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ハマシギ 北極海ツンドラ地帯へ向かう

2011年04月29日

マダニの季節になりました。外に出かける猫や犬には気をつけないといけません。帰ってくると
顔の周りや首筋に鼻くそほどの小さなダニがくっついてきます。油断していると彼らから人の方
に移ってくるダニがいます。気付かぬまま首筋に喰らいつき、パチンコ玉大になっていてビックリ
という悲劇が・・・。
おばんでう。小太郎でごじゃります。

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北極海のツンドラ地帯を目指すハマシギの群れが次から次へと野付半島にやってきます。

            ■  ハマシギ 北極海のツンドラ地帯へ向かう途中  ■

大きな群れだと300羽以上になります。北上して行くハマシギの群れには秋とは違う勢いを
感じます。

浜辺で休んでいた群れが飛び出すと、海上に出て海岸線に沿って飛びます。右方向に行き方
向転換、左方向に行き、また方向転換。目まぐるしい。着地地点を探っているのに定まらないと
群飛を愉しめます。

(方向転換は一瞬に・・・)

一斉に翻るとき、実にみごとに同調します。わずかゼロコンマ何秒の間に群れ全体が一つの
生物みたいに動きます。そのあまりにもぴったりと合う瞬間飛行は、いつ見ても感動します。

風が強く、海が荒れている日は、砂浜におりて窪みに入り、静かに休みます。砂地だと羽色が
砂の色に紛れてしまいます。じっとしていれば近くを通ってもわからずじまいになるはずです。
こういう保護色は、ハマシギを狙うハヤブサやコチョウゲンボウから身を守るには、ずい分と
役立っています。

(羽の色は砂の色に紛れてしまいます)

脅さぬようにゆっくりと近づくと、カメラの焦点が合わなくなるほどに寄れます。彼らは見つかり
にくいことをちゃんと自覚しているのです。

四月下旬ともなれば羽色が夏色になってきています。冬色の灰白色から、頭や翼が赤褐色に
色づき、お腹の羽色が黒くなります。この黒い色がハマシギの大きな特徴なのです。

(夏色になってお腹の羽色が黒い)

こういう夏色の羽色を愉しめるのが四月、五月なのです。

イスカ

2011年04月28日

イモリを20年飼っています。町内の亡き開光寺の和尚が子供の出産祝いにプレゼントしてく
れた六匹のうちの残った一匹です。毎年この時期、エゾアカガエルの卵を少しとってきてオタマ
ジャクシを育てます。これを少しづつイモリに活餌としてあげています。これが長生きの秘訣だと
思っています。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(フレンチブルのポッケです)

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イスカがわが家のえさ台に来ています。我が家に来る鳥では珍しい鳥です。札幌あたりでは
北大の構内や野幌の森で時々見られているみたいですが。

                       ■  イスカ  ■
イスカ。漢字で書くと交喙と書きます。喙とはくちばしのことです。嘴が交差する変わった
鳥です。

鳥は世界に約9000種も生息しています。それぞれの嘴は食べる物に合わせて独自の変化
をしてきました。鳥は上下がぴったり合わさっているのが普通です。その中で面白い発達を遂
げた鳥がイスカです。

上嘴が左に、下嘴が右に曲がっています。これはイスカがマツのの種子を主要な食べ物にした
せいです。マツの種子はマツボックリの殻の奥にあります。それをそぎとるのに嘴が進化したの
です。おかげでとても簡単に種子を食べることができます。

(オスの羽色はそれぞれに違います。赤系の色合いが強いもの、橙系が強いもの)

(メスは緑系色合いをしていて目立ちません、マツの葉にとりつくと分からなくなる)

このイスカの嘴は「物事が食い違って思うようにいかない」ことの例えに使われます。「イスカの
くいちがい」「イスカのくちばし」と言います。

また建築用語にも「イスカ継ぎ」「イスカ切り」という言葉があります。イスカ継ぎは木材の継ぎ手
の一つ。片方は下端から斜め上に、他方は上端から斜め下に食い違わせて継ぐやりかたです。
昔の人は身近でイスカを観察していて、面白いと感じていたようです。

わが家にきたイスカは六羽でしたが、ヒマワリの種をうまく割って食べていました。オスの羽色
はそれぞれに赤や橙と一羽一羽違った色合いをしていました。メスは反面、緑系の彩で周りの
環境に紛れてしまう羽色をしていました。

(地面に下りると赤系の色でも目立ちにくくなります)

