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7色の太陽で・・・・お別れです。

2010年12月31日

小太郎でごじゃります。


今年もあと数時間。今まで日・祭日は野付半島三昧だったので、昨日・今日はひたすら
年賀状に打ち込みました。おかげで8時間前に326枚の年賀状が出来上がりました。
いやいや、今回も愉しく作らせて貰いました。

そのあとに、朝に先日の雪で折れていたトドマツの木から枝を切ってきておいたので、門松
作りをしました。

門松は31日に作るのを「一夜飾り」といって避ける習慣がありますが、今年は堪忍してくだ
さい。正月様をお迎えするのに一日だけでは確かに誠意が足りませんが、しないでお迎え
するよりはまだましでしょう。なんとか許していただきましょう。

松以外に道東では常緑の木や草がないので、竹の代わりにクマザサ合わせました。トドマツ
の枝を山盛りにした雪に刺して固定し、回りにクマザサを挿し込んでいくと立派な「松飾り」
になりました。

次に「しめ飾り」。こちらには稲がないので、しめ縄ができません。ですからあるもので。
トドマツの枝とクマザサ、それにミカンを組み合わせて作ります。和紙を重ね折して一定の
形に切った「四手」をそれに取り付けて完成。関西風でいたってシンプル。『これでいいの
だ』と自分に言い聞かせています。

正月の神様も「仕方ないなあ」と許してくださっているようです。

5月に土田英順さんや坂下美樹さんと同期に始めたブログ。それぞれの先生は世界や
札幌で大活躍されている方ばかりで、どうなるか心配しました。意識続けて7ヶ月。

多くの人に励まされました。オーストラリアのオジュモさん。奈良の桜姫さん。・・・。
本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

縁起を担いで、七色の太陽をごらんください。


皆様!よいお年を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

雪衣装をまとった木々

2010年12月30日

えさ台に脂身を置きたいのですが、いろいろな工夫を凝らしてもカラスに盗られてしまいます。
カラスの生きていこうとする努力と知恵が数段上をいっています。毎日来る2羽の常連さんに
はあらかじめ多めにあげて満足はさせているのですが・・・。

ごきげんさん。小太郎でごじゃります。


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                  ■  雪衣装の木々  ■

根室海峡の中に「つ」の字状に突き出ている野付半島は、雪が降っても内陸部ほどは積もり
ません。それは海水の温度が零度近いことがあげられます。また北から入りこんで来る雪雲
が山から遠く離れている海に来る頃には、すっかり雪を降らしてしまい、雪を降らせる力がなく
なっているからだと思うのです。

低気圧が海を渡るときは強い風を伴い、雪は横なぶりに叩き付けられます。地面を走ります。
積もるというよりも障害物に当たって止るといった感じです。

ですから、野付半島では木々に雪が張り付きます。地面のくぼみに吹き溜まります。
内陸部で50センチ積雪があるのに、野付半島は10センチも積もっていないことはざらなの
です。冬の修行場に選んだ理由はここにあります。


低気圧の去った朝の野付半島は雪の衣装をまとった木々の饗宴にになります。日頃はくす
んだ木が白く輝きます。輪郭がしっかりして浮き立ちます。純白のドレスを着た木立の素晴ら
しいこと・・・。


この光景は朝が美しい。朝陽の柔らかき光と空気の湿度や温度が織り成す自然の技が演出
する最高のプレゼントです。

オオハクチョウ  越冬準備

2010年12月29日

明日で仕事納め。今年も健康で病気をせず、無事すごせました。野付半島の八百万の
神様に感謝します。一年間本当に自然の愉しみを分けていただきありがとうございました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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              ■  オオハクチョウ 居残り組み  ■

湾内が凍り始めました。海水の上に川の水が覆いかぶさるところから結氷していきます。
ですから、湾の奥のほうから凍ってきます。結氷すると、その下を水が流れ、氷の端に出て
きて、それが凍ります。そして、どんどん氷の面積が広がって行くのです。


そのため、オオハクチョウやコクガンなどが餌にしているアマモが採りづらくなってきます。
と同時に、彼らの南下が増えていきます。オオハクチョウもずいぶんと数が少なくなりました。
ピーク時3000羽はいましたが、今は600羽ほどになりました。


