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ホワイトアウト

2011年02月16日

関西のスイセンをお土産にいただきました。ほんのりと柔らかい、自己主張の強いいい香り
です。トイレにとても合います。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                    ■  ホワイトアウト  ■

朝9時。風蓮湖の氷上に車を止めました。湖面の氷上にはたくさんの車が止っていました。
氷の厚さは30センチ以上。車が載ってもびくともしません。車の横にテントを張り、氷に穴を
開け、チカとワカサギを釣っていました。

自称ネイチャーガイドは関西の姐さんたちと風蓮湖の中に突き出た槍昔の岬に向かって、氷の
上を歩き出しました。

天候は曇り。東よりの強風が吹いていました。予報では昼頃より雪が降り始めると出ていまし
た。氷上は薄く雪が張り付き、所々つるつるの氷が顔を出して、油断をすると足をとられて転ぶ
ことがありました。

氷の上をただ歩く。風に向かって前傾姿勢をとり、前進するのです。
11時ごろ、軽トラックが私たちに向かって走ってきました。地元の監視人さん。
「吹雪になるから、早く帰ったほうがいいよ」
ありがたい心配の注意を受けました。


そのとき周りの風景は遠くまで見えていました。岬まであと1キロ。15分ほど歩きました。
岬の森の上空は、オオワシとオジロワシが50羽以上、風に向かって凧みたいに飛んでいま
した。

(オジロワシが飛んで行く。後ろの林の上に50羽以上のワシたちが飛んでいる)

とうとう雪が降り始めました。すぐに来た方向に向かって歩き始めました。追い風だったのが、
いつの間にか向かい風に変わってきました。雪が地吹雪になってきました。湖岸の風景が
ほとんど見えなくなり、とうとうどこもかしこも白くなってしまいました。

これがホワイトアウトだ、と頭をよぎりました。何回もここに来ているとはいえ、不安になります。

後方に薄っすら見える槍昔岬を確認しながら、方向を決めて歩きました。でもだんだん方向に
自信がなくなってきます。とにかく急いで向かいの岸辺に向かおう。

周りはどこも真っ白です。

車輪の跡を見つけてほっとします。右寄りに行っているつもりが、どうも左寄りに行っていまし
た。気がつけば、風蓮川の河口付近にいました。出発点よりかなり手前です。

河口付近は湿地帯になっていて、氷の状態がかなりでこぼこになっており、不安です。表面が
薄い氷に被われて、下が水だったりすることもあり、かなり危険です。

恐々、再び沖合いに引き返しました。方向を修正しつつ、出発地点を探してみましたがとうとう
見つからず、結局2キロ以上離れた地点で道路にたどり着きました。
つりを終えた人の車に乗せてもらい、出発地点までなんとかたどり着いたのでした。

ホワイトアウト。恐るべし。


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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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