« 雲の切れ間に知床連山が | メイン | イスカ »

ハシビロガモ

2011年04月26日

隣の家のエゾアカマツの木がみな切られてしまいました。電線の邪魔になるとという理由で
道路際に生えていた樹齢40年の木がわずか30分で根元からバッサリ。エゾリスや小鳥が
タカやカラスから身を隠すのに利用していました。残念です。
おばんです。小太郎でごじゃります。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

今、陸ガモと呼ばれるカモがたくさん来ています。オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモなど
が湿原の水辺や干潟に集まって、食事をしています。

                 ■  ハシビロガモ  ■

その中に少し派手なカモがいます。ハシビロガモです。

ハシビロガモは嘴の幅が広いことから名前が付けられています。形はシャベルみたいです。
英名はこの形からShovelerと付けられています。

(嘴が非常に大きく、先の方が丸く広がっている)

嘴の縁には歯ブラシみたいなギザギザ歯がついています。このギザギザが彼らの食生活と
深い関わりがあります。単独での餌の捕りかたは、頭を水の中に入れ逆立ちになり、幅広の
嘴で水底をザクザクとかき回します。このとき舞い上がった食べれるものを水ごと吸い込みま
す。食べれるものだけを濾しとって水だけを吐き出します。このとき、ギザギザの歯が役立ちま
す。

もう一つの餌の捕りかたは、群れで協力し合います。水面を集団で円を描きながらグルグル
回ります。すると足の水掻きで渦巻きが起きます。巻き上げられたプランクトンや水生昆虫、
植物、小魚が水表面に浮いてきます。それをシャベルで吸い上げて食べるのです。

このユニークな食べ方は、どこかザトウクジラやシロナガスクジラなどヒゲクジラの仲間がやる
餌の捕り方に似ています。オキアミや小魚を群れで協力しあって水面に追い込んだところを
大きな口でパクリとひと飲みして、水だけを吐き出して食べるやり方そっくりです。

頭の大きさと比較すると、嘴の大きさが際立ってでかい。羽色が鮮やかで、配色のユニークな
色彩をしています。どこかおっちょこちょいで憎めないピエロといったイメージです。


(マガモのオスです。青く首と呼ばれています。少し似ています)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/15464

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

ブログ内検索

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー

コメント

トラックバック