野付湾はアマモが豊富にあるので、南に渡らないで越冬するハクチョウがかなりいます。
集団となり、毎日風向きを見て、アマモの採りやすい場所に移動して生活しています。


移動するときは5、6羽から30羽ほどの群れを作ります。トランペットの音に似た声を出して
一列編隊になって水面すれすれに飛びます。水面から発生する上昇気流をうまく捉えて
飛行します。見ていると先頭が次々と変わり、疲れないように協力しあっているのがよく分か
ります。


風景が白くなると目立たなくなります。しかし、逆によく目立つようにもなります。太陽光が
氷に反射して翼の下面を真っ白に照らすことで、白が鮮やかに浮き立つからです。



何もかもが美しくなる季節です。 

冬山雄景ー中標津から見える山々

2010年12月28日

朝の散歩にスノウシュウがいるかなと思ったが、雪の後に雨がしっかり降ってくれたので
雪にたっぷり水分が行き渡り、そのあとマイナス10度と来れば、もうがっちり硬い下地が
でき、埋まることなく歩けました。これで春まで散歩道は万全です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ■  中標津から見える山々  ■

台風並みの低気圧でした。その翌日は快晴。山々がすっきりときれいに見えました。

冬山に登らない代わりに、道東の山々を見て愉しむ。これが冬の嬉しいところ。

まずは中標津を代表する山、武佐岳です。その横に連なるようにしてチラッと顔を見せる
のが斜里岳。オホーツク側から見るのとずいぶん違って険しい山の姿です。


(左側の山が武佐岳。 右側の奥に斜里岳)

(真ん中の奥の山が斜里岳です)

羅臼岳から硫黄山へと連なる知床連山もしっかり見えます。中でも羅臼岳は単独の山と
して見ると富士山に似ています。


     (羅臼岳  乳首のようなぽっちりが頂上)

羅臼岳と斜里岳の中間には海別岳があります。どっしりとして動かずといった感じの山です。


        (海別岳)

そして西の方角には西別岳と摩周岳が仲良く鎮座しています。


      (西別岳                   摩周岳 )                

みなそれぞれに名峰です。

波打ちぎわにカモメ飛ぶ

2010年12月25日

雪がどっさと積もりました。そのあと暖気が入り、一晩中雨。もう踏んだり蹴ったりです。
早朝、意を決して雪かき開始。しっかり水分を含んだ雪は重い。スノーダンプで押しますが
足でひと押ししないと雪が入ってきません。悪戦苦闘の2時間。ようやく駐車場と家の周りの
除雪が終わりました。汗でぐっしょり。小太郎やジュジュは外に出る気、まったくなし。


(年寄りラムちゃんは冬はのんびり日向ぼっこ)

おばんです。小太郎でごじゃります。

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              ■  波打ちぎわにカモメの賑わい  ■

海が荒れると、ときに海底をも掘り起こすようなすごい力を出します。

風が作りだす海のうねりが大きな波となり、海水の力を強力なものにするからです。
大きな石や小さな石、砂が大量に浜に運ばれ、山盛りになって打ち上げられることがありま
す。浜が一変します。


ただすさまじい風波は数年に1度くらいしかありませんが、小規模なものはしょっちゅうです。

海底にあるものが巻き上げられ海岸に押し寄せることがあります。そんなときは浜辺が
カモメの食堂になります。小魚や小エビ、コガニ、海草などが波に混じるからです。

風に乗ってホバリングしながら波の中を探します。波によって運ばれてきた獲物が水面に
浮いてきたところを海面に突っ込み嘴でつまみます。お腹を膨らませるのは大変ですが、
繰り返し、繰り返し続けるとけっこうな量になります。


満腹になると浜に下りて、一時休憩をします。

数百羽のカモメが浜辺を飛び回るのはなかなか見られませんが、出会うときは興奮します。

猛吹雪のえさ台

2010年12月24日

猛吹雪です。横なぶりの雪が斜面を駆け上がってきます。木にべっとりと雪が貼りついていま
す。雪の重さで枯れた枝やのび過ぎた枝がぽきんぽきん折れています。冬は木々の剪定の
季節なのです。

おばんです。一日中窓辺で小鳥たちを眺めていた小太郎でごじゃります。


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                 ■  猛吹雪のえさ台  ■

雪が降っています。昼から雨になる予報だったのに雪です。重い重いゆきです。強い風で
べたべたと木々にへばりついています。枝は重みで下がってきています。耐えられない枝は
ぽきんと折れます。これを繰り返しながら枝は太くなっていき、がっちりした木になっていきま
す。


