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ケアシノスリ

2011年02月17日

この冬は寒気団がよく頑張ってくれました。各地の冬祭りはどこも好条件で開催されて本当に
よかった。週明けから春の気配がはっきりと現れました。太陽の光は明るくなったし、気温も
どんどん上がって久々にマイナスからプラスになりました。約一月厳しい寒さをありがとう。
充分堪能しました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ■  ケアシノスリ  ■

年末から若いケアシノスリが草原を飛び回っています。今冬は雪が少なかったので、餌になる
ネズミが捕りやすかったのでしょう。

「ケアシノスリ」。タカらしくない名前ですが、「足やすねに羽毛」が生え、「野原をする」ように
飛ぶことからきていると言われています。

ケアシノスリは北極圏の、森林が草原やツンドラと交互に交じり合った環境を好み、繁殖しま
す。主食はその地域に多く棲息するネズミの仲間です。


このタカは毎年姿を見せるとは限らない鳥です。一昨年の秋は4羽も姿を見せました。
そのうち3羽は幼鳥でした。夏場の繁殖条件がよかったのでしょう。

インターネットで日本各地の観察情報を見ていたら、西日本を中心にあちらこちらで姿が観察
されていました。

野付半島は細長い半島なので、湿地草原の中でじっとして待っていると、ふわふわと風に
乗って飛んでくるケアシノスリが近づいてきます。時々、空中で停止飛行をして、下を覗き込み
ます。


そのうち、やおら地面に突っ込みます。捕まえるのに成功すると、その場で食べ始めるので
遠くで見ていると、なかなか飛び立ってくれません。見失うこともしばしば。失敗するとすぐに
飛び出し、再びゆっくりと飛んで行きます。

フクロウと違い、日中にネズミを捕るのは視力がとても良いことと、羽の羽軸の先端は毛の
ように細くなり、羽音を消せるからです。

飛び回るだけではなく、草原の中の木の上に止ってじっとネズミを狙うこともしています。ただ
同じ環境にコミミズクがいます。ケアシノスリはコミミズクを捕ることがあるので、コミミズクに
見つかるとしきりに警戒され、時には攻撃を受けることがあります。


プレデターの悲しい性です。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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