ハシビロガモ

2011年04月26日

隣の家のエゾアカマツの木がみな切られてしまいました。電線の邪魔になるとという理由で
道路際に生えていた樹齢40年の木がわずか30分で根元からバッサリ。エゾリスや小鳥が
タカやカラスから身を隠すのに利用していました。残念です。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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今、陸ガモと呼ばれるカモがたくさん来ています。オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、コガモなど
が湿原の水辺や干潟に集まって、食事をしています。

                 ■  ハシビロガモ  ■

その中に少し派手なカモがいます。ハシビロガモです。

ハシビロガモは嘴の幅が広いことから名前が付けられています。形はシャベルみたいです。
英名はこの形からShovelerと付けられています。

(嘴が非常に大きく、先の方が丸く広がっている)

嘴の縁には歯ブラシみたいなギザギザ歯がついています。このギザギザが彼らの食生活と
深い関わりがあります。単独での餌の捕りかたは、頭を水の中に入れ逆立ちになり、幅広の
嘴で水底をザクザクとかき回します。このとき舞い上がった食べれるものを水ごと吸い込みま
す。食べれるものだけを濾しとって水だけを吐き出します。このとき、ギザギザの歯が役立ちま
す。

もう一つの餌の捕りかたは、群れで協力し合います。水面を集団で円を描きながらグルグル
回ります。すると足の水掻きで渦巻きが起きます。巻き上げられたプランクトンや水生昆虫、
植物、小魚が水表面に浮いてきます。それをシャベルで吸い上げて食べるのです。

このユニークな食べ方は、どこかザトウクジラやシロナガスクジラなどヒゲクジラの仲間がやる
餌の捕り方に似ています。オキアミや小魚を群れで協力しあって水面に追い込んだところを
大きな口でパクリとひと飲みして、水だけを吐き出して食べるやり方そっくりです。

頭の大きさと比較すると、嘴の大きさが際立ってでかい。羽色が鮮やかで、配色のユニークな
色彩をしています。どこかおっちょこちょいで憎めないピエロといったイメージです。


(マガモのオスです。青く首と呼ばれています。少し似ています)

雲の切れ間に知床連山が

2011年04月25日

低気圧が来て昨夜から雨が激しく降り続き、今日の昼にようやく止みました。野付半島に
流れ込む川は増水し、干潮時だというのに満潮のとき以上の水かさでした。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(最近のジュジュはそこらじゅうの木に登る)
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                  ■  嵐の後の知床連山  ■ 

どんよりした低い雲が西から東へ流れてきていた一日でした。

コクガンの数だけでも調査しようと野付半島を歩き回りました。例年ならこの時期は六千羽
から1万羽のコクガンが集まっているのに、今日はそれらしい気配が全くありませんでした。

いつもより早く旅立って行ったのでしょうか。それともこの嵐でどこかに退避しているのでしょう
か。多くのコクガンを確認できず帰宅するときに、西の方から雲が切れだし西陽が射してきまし
た。

知床半島の方を見ると、知床連山の山々が姿を見せていました。裾野に溜まった雲と上空の
雲にはさまれ、山々がすっきり見えました。下の雲に光が当り、天空に浮ぶ山のようです。

羅臼岳の山頂に夕陽が当っていました。海上から山頂まで1660メートル。

知床の山々はまだまだ冬山の雄姿をとどめています。


タンチョウ 抱卵はじめる

2011年04月23日

厚岸の海岸線で採ったアイヌネギを食べました。19年間通っている居酒屋「いちばん星」の
大将が私が現れるのを見越して、新もののアイヌネギを茹でておいてくれました。いつもの
「ヌタ」がさっそく出てきました。ホッキやアサリ、イカ、ホヤ・・・新鮮なものと和えてくれます。
みずみずしく、ほんのり甘く、しゃっきとして柔らかい。採れたてのアイヌネギはたまりません。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ■  タンチョウ 抱卵はじめる  ■

タンチョウが抱卵をはじめました。湿原のヨシの中に巣があります。ヨシの新芽はまだ出てい
ません。隠れようにも隠れられない。遠くから見ることが出来ます。

抱卵しているメスの近くにはオスが寄り添っています。のんびりとゆったりと巣のまわりを
歩いています。いや、歩いているように見えます。

(抱卵しているとメスに寄り添うようにして見守るオス)

(抱卵するメス)

私が夫婦に気づいて川っぷちを歩いて行くと、オスが巣の近くを離れ川べりに出てきました。
そこから対岸に飛び、いかにも餌をあさっているような素振りを始めました。明かに自分の方に
注意を向けさせようとしています。