小鳥たちはひもじそうです。風雪がひどいときはオンコ(イチイ)の木の中に入って避難してい
ます。ゆるむと飛び出してきてえさ台にやってきます。雪をほじくり返してヒマワリの種を1個
ずつ嘴にはさんで飛んでいきます。


(ハシブトガラが雪をかいてヒマワリの種を探しています)


朝、雪かきした台にはまた5センチほどの雪が積もりました。小鳥も必死です。次々にやって
きて、雪をよけて持っていきます。

金網に入れた脂身は人気です。雪がつかないので取りやすいのです。嘴でつつき、こそげと
り食べています。強いやつが来るとさっさと逃げ、めまぐるしく訪問者が入れ替わります。


(ゴジュウカラが脂身をつついています)


(スズメもきます)


(シジュウカラはここでは威張っています)

窓辺に張り付いた小太郎は姿勢を低くして、じっと狙う格好をとっています。時々、喉に力を
入れてカッカッと吐き出すような声を発しています。

エゾジカの尻毛は白くて美しい

2010年12月23日

明日は嵐かもしれませんね。今夜はまだ零度以上。昨夜より寒くありません。風はまだ
吹いてはいませんが、不気味です。湿った雪だけは降らないでくれい。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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             ■  シカのお尻の周りの毛は白くて美しい  ■

シカの発情期は終わりました。あのよく響く笛声はどこに消えたのでしょう。

朝は、雌ジカのグループに会いました。ゆったりと落ち着いた雰囲気です。大人の大きさに
なった子ジカが3頭。2歳と思える1本角の若雄が1頭。母ジカが2頭。7頭の群れでした。

ハマナスのブッシュの中をゆっくり移動していました。雪に埋もれた草を前足でかき出し、
朝陽の暖をとり、ゆっくり食べていました。ブッシュにまぎれると、本当に判らなくなります。


夕ぐれ時は、雄ジカのグループに会いました。海岸線に出ていました。積雪の少ない草の
採りやすい場所にやってきているようです。

親分と思しき雄が警戒して、お尻のまわりの白い毛を思い切り立てて威嚇姿勢をとってい
ます。でかくはないが先の鋭く尖った角。太い首。肩の筋肉の盛り上がり。丸々とした胴
回り。腰の筋肉の山盛り。がっちりとでかい尻の筋肉。なんとたくましく見える雄でしょう。


しばらくはにらみ合いです。足が震えます。口が乾燥して、舌を動かして唾液を出し、ゴク
ンと飲み込みました。

30メートル先に4頭の雄がいました。走って親分のほうへやってきます。緊張が走ります。
彼らも神経がピーンと張っているのが分かります。


立ち止まって、一斉に私の方を睨みつけます。親分が歩き出し、彼らの方へ移動して行き
ます。ゆっくりとこちらの動きを確かめるように。

親分の前では、若雄は直立姿勢です。耳を引いて、動きません。


私が一歩踏み出すと同時に、一斉に踵を返して走り出しました。白い尻毛をみごとに立て
て、広げて走ってます。

躍動感のある美しい尻です。


ベニヒワ 久々に妖精がやってきた。

2010年12月22日

今夜、南知床は快晴。すっかり暗くなった5時くらいから6時頃まで完璧な皆既月食を観察
しました。薄っすら赤くて3年前ほど暗くならなかった。3年前は寒くなかったから椅子に腰
掛けて、日本酒をやりながら欠ける所から暗くなって明るくなるまで愉しみました。しかし、
今回は気温マイナス5度、しかもまだ仕事中だったので、わずか10分ほどしか愉しめませ
んでした。月が赤っぽく見えたのは、地球の大気によって太陽の光がわずかに屈折して、
散乱しにくい赤い光だけが月面を照らしたためらしい。


おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ■  ベニヒワ 三年ぶり  ■

オオワシに次いで、北から小さな使者がやってきました。ベニヒワです。野付半島では三年
ぶりになります。

ベニヒワはスズメより小さな小鳥です。濃い紅色の額が目立ちます。雄は胸が赤いのですぐ
に見分けられます。ベニヒワの由来です。


日本に来るベニヒワは年によって、当たり外れの多い渡り鳥です。まったく姿を見せない年
も多く、姿を見せると全道各地で見られる年もあります。

夏は高緯度地方のカバノキや低木の多いツンドラ地帯、針葉樹の幼木が多い地域で繁殖
し、普段は繁殖地域の南の方で越冬しています。ところが、その年の越冬地域の木や草の
実の実り具合で、越冬する群れの数に影響します。

