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ハギマシコ 萩猿子

2011年01月17日

わが家のえさ台は朝から大賑わいです。なかでもたんぱく質を必要とするキツツキの仲間は
えさ台に取り付けた豚や牛の脂身をしきりに食べに来ます。わが家に来るキツツキはアカゲラ
コアカゲラ、ヤマゲラ、コゲラの4種です。なかでも常連はアカゲラです。今日は頭が赤くない
雌のアカゲラです。


(黒い頭は雌のアカゲラ)

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ■  ハギマシコ  萩猿子  ■

ハギマシコが増えてきました。ハギマシコは遠くで見ると黒っぽく、樹木や地面にとてもよく
溶け込んでしまう「忍者」のような鳥です。降りたところに近づいても、飛び立つまで分からな
いことが、よくあります。

(手前の赤みを帯びたのが雄。奥の地味なのが雌です。)

漢字では「萩猿子」。体の色が秋に咲く「萩」の花の紫色をおび、顔やしぐさが子猿に似ている
ことから「猿子」と呼ばれています。英語では体の色を深紅のバラに例え、「ローズィフィンチ」と
言います。


夏場はシベリア東部やカムチャッカ半島、北米大陸の高緯度地帯の岩が露出した丘の上の
頂上や山腹、人気のない山や孤島の高原などで繁殖しているので、暖かい季節にお目にかか
るには、大変な努力を要します。

日本でも日高山脈や大雪山系の高山帯にいますが、私は何度行っても見たことがありません。

そんな鳥が野付半島のような平地に渡ってきて、越冬するのです。十月下旬から四月上旬に
かけて姿を見せ、10羽から5,60羽の群れでいることが多いです。

雪原の中から突き出たテンキグサ(ハマニンニク)やウラギク(ハマシオン)の種子を歩きながら、
こまめに食べ、春先になると、雪の上を歩いている小さな虫も捕らえて食べます。

トドワラあたりでは、疎林の中のこずえで、じっと休んでいる群れに出会ったりします。タカ類に
襲われない安全な場所では、いたってのんびりした忍者ハギマシコの姿が見られます。

(顔が子猿に似ていますかな)

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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