ゆっくりと歩を進め、どんどん巣から離れて行きます。メスを見つけてなければ、間違いなく
オスに気をとられてしまっていたでしょう。

威嚇する声もなく、ただ静かに堂々と歩く姿は湿原の王者の風格です。それがタンチョウの
オスの緻密な誘導行動だとは、たいてい分かりません。


(川べりに出てきて注意を引こうとするオス)

(対岸に飛んでさらに注意を引こうとする)

(どんどん巣から離れていくオス)

エゾアカガエル 産卵

2011年04月22日

訂正。昨日オオハクチョウの北上が終わったかも、と書きました。ところが今朝6時45分ごろ
次から次に4,50羽の編隊がわが家の上を通過して行きました。どうも太平洋側の厚岸方面
から北上してきたようです。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(わが家の上空を知床半島に向かって編隊飛行をするオオハクチョウ)
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              ■  エゾアカガエル 産卵  ■

エゾアカガエルが産卵しています。二週間前からぽつりぽつりと卵かいが見られていました。

今年は雪解けが早かったのですが、地面の凍れがきつかったせいか、カエルの出方がばらば
らです。日中暖かくても夜になると氷点下になります。カエルも水温が低くて水溜りに出てきに
くい条件です。

四月も15日を過ぎると待ちわびていたカエルたちが出てきました。卵かいの上にまた卵かいが
産み付けられ、山盛りになってきています。初めはひとつひとつの卵を包んでいるゼラチンが
小さくてプリンプリンしています。日がたつにつれ大きく膨れ、はち切れんばかりの張りがなく
なってきます。水に溶け込んでいくかんじです。

(卵かいの上にまた卵かい。先に産み付けられた卵かいは下に沈む。孵化が遅れます)

ゼラチン卵の中ではオタマジャクシになりかけの黒いかたまりが時々くるんくるんと動いていま
す。

(黒いオタマがくるりと動く)

卵かいは落ち葉がいっぱい沈んでいる浅い水溜りにたくさん産み付けられています。深いとこ
ろではありません。卵の塊りが水面に出るくらいの浅い場所です。南側の太陽がしっかり当る
場所が選ばれています。水温が太陽によって上昇しやすい暖かな環境が選ばれています。

(浅いところに卵かいは産み付けられます)

もともと北海道に生息しているカエルはエゾアカガエルとニホンアマガエルの2種類だけです。
北海道に来た頃は、カエルの種類が少ないのと本州のようにかわず合戦が聞こえないことに
寂しく感じたものです。

しかし、早春にエゾアカガエルのクルル、キロロ、キリリと舌を震わせるようなやわらかな、かわ
いらしい声を聴いてからは、風情があっていいものだと心待ちにするようになりました。

じつは、エゾアカガエルは北海道の特産種です。道内の平地から標高2千㍍の大雪山まで
広く分布しています。長い間、ヨーロッパに広く分布するアカガエルと同じ種類だと思われて
いました。ところが1991年に北海道とサハリンだけに生息する別な種類であると認められまし
た。

そしてこのカエルにかわいらしい学名が付けられたんです。アカガエルの仲間を示すラテン語
の「ラナ」にアイヌ語で美しいという意味の「ピリカ」を付けて命名されました。学名を「ラナ・ピリ
カ」といいます。

姿が美しいかどうかを別にして、北海道らしいきれいな名前です。
エゾアカガエルは北海道を代表する唯一のカエルなのです。

(卵が産みつけられる水溜りの近くには谷地坊主が多くある)

シロチドリ

2011年04月21日

オオハクチョウの気配がしなくなりました。我が家の上空を鳴きながら通過していたのに、
全く聞くことが出来なくなりました。大半が繁殖地へ向かったようです。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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                      ■  シロチドリ  ■

シロチドリが帰ってきました。砂礫の混じった砂浜を歩いていくうちに「ピル。ピル」と単発の
懐かしい声に出会いました。8ヶ月ぶりの再会です。

すでにしっかり夏羽になった夫婦です。色取りがくっきりしている方がオスどり。額と過眼線と
肩のところの黒が強調して、力強く見えます。後方のメスは黒が目立ちません。三歩下がって
控えめです。

私がゆっくり近づいて行くと「ピルウ」と声を変えて警戒します。とことこと早足で歩いて、こちら
を気にしています。動かなければ、鳴かなければ、気がつかないで、きっと通り過ぎてしまいま
す。

