« エゾジカ のたりのたりかな | メイン | オジロワシ集合。ハンティング »

旅立ちの詩 

2011年04月12日

なごり雪が降っています。湿ってくると寒くなります。暖房を切って生活できるようになりました
が、湿ってくると室温が20度をきります。猫のために、夜だけは暖房がいります。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(春先は笹を食べます)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

春先に来るえさ台の小鳥たちの紹介をしようと思っているうちに、どんどん渡り鳥がやって来て
いるので、後回しになっています。

       ■  旅立ちの詩  オオハクチョウ・コクガン・シロカモメ・シギチドリ  ■

各地で冬を越してきた鳥たちが、続々と野付湾に集まってきて、休息し、栄養を補給して、旅
立って行っています。


(オオハクチョウは夫婦か家族でだび立ちます)

東北地方を中心に冬を越していたオオハクチョウやコクガンが四月に入って急激に増えました。
たくさん生えているアマモを食べ、一服すると北を目指して飛び立って行きます。

(あちこちですごしてきたコクガンが集合して大きな群れになっています)


(知床連山を背景にオオハクチョウが千羽以上羽を休ませています)


一群また一群と半島を横切って行く群れを見送ります。頭の上をサッサッサッサッと翼で空気
を切って編隊を組んで根室海峡に飛び出していきます。海に出るとすぐに海面近くに高度を下
げ、濃紺の海に紛れてしまいます。

コクガンに入れ込んでいる身としては、なんか嬉しくもあり、寂しくもあり、つい涙が出ていまい
ます。

オオハクチョウは湾内を20-30羽の群れで飛び出して、知床半島の方面に向かいます。
ある時はさほど遠くない標津港の沖合いに集合して、そこから順次知床方面に飛び立っていく
こともあります。

(出発時は大きな群れになって飛び出して行くこともあります)

また、この地域で冬を越していたシロカモメも群れになっています。シロカモメだけがこんなに
集まるときは、いつでも北極圏へ向かう準備が出来ているときです。

(シロカモメだけが集まるとき、それは北へ向かうときが近い)

赤道を越え南半球の方で冬を越していたシギやチドリも次から次とやって来ています。干潟に
集まり、大きな群れになっています。力強く、スピードがあります。躍動感にあふれた飛行に
とうとう春が来たよと説得されているみたいです。

(先頭にダイゼン。その後にはハマシギの群れ)
さあ。五月のはじめまで、旅立ちの詩は続きます。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/15374

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

ブログ内検索

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー

コメント

トラックバック