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袋角。エゾジカの角の芽吹き。

2011年06月09日

ここ1週間の好天で草が急激に伸びています。私が散歩道にしている道の草丈が膝の上に
まで伸びてきて、歩くと朝露でズボンがびっちょりになります。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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            ■  エゾジカの袋角が生えてきました  ■

美しい若き雄シカに出会った。私の目にはとても美形の雄に見えました。

きりっとした鼻筋。黒々した瞳。長い睫毛。精悍な大きな耳。それぞれがバランスよく整って、
引き締まった顔になっています。

額の上には二本の角の芽がでています。ふっくらしたマッシュルーム形です。
首から先だけ見ると、キリンの優しい顔にみえます。

この角の芽は袋角といわれます。四月頃に落ちた古い角に代わって出てきた新芽の角です。


表面は産毛みたいな柔らかな毛が生えています。一度だけ触ったことがあります。とてもす
べすべで心地良くビロード地みたいな感触です。

しかも暖かい。皮膚の下の血液がどくどく音を立て流れ、栄養を大量に送り込んでいる風な
印象です。実際、血管によって栄養が補給され、根元から骨を形成しながら伸びていくそうで
す。

この先端はある種のホルモンが生成されていると思われ、中国や韓国では、漢方薬として
珍重されます。

これから急激に伸びて、秋にはりっぱな枝角をつけた雄になるんですね。
また会う日まで、楽しみにしておきます。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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