彼らの彩りは海草や小石、砂の色に紛れてしまいます。じっと見ると、清潔感のあるなかなか
オシャレな色彩です。

私はどうもこういう地味系の色が好きなようです。

野付半島ビエンナーレ(2)

2011年04月20日

快晴が当たり前の季節が終わりました。冷たい海流と太平洋から来る暖かな気団が作り出す
太平洋側独特の霧、霧、霧の世界に入りました。これから夏までどんよりと寒い日が続きます。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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久々に野付半島の面白風景をご紹介します。

                  ■  野付半島ビエンナーレ  ■

雪が解けると風景画一変します。それまでは白い風景だったところに茶色に褐色、緑やら青
やら、とりどりの色が加わります。
                

太陽の色さえ違うのですから、当然です。

暖められた大地からはゆらゆらとゆらめく陽炎が立ち昇ります。さらに冷たい空気が入ってくる
と霧までもが発生します。冬と違い、色また色のオンパレードです。

太陽、風、雲、水、空気、気温、時間と自然とおぼしめきものみんなが、折々の演出に参加して
来ます。

大地に置き去りのアートが楽しめます。

作品ー1 (トドマツの根とアマモ)

作品ー2 (廃船とカモメ)

作品ー3 (湿原の家)

作品ー4 (コンクリとワシ)

作品ー5 (湿地の船と灯台)

作品ー6 (置き去りの小舟)

作品ー7 (イカリとロープ)

作品ー8 (イカリ)

キタキツネ 湿原を行く

2011年04月17日

今日は北西の強風が一日中吹きまくりました。時々雪も降ってきました。体感気温は真冬並
み。鉛色の寒い日でした。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ■  湿原のキタキツネ  ■

湿原は、今が一番歩きやすい時期です。
ヨシが冬に風と雪で倒され、湿原は見通しの良い野っ原になっています。地面はまだ凍って
いて硬いです。

すでに交尾を終え気楽になったキタキツネのオスが湿原の中をとことこ歩いています。

湿原の中にはエゾヤチネズミが多く棲んでいます。カモたちが集まる池があります。気の早い
カモは巣作りをはじめています。
歩いて行けば、その日に食べる獲物を捕れるチャンスはいっぱいあります。

見通しのいい湿原は、キタキツネが歩き回る姿を観察するにはいい時期なのです。

(オオハクチョウが緊張している前を通り過ぎていく)

(軽快に歩いていく)

(玉袋がおおきいオスのキツネ)

(警戒しているマガモのオスにそっと近づく)

蜃気楼

2011年04月16日

ヤマシギが裏の林に来ました。東南アジアで冬を過ごしていた地味なシギです。これから
夕方暗くなる頃から林の上を行ったり来たり飛び回ります。チキッと単発の鳴き声を出して
シギにしてはゆったりとした羽ばたきで飛びます。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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季節が揺らめき始めました。ウァーンウァーンとしたエネルギーがみなぎります。

                       ■  蜃気楼  ■

蜃気楼をよく見ます。一日中野付半島をうろついていると刻々変わる太陽の位置により空気
の温度が変わるのを肌で感じます。

それを意識するようになったのは、遠くにいる水鳥を望遠鏡で探しているときです。早朝は、姿
形がはっきり見えるのに、時間が経つうちにかげろうが踊り始め、だんだんぼやけだすのです。
こうなったら鳥の識別はむつかしくなります。

野付半島通いを続けていくうちに、水上に遠くのものが浮び上がって見えることに気付きました。
蜃気楼です。調べてみると富山湾とオホーツク海でよく見られることを知りました。

四角い太陽も蜃気楼の現象でした。

根室海峡のように冷たい海水が流れ込んでいるところでは、温度の低い海面により下層の
空気が冷やされます。すると、空気の密度が高くなります。

光は普通直進しますが、空気の密度が異なってくると、冷たくて密度が高くなった空気の方に
進む性質があります。そのため本体の上の方へ蜃気楼が出現します。遠くて水平線の下に
隠れて見えない物が見えるのはこの性質のおかげなのです。

野付半島界隈はオホーツク海側の中でも、よく蜃気楼が見られるポイントなのです。
早朝、湾内を眺めていると遠くの水平線の上を13羽のオオハクチョウが右から左へ歩いてい
るように移動して行きました。影絵のようなとても幻想的な風景でした。