食料事情が悪い年は、より南の地方に渡って行く群れが出てきます。だから、北海道や本
州にベニヒワがやってくる年は、北の越冬地の食料や気候条件が良くないと見られる年な
のです。

もしかすると、今冬はベニヒワの当たり年になるような予感がします。

オオワシ たくさんやってきた

2010年12月21日

窓辺にキタキツネの足跡がついています。雪が降って彼らの行動が見えてきました。
しっかり証拠を残していくからです。これから餌が捕りにくくなると現れる頻度が増えます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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             ■  オオワシがこの1週間で急に増えました  ■

去るものがいれば、来るものがいます。

とうとうオオワシとオジロワシがロシアからたくさんやって来ました。カムチャッカ半島から
千島列島を南下、ようやくオホーツク海の南の端にやってきたのです。

氷はじめた干潟の端の草陰に降りて、風よけをしながら休んでいます。

海岸に食べるものが打ち上げられたり、定置網から揚げられた雑魚やアザラシの死体が
出ると、わーっと集まってお腹を満たします。


これから羅臼漁港のスケトウダラ漁が本格化する一月中ごろまで、200羽から300羽の
オオワシやオジロワシが氷の上で休む姿を愉しめます。

浮き球の風車

2010年12月19日

アホウドリが新天地のミッドウェー環礁イースタン島で初めて産卵したというニュースを読ん
だ。アホウドリの保護活動をしている東邦大学の長谷川博教授が京都大学の大学院のとき
に始めた鳥島のアホウドリの調査から36年。ずっと経緯を見てきた人間として、長谷川先生
がワッホワッホと小躍りして喜んでおられる様子が目に浮びます。アホウドリの将来に明るい
ニュースです。おめでとうございます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                 ■  浮き球が風車に  ■

漁師にはなかなかのアイデアマンが多い。
野付半島の風は半端じゃない。それをうまく利用しようとしたグッズを見つけた。

定置網にはプラスチック製の浮き球が多量に使われる。昔はガラス球だったが、今はプラス
チックだ。しかし、網が古くなると浮き玉も色が薄れ、役立たずになる。

廃船の中に浮き玉だけが多量に貯められていたりする。それはそれで、なかなか美しい
アートである。

この使われなくなった浮き玉を風車にした人がいる。浮き球の側面に丸い窓を四つ、じつに
きれいな切れ込みを入れて風受けを作る。上と下に穴を開け、鉄棒を通し完成。

前からテトラポットの上に設置されて、風の強さを見るために利用されていたのだ。見た目
美しく、しかも実用的。ずっと感心していた代物だ。

遠めで見ると潜水夫がかぶる鉄製の頭に見える。風が強くなると、風をうまくつかみすごい
スピードで回転する。これがなかなか迫力があって、素晴らしい。

最近、番屋の入り口の門柱に風見鶏的に取り付けられた。そのせいかそれまで目立たな
かった番屋がとても輝いて見えるようになった。わたし的には・・・。


ハマシギ 最後の群れかな

2010年12月17日

ジュジュが三日ほど調子が悪かった。吐いて下痢をして、すっかり憔悴しきっていました。
ちょうどパルボウイルス感染症の猫が来ていたので、あわてました。ワクチンをしているとは
いえ、かかったかもしれません。インターフェロンと抗生物質と吐き気止め、下痢止め、点滴
の処置を三日続けてなんとか回復。やっぱり元気が一番。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ■  ハマシギ 最後の群れ  ■

先日アザラシに気を取られているときに、目の前を50羽ほどのシギが横切って海へ飛び出
して行きました。みごとな飛翔です。シャーという羽音を残し、遠ざかりました。

一斉に方向転換をし、黒(表)と白(裏)の翼を反転させて西の方向へ飛んでいきました。

ハマシギです。

北極のツンドラ地帯で繁殖していたハマシギの群れです。たぶん・・・今年最後の群れです。
十月に数百の群れを成していたシギです。強風にめげず、力強い羽ばたきでした。


上げ潮になった干潟をのぞいたら10羽のハマシギが無心に餌をあさっていました。
体力作り、体力作りと掛け声を出し合うように、懸命に砂の中に嘴を突き刺してゴカイを
引き出して食べています。

