするには最高の条件が整うのです。


根室地方の桜はエゾヤマザクラやチシマザクラという葉っぱと花が同時に出てくる種
なので、数日で目立たなくなりますが、木全体が真っ白になるすももの木は芽吹きの
森にあって、とても目立ちます。

しかも花期が長いので私はすももの花見の方が今では好きです。

★  アジサシ ★

2012年06月01日

タンポポの花が最も美しい季節です。植えた覚えがないのに我が家の庭はタンポポ
だらけです。昨日今日の天気で茎が20㎝は伸びました。周りの草も急激に伸びてき
ています。今週末は第1回目の草刈りをしなければならないかな。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(ラムちゃんのマンションです。すっかり気に入って体重が増えてきました。)

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                      ■  アジサシ  ■

5月のアジサシは突然根室海峡から野付半島を横切って湾内に入ってきます。運が
良ければ会うことができますが、毎年というわけではありません。


アジサシはほとんどが太平洋上を北上して行きます。フェリーに乗って小笠原や北海道
などに向かうとき、数万羽のアジサシの群れに出会うことがあります。すごい数にまずは
驚きます。

繁殖に向かうときに日本の海岸に寄ってくれるアジサシはほんの一部ではないかと常々
思っています。アジサシの翼は嘴から尾の付け根までの長さに比べると2倍半以上にな
り、飛ぶために進化をしてきた鳥です。

繁殖期以外はほとんど洋上生活をしますから、いかにタフで強靭な翼をしているかがわ
かります。小魚を追いかけ、空中から垂直のダイビング。弓矢のような速さで水中に水
しぶきを上げることなく突っ込み、水中の魚を捕まえます。

その時、翼は魚のヒレのように動き、燕尾といわれる外の羽が長く、真ん中の羽が短い
尾羽は舵取りに使います。

それを毎日、1年中続ける訳ですから翼を支えている筋肉たるや疲れなど貯めない心臓
みたいな筋肉になっていそうです。

野付湾に入ってくるアジサシは根室海峡を通過してオホーツク海に向かう途中なのでし
ょう。湾内の小魚を狙ってダイブを繰り返しますが、長くは逗留せずまた外洋に行って
しまいます。


プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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