干潟のタンチョウ

2011年04月15日

猫のジュジュの興味がどんどん拡大しています。えさ台に来るクマネズミのクマさんの匂いに
引きつられて、えさ場の近くに掘られた穴の前でじっと待機して狙う光景が良く見られます。
先日、夕方になって出たきり行方不明になってしまいました。深夜、飲んで帰ってきたら嫁が
生ゴミポットをひっくり返しネズミの穴を掘り返していました。ジュジュの声が地面の下から聞
こえるので心当たりを掘りまくっているというのです。耳を澄ますと時々地面の浅いところから
声がします。ここだと思って聞き耳を立てると少し違うところから聴こえます。うーんと立ちすく
んで考えました。どんなアホな猫でも穴の奥には絶対入らない。そう思って上を見ました。
アオダモの木がありました。その木にしっかり抱きついてジュジュが僕らを見下ろしていまし
た。嫁の思い込みにすっかり乗せられた深夜でした。酔いはすっかり・・・。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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           ■   干潟にタンチョウが戻ってきた  ■

干潟に仲間が戻ってきました。

ナラワラの森の中に棲むタンチョウ夫婦が干潮で出てきた干潟に魚を捕りに姿をあらわしたの
です。

春の干潟は一年で一番長い時間、広大にでてきます。ここに多くの水鳥がたくさん集まって
来ます。仲間が多いと、また仲間を引きつけます。それは安全と危険が入り混じるところです。

でも大型の鳥にとってそれほど気に掛けることはありません。危ないのは人間くらいですから。

タンチョウ夫婦は潮が引き出すと、森の中に入り込んだ干潟からゆっくりと、ゆっくりと魚を探し
ながら野付湾に現れる広大で、オープンな干潟にでてきます。

夫婦の姿は遠くからでも目立ちます。干潟では白はくっきりとして際立つのです。

これから六月にかけて、多くの観光客をその優雅な姿で愉しませてくれるでしょう。

オジロワシ集合。ハンティング

2011年04月14日

今朝は雪の花が満開でした。昨夜降った軽い雪が木々にふわりと乗っかり桜の花のように
みごとな白い花の雰囲気を作ってくれました。でも、それは太陽が出て30分ほどで散ってし
まいました。
おばんです。小太郎ででごじゃります。

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                    ■  オジロワシ集合  ■

オジロワシが集まってきています。湾内に集まってきたカモが目当てです。
今、オナガガモやヒドリガモ、ヨシガモ、キンクロハジロ、スズガモ、コガモ、ハシビロガモなど
が数万羽やってきて休息しています。

オジロワシはカモたちが集まる水面の近くの地上に降りて、チャンスを狙っています。

時々飛び立ち、ゆっくりとカモのいる方向に飛んで行きます。カモたちはオジロワシの姿に
すぐに反応します。一斉に飛び立ち、移動して行きます。瞬発的なスピードはカモたちの方が
優れています。

オジロワシはじゅうじゅう承知しています。あくまでも、ゆっくり飛んでいきます。こんなときは
全く狩りをする気はないようです。ただ探っているのです。大勢のカモの中に一羽でも体調を
崩したり、翼を負傷して、飛び方や動作がおかしくなっている個体が見つかれば、ラッキーと
思っているくらいです。

普段飛んでいるオジロワシを見ていると、魚を捕ることは出来ても、カモを捕ることは大変だろ
うと思ってしまいます。ところが、オジロワシはすごい飛行能力を持っているのです。突然、飛
び方を変えてきます。

狙ったカモを追いはじめると羽ばたきが急に早くなります。方向転換も鋭角的になり、カモの
動きについて行きます。全速力で逃げるカモのスピードに負けません。いやもっと速いです。

カモは方向転換でなんとか追撃をかわしていきます。本気になったオジロワシはしつこいです。
方向転換で失速したスピードを、体勢を立て直し、もとのスピードに戻す早さは「素早い」の
一言ですみます。

足にかかったカモは一掴みで絶命します。頭がぐったりしおれます。あとは、再びゆったりした
羽ばたきに戻ります。ただし他のオジロワシに横取りされないように、さっさと安全な遠くの
方へ飛んで行ってしまいます。

旅立ちの詩 

2011年04月12日

なごり雪が降っています。湿ってくると寒くなります。暖房を切って生活できるようになりました
が、湿ってくると室温が20度をきります。猫のために、夜だけは暖房がいります。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(春先は笹を食べます)
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春先に来るえさ台の小鳥たちの紹介をしようと思っているうちに、どんどん渡り鳥がやって来て
いるので、後回しになっています。

       ■  旅立ちの詩  オオハクチョウ・コクガン・シロカモメ・シギチドリ  ■

各地で冬を越してきた鳥たちが、続々と野付湾に集まってきて、休息し、栄養を補給して、旅
立って行っています。


(オオハクチョウは夫婦か家族でだび立ちます)

