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根室原野のスズメ

2011年06月11日

林の空間がどんどん狭くなってきています。葉っぱが太陽の光を求め、広がってきたから
です。おかげで散歩道は緑のトンネルと化し、暗くなってきています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ■  原野のスズメ  ■

牧草地のタンポポを見ているとき、牧柵の杭の上にスズメが出てきました。周りに家屋が
なく、どうも森の中で生活をしているスズメです。


根室地方ではスズメはけっして多くはありません。厳しい冬の対策としてほとんどの家が
高気密性になっていて、スズメが巣を作るすき間がないのです。

そのため、巣の作れる場所が多い酪農家の牛舎や廃屋、森の中の木の洞などで営巣
します。夏場はあまり見かけない鳥になってしまいます。

寒くなってくると、街の中に集まってきてチュンチュンと鳴くののでスズメのいることに気付
くほどです。

スズメは「チン、チン」とか「チュンチュン」と鳴くことから、その声が鈴の音に見たてられま
した。秋には群れを作ることから「カモメ」や「ツバメ」のように集団を作る意味の「メ」が当
てられ、鈴の音を発する集団の小鳥たちということで「スズメ」と名づけられたようです。

初夏の頃の根室地方では、スズメは目立たない郊外にいる鳥というイメージが強く、
「スズメ」の名にふさわしくない生活を送っています。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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