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コウライテンナンショウ まむし草

2011年07月23日

オホーツク高気圧が強いです。毎日最低気温12,3度。このままでは夏らしき天候を今年は
知らずに終わるかもしれません。あと二十日もすれば秋風が吹きます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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             ■  コウライテンナンショウ まむし草  ■

今年はコウライテンナンショウの花がタワラマップ川の林床で多く咲いていました。1ヶ月前に
写真を撮ったのですが、紹介が遅くなりました。

毎年、異様な形をした花だといつも面白く、楽しく見ています。
サトイモ科で、ミズバショウなどと同じ仲間なんですね。
別名マムシグサ。一般にはこの方が通りがいいです。確かに、小さい頃によく見た蛇の
マムシのまだら色の肌に茎の模様が似ています。

私はこの花の形がとても好きです。花の本体は地面からすっと伸びた茎の先についていま
す。毛槍のイメージ。じっと見ると洒落た街灯に見えます。電灯を包むおおいが張り出て、
雨から守るようなすっきりした美形です。

包みの中からひょっこりうす緑の頭を出しているのが、花が付いている棒状のものです。
花そのものは小さくて、花びらは目立ちません。花は棒状になった肉質の太い柄の上に
一面並んでついています。これを肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ぶそうです。

肉穂の根元からは、緑と白の縦縞模様の苞が出ています。苞は葉の形ではなく、花の
穂を包み、覆うような形になっています。見た目、仏さんが座禅しているようです。この苞
を仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ぶのも頷けます。

このけったいな花の構造には意味があるようです。花に寄ってくる昆虫を内部に閉じ込め
て、滞在時間をできるだけ長くすることです。そうすると受粉の確率が高くなるらしい。

植物も花もいろいろ苦労をして生きながらえて来ているのですね。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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