東北地方を中心に冬を越していたオオハクチョウやコクガンが四月に入って急激に増えました。
たくさん生えているアマモを食べ、一服すると北を目指して飛び立って行きます。

(あちこちですごしてきたコクガンが集合して大きな群れになっています)


(知床連山を背景にオオハクチョウが千羽以上羽を休ませています)


一群また一群と半島を横切って行く群れを見送ります。頭の上をサッサッサッサッと翼で空気
を切って編隊を組んで根室海峡に飛び出していきます。海に出るとすぐに海面近くに高度を下
げ、濃紺の海に紛れてしまいます。

コクガンに入れ込んでいる身としては、なんか嬉しくもあり、寂しくもあり、つい涙が出ていまい
ます。

オオハクチョウは湾内を20-30羽の群れで飛び出して、知床半島の方面に向かいます。
ある時はさほど遠くない標津港の沖合いに集合して、そこから順次知床方面に飛び立っていく
こともあります。

(出発時は大きな群れになって飛び出して行くこともあります)

また、この地域で冬を越していたシロカモメも群れになっています。シロカモメだけがこんなに
集まるときは、いつでも北極圏へ向かう準備が出来ているときです。

(シロカモメだけが集まるとき、それは北へ向かうときが近い)

赤道を越え南半球の方で冬を越していたシギやチドリも次から次とやって来ています。干潟に
集まり、大きな群れになっています。力強く、スピードがあります。躍動感にあふれた飛行に
とうとう春が来たよと説得されているみたいです。

(先頭にダイゼン。その後にはハマシギの群れ)
さあ。五月のはじめまで、旅立ちの詩は続きます。

エゾジカ のたりのたりかな

2011年04月09日

ワサビの葉っぱがつやつやしてきました。まだ葉っぱはちりちりと萎縮してはいますが、力が
みなぎっています。待ちに待った本物のワサビ。採ってきました。練りワサビと違ってふわっと
たっぷり水分を含み、淡く柔らかな緑、見ているだけで幸せです。口に入れた初物。甘くて、
とろけて、しみこんで、最後に甘い辛味が口の中に広がりました。たまらん・・・・。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(ワサビの葉が冬眠から目覚めました。花芽がもう着いています)
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               ■ エゾジカ  のたりのたりかな  ■

三月11日の東北関東大震災から、野付半島に来る観光目的の車が激減しました。三月
十三日の日曜日は丸一日数えるほどしか車が来ませんでした。

そのせいか、動物たちにのんびりした様子が伺えました。普段は夕方に動き始めるエゾジカ
が、日中から道路に出てきてゆったり歩いて移動してきます。日頃は道路脇から出てきて、
素早く横断してしまうのに。しかも、私の方にゆっくりと、恐がる様子もなく、向かって歩いて
きます。互いに緊張感はありましたが、びびることなくすれ違いました。

四月三日は車の数が少し増えてきました。しかし、普段の10分の1ほどです。いつもに比べる
と静かな野付半島です。6頭のシカの親子が道路脇の草むらに座って居眠りをしていました。
おどろおどろしくなく、おだやかなゆったりした眠り表情です。
時間がゆっくりと静かに流れている感じです。

自粛ムードが野付半島にいるだけでも、ひしひしと伝わってきます。東北関東の被災者の皆
さんが苦しんでおられるのに、私たちが遊んでいていいのだろうかという思いを、皆さんが持
っておられます。

今は日本中が喪に服し、次に何をするかを模索しているときなんだと、シカたちの行動を
見ながら考えていました。

ミコアイサ 

2011年04月07日

雪が少なかったので森の中の雪解けも早いです。木の周りの雪は加速度的です。幹が吸い
上げる水の温度で解かしているのですね。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ■  ミコアイサが来た  ■

川の氷が落ちたら、ミコアイサが姿を見せました。通称パンダガモと呼ばれています。ユーモラス
で、マンガチックなカモです。

オスのミコアイサは全身が白く、眼のまわりだけ丸く、黒く縁取られています。第一印象は
パンダみたいです。


この鳥を一度見た人は、この艶やかさを忘れません。それほど目立つカモです。

この羽色が、白い装束を着た巫女さんに見えたのでしょう。「ミコ」という名がつけられました。
アイサは奈良時代に、秋早く現れるカモを秋早鴨といい、「アキサ」と呼んでいました。それが
転化したものです。