私が3メートルばかりまで近寄っても、まったく気にせず・・・。


これから1000キロ、2000キロ・・・・・・・・といっきに飛んで行かねばならない真剣さが
ひしひしと伝わってきます。

覗き見ゴマフアザラシ

2010年12月16日

今度は本物ですかね。じんじんしんしん寒さが滲みこんで来ます。今朝とうとう薄っすらと
雪が積もりました。あわててスッタッドレスタイヤに履き替えました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(寒いから早く入れてくれい)

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                ■  海坊主ゴマフアザラシ  ■

12月の浜辺は寂しい。ほぼ何もいない砂浜が続きます。
シギやチドリのほとんどは、すでに南に渡って行きました。
ヒバリもハクセキレイも、みんな南へ渡ってしまいました。

そんな浜辺でも毎週歩きます。修行ですから・・・。

ときに、何か愉しそうに歩いているなと、覗き見するやつがいます。
海坊主です。つるつる頭をしたゴマフアザラシです。

頭だけを音もなく出し、こちらを見ています。じっと見て正体を確かめると、すーと潜ります。
近くでまた頭を出すかなと身構えていると、50メートルも離れたところで頭を出したりします。

見つけるときは運がいいのです。おそらく、こちらが気づかないで覗かれていることが多い
からです。



エゾリス 耳の毛が伸びました。

2010年12月13日

典型的な冬の気圧配置。南知床は快晴でした。ただ西よりの強風が一日中吹き荒れて
いました。おかげで日頃すっきりと姿を見せない、国後島の最高峰爺々岳(チャチャダケ)が
遠めにすっきりと見えていました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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               ■  エゾリスの耳の毛が長くなりました  ■

エゾリスの耳の毛がすっかり長くなりました。耳丈の2倍以上の長さです。すっごく暖かそう
です。強い風が当たると右に左になびきます。

耳は体温を調節する役割も担っているので、これだけ密集して、しかも長く覆われると体温
も失われにくくなります。

長く伸びただけで、顔のイメージがすごく精悍に見えてきました。動きもきびきびしています。
外敵に見つかりやすくなった分、パワーアップしているのでしょう。

ユキホオジロ 群れがやってきた

2010年12月12日

子猫の爪は強力です。足元にじゃれ付いて、爪をズボンに引っ掛けて上がって来ようとします。
そのときに足の皮膚を引掻きます。はじめは大したことではないと思っていたのですが、皮膚
をかすめた傷がなかななか良くならない。あまりにも多くの傷がつきすぎたので、とうとう2週
間に1回の間隔で爪を切ることにしました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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               ■  ユキホオジロの群れがやってきた。  ■

今冬は早々にユキホオジロの群れが野付半島に定着しています。十一月4日に12羽の群れ
を見つけました。以後、毎週野付半島に行くたびにその群れに会います。


群れはすっかり枯れ草になった草むらに下ります。砂地に落ちた草の種を拾って食べていま
す。歩くスピードが早く、枯れ草の中を縫うように移動していきます。

地上では羽色が周囲の色に溶け込んでしまいます。群れがおりたポイントに近寄っても、姿を
探し出すのに一苦労です。わずか2メートルのそばまで行っても、飛び出すまで分からない
ことが多いです。


写真を撮ろうと思っても、草という障害物があるためにピント合わせが難しい。

じっと観察していると好む場所があって順繰りに移動していることがわかります。追いかける
より待つ。じっと観察するには、これが一番です。時間はかかりますが・・・・。

オオワシになってや!ようこそ、斉藤佑樹!

