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イスカ

2011年04月28日

イモリを20年飼っています。町内の亡き開光寺の和尚が子供の出産祝いにプレゼントしてく
れた六匹のうちの残った一匹です。毎年この時期、エゾアカガエルの卵を少しとってきてオタマ
ジャクシを育てます。これを少しづつイモリに活餌としてあげています。これが長生きの秘訣だと
思っています。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(フレンチブルのポッケです)

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イスカがわが家のえさ台に来ています。我が家に来る鳥では珍しい鳥です。札幌あたりでは
北大の構内や野幌の森で時々見られているみたいですが。

                       ■  イスカ  ■
イスカ。漢字で書くと交喙と書きます。喙とはくちばしのことです。嘴が交差する変わった
鳥です。

鳥は世界に約9000種も生息しています。それぞれの嘴は食べる物に合わせて独自の変化
をしてきました。鳥は上下がぴったり合わさっているのが普通です。その中で面白い発達を遂
げた鳥がイスカです。

上嘴が左に、下嘴が右に曲がっています。これはイスカがマツのの種子を主要な食べ物にした
せいです。マツの種子はマツボックリの殻の奥にあります。それをそぎとるのに嘴が進化したの
です。おかげでとても簡単に種子を食べることができます。

(オスの羽色はそれぞれに違います。赤系の色合いが強いもの、橙系が強いもの)

(メスは緑系色合いをしていて目立ちません、マツの葉にとりつくと分からなくなる)

このイスカの嘴は「物事が食い違って思うようにいかない」ことの例えに使われます。「イスカの
くいちがい」「イスカのくちばし」と言います。

また建築用語にも「イスカ継ぎ」「イスカ切り」という言葉があります。イスカ継ぎは木材の継ぎ手
の一つ。片方は下端から斜め上に、他方は上端から斜め下に食い違わせて継ぐやりかたです。
昔の人は身近でイスカを観察していて、面白いと感じていたようです。

わが家にきたイスカは六羽でしたが、ヒマワリの種をうまく割って食べていました。オスの羽色
はそれぞれに赤や橙と一羽一羽違った色合いをしていました。メスは反面、緑系の彩で周りの
環境に紛れてしまう羽色をしていました。

(地面に下りると赤系の色でも目立ちにくくなります)

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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