江戸時代になってウミアイサ、カワアイサ、ミコアイサと区別されるようになりました。

野付半島では、ウミアイサやカワアイサが湾内や外海で見かけることが多いのに、ミコアイサは
河口や川の中で見かけます。これは食性と関係があるようです。魚主体の生活をするほかの
アイサに比べ、魚を主にしながらかなりの雑食で、カエルやカニ、エビ、水生昆虫などや植物の
根や茎、種も食べます。

滞在は短く、すぐにいなくなってしまう野付湾では珍しいカモです。

鎮魂花 福寿草

2011年04月07日

わが家の林床のあちこちにフクジュソウが咲きだしました。鮮やかな黄色。じっと見るととても
眩しいと感じさせる黄色です。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(しっかり前を向いて歩きます)
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                ■  鎮魂花  福寿草  ■

フクジュソウの花は横から見ると花びらより大きながくが開き、その上に乗るように20-30枚
の黄色の花びらが開いています。仏花の蓮の花みたいです。


この花弁は共同で日光を花の中心に集め、そこに熱を貯め、虫を誘導します。寒い時期、虫を
太陽熱で暖めてやって、花粉をおしべに運ばせます。

フクジュソウはなかなかの戦略家であり、知恵者です。虫から見れば恵みの神様、仏様です。

殺風景な彩りの森に鮮やかな太陽黄色が散りばめられると、とたんに森が明るくなります。

昔から福寿草の花と南天の赤い実を合わせて飾る風習があります。これは「難を転じて福を
なす」という意を込められたものです。

昨日の朝日新聞の一面に一人の僧侶が雪が舞うなか、祈りを捧げる姿の写真が載っていま
した。盛岡の石雲禅寺の僧、小原宗鑑さんが宮古市を出発し、野営しながら石巻市を目指し
お経を唱えながら、犠牲者の鎮魂と町の復興を祈った姿でした。

(朝日新聞より)
ガッツーンと心に響きました。全国の人々が被災地に立たなくても、同じ思いを込めて祈って
いるのだと感じました。

同じ日に、野付半島で東北の方からやってきたオオハクチョウの群れが猛吹雪の中に立た
づんでいる光景を見て、私は奇しくも東北の人々に向かって祈っていたからです。

            朝日さす 老師が家や 福寿草 (与謝野蕪村 )

            生かせてと 手を合わせたる 福寿草 (後藤 洋子 )

            寄り添って 暖め合へり 福寿草  (青木 民子 )

            混沌の 中の光明 福寿草  (川口 襄 )

            もうそこに きのうなくて 福寿草  (芝 尚子 )

アオサギさーんいらっしゃい

2011年04月05日

春が駆け足でやってきています。このブログに載せるのにケツをけられても載せ切れません。
陽だまりではフクジュソウとフキノトウが次々に咲いています。香り高き季節です。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(霜降りフクジュソウ)
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どんどん夏鳥が姿を見せています。しばらく鳥の情報であふれます。

               ■  アオサギがどどっと渡ってきた  ■

アオサギが急に増えました。はじめに姿を見たのは三月二十一日でした。たぶんもう少し早く
来ていたでしょう。

四月三日には、野付半島の湿地と干潟で数多くのアオサギを見かけました。

北海道で繁殖するアオサギは、九州より南の方で越冬してきたものが渡ってきます。
最近の温暖化で春の渡りが早くなってきていると聞きます。このあたりでも二月中ごろに姿を
見せていますから、その傾向があるかもしれません。

野付半島では二年前に三月十三日に初めて見ました。今年は二十一日でした。今春は全国
的に春先の気温が低かったので、暖冬傾向から外れて、少し遅くやってきたようです。


春の渡りは、繁殖という大きな目的があります。繁殖を成功させるには、一日でも早く到着した
方が心理的に優位にたてます。他のオスより早く着けば、子育てをするのに良い場所が確保
できます。すると、良い配偶者を見つけられる機会が増え、結果として多くの子孫を残せる可能
性が高くなります。

経験から言うと、実績のあるオスの方が早く帰ってきて、良い場所を確保する率が高いようで
す。温暖化で、繁殖地に早く帰ってくることは、オスにとって次の世代を残せる競争に勝ち残る
大切な要因です。

タンチョウ夫婦が帰ってきました。

2011年04月04日

フクジュソウが咲き出しました。雪が早く解けた分、いつもよりずっと早く咲き出しました。
でも昨日は猛吹雪でした。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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いよいよ夏鳥が姿を見せだしました。ベニマシコ、ヒバリ、アオサギ、タンチョウがやってきまし
た。

