« 日だまりの小さい夏 | メイン | ノビタキの夏 »

ツバメチドリがやってきた

2011年08月02日

八月に入りました。今や暑かった日が懐かしい、そんな気温が続いています。とうとう
今夏は暑苦しいと思った日は一度もありませんでした。まだ期待は出来ますが・・・?

おばんです。小太郎でごじゃります。

************************************

             ■  ツバメチドリがやってきた  ■

野付半島でツバメチドリに私ははじめて会いました。
地面に溶け込んでしまいそうなベージュ色の地味な色合いをした鳥です。

でもツバメチドリは面白い顔をしていました。
口裂け女のように大きく開く嘴を持っています。しかも嘴のふちが真っ赤な色をしていて
柔軟性に飛んでいるからよけいです。これは飛びながら昆虫を一口で捕まえるために
おおいに役立ちます。

下まぶたが白く眼を縁取っています。黒い瞳がその白さでより大きく見えます。
両目の下から出ている黒い線が、喉を縁取るように半円形描きます。この黒い線がヒゲ
のように見えます。それは中国の人の鯰髭(ナマズヒゲ)のイメージを私の中に浮び上が
らせます。何か「ニーハオ」と呼びかけたくなる顔です。

実際、中国の北東部などで繁殖しているので、よけいにイメージが膨らんで笑えます。

ツバメチドリは湿地の中にある池の中洲に降りていました。じっとしていると本当に
分かりづらい色合いです。時たま飛び立ち、湿原の上を飛び回ります。

飛び立つとハヤブサのように力強く、速いスピードで飛び回ります。先の尖った長い翼
二股に分かれた短い尾をV字に広げて飛ぶ姿はまるでツバメです。しかも湿原の草の
上を撫でるように飛び回る様子までそっくりです。

ただ、ツバメのように軽やかに方向転換したり、ひらひら空中を飛び回る小細工はでき
ません。どちらかといえばハリオアマツバメの力強さとスピードのそっくりです。

観察中にイトトンボやコガネムシ、チョウの仲間を口に放り込んでいました。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/16189

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

ブログ内検索

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー

コメント

トラックバック