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オオワシにお年玉

2011年01月06日

ジュジュが発情しました。まだ乳歯が生え変わってないのにびっくりです。栄養状態が良かった
のか、早熟してしまいました。オヤジとしては心配になってしまいました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(顔のマッサージは気持ちいい)
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              ■  オオワシに海からのビッグなプレゼント  ■

一月二日。野付半島の海岸にゴマフアザラシの死体が打ち上げられていました。数えたら4頭。
大人のアザラシと子供のアザラシも混じっていました。


(子供のアザラシにハシブトガラスが集まっています)


いまの時期、コマイ漁の定置網に入り込んで溺れ死んだアザラシが浜に投げ置かれることは
よくあります。しかし、年末年始、漁は休んでいるので網にまぎれ込んだアザラシではありま
せん。まぎれもなく、溺れ死んだアザラシです。

年末年始に通過していった低気圧の威力は想像できないほどの力があったようです。泳ぎの
うまいアザラシが6メートルを越す波浪に翻弄されたのです。

北東の強風と高潮と満潮が重なったのか、大きなアザラシが波ぎわより10メートル以上離れ
た浜に横たわっていました。そこにオオワシやオジロワシ、カラス、カモメが集まってきていまし
た。彼らにとっては思いがけないお正月のご馳走です。

強者はオオワシです。いつもなら警戒感がとても強く、近寄っていくとすぐに逃げて行ってしま
うのに、この日はどういうわけか逃げません。肩白の美しい成鳥がアザラシの周りに集まって
います。

観察していると、この中に強い弱いの順位がありました。強いワシは翼を半開きにし、頭を突き
出し威嚇姿勢をとります。チンピラが肩をゆらし威張るようにして、必死にアザラシの肉を引き
出しているワシの方に大股で近づきます。「おらおら」と翼を大きく広げて、蹴散らしました。


どっかとアザラシの上に乗って、周りに眼を飛ばします。それでも逃げずに食べているワシを
左の翼を上げて威嚇します。なかなかの風格です。


あとはゆっくり満腹するまで、独り占めして食べました。

まわりのワシやカラスはいつか順番がまわってくるのを、ひたすら待つばかり。
風雪で二日間身動きがとれず、ひもじい日々を送っていたんですね。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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