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★ チェリスト英順・仙人でした ★

2012年04月10日

東京から帰ってきた人が言いました。桜が満開だったよ。その中で結婚式を挙げら
れたそうです。花桜、花嫁、花婿。ご両人にとり最高の一日だったでしょう。飛行機
から下りてきたら真っ白な桜吹雪でした。と喜んでおられました。朝から雪でした。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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            ■  チェリスト英順・仙人でした  ■

名声を博した人ほど腰が低いと言われます。本当でした。チェリスト土田英順さんは
日本フィル、新日本フィル、ボストン交響楽団、ボストンポップス交響楽団、そして
札幌交響楽団の首席チェロ奏者でいらした方ですよ。その偉い芸術家が初めて
会った瞬間に「小太郎さん」と笑顔で話しかけてこられたのです。

私は芸術家に弱いのです。特に音楽家には近寄れません。小学校の時にリコーダー
を馬鹿にして練習をほとんどせずに先生の前で吹いて、コテンパンに叱られたことが
トラウマになっているからです。

楽器が上手い人の前に出ると意識して体がこちこちになってしまいます。同世代の
南こうせつや武田鉄矢、フォークの神様岡林、倍賞千恵子さんの旦那様の小六礼
次郎さんに会った時もコチンコチンでした。

楽器が弾ける人や歌が上手い人は尊敬してしまいます。私には絶対音感というのが
ないからです。音符が頭の中でメロディーになってしまうことがもう尊敬の念として
浸み込んでしまっています。

そんな男が世界を股に駆け巡ったチェリストにあいさつしに伺ったのです。この年で
心はコキンコキンでした。それを察して英順さんは「せっかくだから写メを撮ろう」と
私の肩に手をまわしてくれました。

ハグされると人間の心、不思議ととろけますね。肩に乗った手のひらからすーと硬い
ものが吸い上げられるみたいでした。これをオーラというのです。


英順さんは75には絶対見えません。日頃の練習と生活が年を取らせないのです。
頭を使い、からだを使い、美味いものを旨そうに食べ、花あるときは花に酔い、酒あ
るときは酒に酔う。これが体に年を取らせない秘訣みたいです。

人となりはジャッキーの「酔拳」みたいでした。日本の七福神のもとになった中国の
八仙人の酒の酔い方からとった酔八仙挙から来ています。日頃からの精進の仕方
が、酔っ払ってもにじみ出てくるといものです。

人柄と酒の飲み方が穏やかで、暖かく、ヒトを引き付けるオーラがいっぱい出ていま
した。英順ファンが沢山おられるのがとてもよくわかりました。

一週間、英順さんのCDを聞きまくりました。音響のいい会場で聞かせていただいき、
しかも同じフロアの生音が今でも心地よく思い出されます。いい音、最高。


仙人の音がもっと多くの人に届きますように。多くの人の心と善意が東北の人たちに
しっかり届けられますように。お祈りします。

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コメント

素晴しい体験をされましたね。チェロは私の大好きな楽器、音楽家やダンサーは「絶対尊敬」の対象です。音楽でも他のアートでも、「生」で触れるとまるで別物にさえなりますね。眼に見えない放射された物質が、こちらの身体の細胞に入ってくるように感じます。
私も実は最近、人生最高のハグをしました! がそれはここでは内緒・・・です。

リタイヤしたらチェロをやろうと思いながら手つかずです。カザルスの「鳥の歌」いいですよ。カタルーニャの鳥はピース、ピースと鳴いて飛ぶのだそうです

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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