             ■  タンチョウ夫婦がいつもの所に帰ってきました  ■

野付半島の湿原にタンチョウが帰ってきました。

ヨシ原の中にいて、目立たないように行動しています。

まだ雪や氷が残る湿原では、タンチョウの白さは武器になります。雪の白さとヨシの枯れ草色
に紛れて、全くその姿を溶け込ませてしまいます。注意してじっくり探さないと見つけづらいほど
です。

これからエゾアカガエルの産卵が始まると、湿原の水溜りはカエルで大賑わいになります。
タンチョウには嬉しい食卓になります。

春の川、アメマスが

2011年04月03日

ミソサザイが小さな体でさかんに囀っています。よく響き、抑揚があって回転のいい自慢の喉を
毎日聞かせてくれます。5グラムほどしかない体のどこに、エネルギッシュな声を出すパワーア
が潜んでいるのかいつもその声に励まされます。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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川岸に、湿原の中に、湾内に、海にとてつもないエネルギーを感じます。春の季節とは太陽の
パワーが蓄積され爆発しそうです。

                 ■  春の川、アメマスが  ■

アメマスが釣れています。
川を覆ってた氷が落ちると、川面にアメマスがジャンプします。


湿原の林の中を蛇行しながら流れる川の縁に立ってじっと水面を見ていると、バッシャとアメマ
スが跳ね上がってきます。飛び出してくるときに運良く姿を見ることもありますが、たいていは
落ちたあとです。ただ水面に広がって行く輪が、釣り人の心を揺さぶります。

私は食べるだけ釣ればいいので、大物釣りやたくさん釣ることに興味がありません。ですから、
スポーツフィッシングのルアーやフライは使いません。もっぱらえさ釣りです。えさはいつも持ち
歩いているイクラです。

針にイクラを5卵ばかりつけて、ポイントに投げ込み、ただ待つだけ。しょぼい釣り方です。

日により面白いほど次々に喰らいついてくることがあります。当たりの日です。ついついその引
きの強さに興奮して、釣りを愉しんでしまう機会があります。釣った後に自責の念に駆られます
が、そのときは無我夢中。走ってしまいます。

自慢をすれば、4時間ほどで30匹のアメマスを釣ったことがあります。サイズは30-60センチ
級のものばかりでした。若いときの話です。

この時期、大型のアメマスが海に近い河口になぜ多くいるのか、私にはまったく分かりません。

降海型のアメマスが成熟して九月から十一月にかけて、川を上り、産卵します。その後降海型
のアメマスは死なずに海へ戻る個体が多いそうです。産卵した後、川の中でサケやヤマメの稚
魚をえさにして再び体力を戻し、海に帰っていくのではないでしょうか。その時期が氷が落ち、
海水が温かくなる春なのかな。

釣り人は雪解けて、川の水がが濁ってくるまで、アメマス釣りを愉しみます。


ウミネコ 春来

2011年04月01日

濃霧が発生しました。とうとう根釧名物濃霧の季節に入ります。つめたい海と温かい風が出
会って発生します。住みはじめた頃は嫌いでしたが、最近はこれがないと寂しいく感じるように
なりました。実は昨今霧が発生して内陸まで入ってくることが少なくなっているのです。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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4月です。根室地域は生き物の気配がむんむんです。

                  ■  ウミネコ  春来  ■

湾内の氷が解けたら、ウミネコが姿を見せました。

ネコ好きなものですから、ネコの名前がつくものは親しみを覚えます。「ミィヤーオ、ミィヤーオ」
とネコの声に似た鳴き声は、ネコにすりすりされているようで、ついつい目を細めてしまいます。

日本各地で普通に見られるカモメですが、根室地方には春に渡ってきて秋までいます。オオセ
グロカモメの多いこの地域では目立ちませんが、干潟でよく小魚を狙っています。

干潮時、干潟から水が流れ出て行く浅瀬の水路で、待ち伏せして稚魚を捕っています。比較的
大きな魚を狙うオオセグロカモメやセグロカモメなどの大型カモメにはほとんど見られない行動
です。

春の成鳥は白さがきわだち美しい。目のまわりの瞼は鮮やかな赤い色をしていて、目を縁取っ
ています。これがきりりと顔を引き締めます。黄色のくちばしは先が赤と黒で田の字模様に
彩られ、おちょぼ口を描いた雰囲気です。

これから数が増え、根室海峡にやってくる小魚を狙います。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

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