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ミヤマカケス 食い貯め

2011年11月05日

去年のノートにはこの時期真っ白になるほどの霜が毎朝降りていました。今年は2度ほど
です。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■   ミヤマカケス 食い貯め  ■

カケスが初めて餌台にやってきました。他の鳥はよく来てくれるのにカケスだけは素通り
してこれまで1度も姿を見せませんでした。カラスの仲間ですから小鳥たちには邪魔もの
です。来ない方が天国です。


北海道のカケスは本州のカケスに比べ頭が鮮やかな茶色をしていて、見た目とても
美しい鳥です。特に肩羽のところが青と白の縞模様になっていて、これが目について
美しさを引き出しています。

名前はミヤマカケスといいます。深い山に棲むカラス。かっては北海道は深い森ばかりの
土地だったことがこの名前に残されています。夏には山の方で繁殖していて、秋になって
市街地に姿を見せます。特に今の時期に多く見ることができます。

今、この地域ではトウモロコシを刈り取った畑に多く集まっています。トウモロコシの実が
けっこう落ちていて、それをつつきに来ているのです。畑のそばの木に止まり、そこを
拠点にせっせと嘴でつまみ、喉に貯めます。ある程度貯めるとそれを近くの林の方に
行って、地面か木の洞あたりに貯めこんでいます。

我が家の餌場に来ているカケスも同じことをしています。ひまわりの種を一つつまんで
上手に割って食べていますが、時々種を喉に放り込みます。喉が適度に膨れてくると
飛び立って、林の方に飛んでいきます。しばらくして戻ってきて、同じことを何度でも
繰り返しています。なかなかの働きものです。

本州の方では、カシドリという地方名があります。カシとはカシノキのことで、この実を
好んで食べることから付いた名前です。カシの実はいわゆるドングリのことです。

北海道でもミズナラの実を好んで食べますが、今年はミズナラのドングリがほとんど
実りませんでした。そのせいか、普段よりもしない我が家の餌台にきていると理解すれば
納得できます。

ドングリの木の森を作る鳥といわれるカケスですが、今年はトウモロコシやヒマワリで
冬をしのがないといけないかもしれません。

去年の豊作、今年の不作。こういう自然の営みに野生の生物は毎年、知恵を出して
生き抜きます。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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