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眉山  びざん

2011年11月30日

夕方の太陽が赤ピンクに見えて沈んでいきます。その上下に太陽を引き延ばしたような
光ができています。サンピラーと同じ現象でしょう。空気の中の水蒸気が凍っていて、それ
に光が反射してできる美しい光景です。いよいよ本格的な寒気がやってきている気がしま
す。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ■   眉山  びざん  ■

瀬戸内を走りたくなってヨットマンの友人が住む徳島市に行ってきました。徳島市といえ
ば「眉山」。さだまさしの小説。松島菜々子主演の映画。話題になった山です。

徳島駅から歩いて行ける標高290mののっぺりとした山です。駅前のホテルから朝の
散歩に登ってきました。

眉山は中華鍋をひっくり返したようななだらかな山のように見えます。どの方向から眺め
ても眉の姿に見えることからその名前がついたようです。

正面にロープゥエーがあるためか、春日神社の横から登っていく登山道はほとんど整備
されてなくて、とても歩きにくい道でした。札幌の円山とはえらい違いです。もったいない。

眉山の森は常緑の広葉樹林。木肌や葉の色、厚さが北海道とは全く違います。しっとり感
がないというか、どこかかさかさして乾いているのです。ヤマガラやエナガ、メジロ、カシラ
ダカといった小鳥に出会いました。

登山道を登り切ったら頂上はテレビ塔だらけ。せっかくの景観がこの人工物で美しさの
感動を思いっきり下げています。石碑がありました。「眉のごと 雲居に見ゆる阿波の山
かけて榜ぐ舟泊まりも知らず
」(船王)と詠われています。

眉のように遥か見える阿波の山 その山を目指して漕ぐ船 停泊する港はどことも知れ
ないのだ という説明のとおり眉山からの見下ろす徳島市の眺めはすばらしかった。

太平洋から瀬戸内海まで見通せて、吉野川の河口に広がる市内がすべて見下ろせる
風景は徳島の人が自慢するだけのことはあります。

頂上の展望がおそらく一番いい場所に白亜の慰霊塔が建っています。日本ではお目に
かかれぬデザインの塔です。1958年(昭和33年)に県ビルマ会が第二次世界大戦で戦没
した多くの戦友たちの霊を慰めるために建てたものです。

ミャンマー(旧ビルマ)の首都ヤンゴンにあるシュエダゴン・パゴダの形を参考に建設され、
ビルマ(当時)から贈られた仏舎利が納められています。徳島出身の戦没霊を市内の
どこからでも拝めるようにという配慮から来たものかと思うと背筋が伸びました。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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