2010年12月10日

    ■  オオワシになってくれい !  ■

道東知床地区の日本ハムファイターズのひとりのファンとして、早稲田大学のファンとして
歓迎のエールを送ります。

伊藤龍治先輩みたいにしゃれたことは言えませんが、心から嬉しいです。

実は、うちの息子が早稲田大学の大学院にいます。あなたが大学に入られたときから、
ずーっとあなたを応援していました。まさか、北海道に、日ハムにやってくるとは。

感激です!万歳、ばんざい、バンザイ。今夜は根室の地酒「北の勝」で乾杯します。

あなたが、大きく羽ばたくことを祝って、そして祈って。
オオワシの飛翔を送ります。

オオワシさんが増えてきた。

2010年12月09日

ぷりぷりイクラを知ってますか。寒くなって定置網がお仕舞いになる時期に揚がってくるサケ
の卵。成熟して皮が硬くなって、咬んでもなかなか割れない。奥歯でぐいっと咬んでもするっと
滑って逃げてしまうほどの弾力性があります。ここまで来ると商品にならないので店頭に出て
来ない。魚屋に頼んで何とか手に入るものです。これをこよなく愛する人がいるのです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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               ■  オオワシがやってきてます。  ■

世界で一番美しいワシ。・・・と私が思っているオオワシ。
十月三十日に初めて姿を見てから、少しずつ増えてきています。十二月五日には8羽も観察
しました。


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               オジロワシ            オオワシ

2010.10.17       4羽                0羽
     10.30       4羽                1羽
     11. 3       5羽                0羽
     11. 7       2羽                1羽
     11.14       2羽                2羽
     11.28       3羽                4羽
     12. 5       7羽                8羽

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黄橙色の大きくひん曲がった嘴。長く鋭い、黒い爪を持つ黄色の脚。白い肩羽根。足を覆う
白い羽毛。腰から尾先まで純白。あとは黒っぽい羽毛をまとっています。

コントラスの著しくみごとな色合いです。翼を広げると2メートル50センチもある大きな鳥です。

嘴の形を見れば一目瞭然。肉食です。厚くて硬い皮を引きちぎります。アザラシのとんでもな
く硬い皮さえ、裂いてしまいます。エゾジカの皮なんてちょろいもんです。ただ、襲いはしませ
ん。死肉をあさります。

魚が大好きで、サケやタラを食べます。魚は引き裂きやすいので、苦労はしません。時には
鳥も狙います。ただし弱った動きの鈍い鳥です。カモメが捕った魚を横取りすることもあります。


敵がいないので、堂々としています。地上に降りて休みます。警戒感が強いですが、人を見
ます。ただ気配を消して近寄る訓練をすれば近寄れるもんです。

これから年末にかけてどんどん渡ってきます。

オオハクチョウ 飛び立ち瞬間

2010年12月08日

着々と冬支度が進んでいます。わが家の餌台に来るリスが入れ替わり立ち代り、次々に
やってきます。それぞれに個性があり、毛色や耳の飾り毛の生えてきかたなどいろいろです。
中でもこやつは、毛色も耳の毛もエゾリスらしくないエゾリスです。もしかすると違うかも。


(普通なら耳の毛が長くなっているはずなのに、短い)

おばんです。小太郎でごじゃります。

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               ■  オオハクチョウ 飛び立ち瞬間  ■

オオハクチョウが満開です。増えてはいませんが、じっくり落ち着いて居座っています。
本州に行くとトリインフルエンザの危険性があるから行かないほうがいいよ。

ナショナル ジオグラフィック日本版にオオハクチョウが取り上げられています。
野付半島のオオハクチョウが出ていました。なかなか迫力ものです。

刺激されます。日本版にも、オオハクチョウの美しさにも。
魅了されます。野付半島に。ここには世界的に大型の鳥が集まってくるのです。

迫力あるオオハクチョウやオオワシ、オジロワシ、タンチョウの姿を追い求めたいと思って
います。まだまだですが。

今日はオオハクチョウの飛び立ちです。夫婦のオオハクチョウが息を合わせて、「一」の字に
なって飛び出して行きました。


ウミウが寄る日は「しっどいウサギが走る」

2010年12月07日

強烈な暴風雨が通り過ぎた翌日は快晴無風の上天気。寒気も帰ってきましたが、今年は
いまいちカッキーンとした安定シバレが来ない。中庭のフッキソウの葉は縮んだり伸びたり
で大変そう。
おばんです。小太郎です。


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            ■  ウミウが寄る日は休日  ■  

「しっどいウサギが走ってんな。」
「今日は沖さ休みだ」

野付半島の沖合いを見ながら、知り合いの漁師のゲンさんがつぶやく。

オホーツク高気圧と南の太平洋高気圧がせめぎあう十一月から十二月。低気圧が西から
東へ急速に発達して移動してくると、強烈な突風を伴った風が吹き荒れます。

根室海峡は水深が深いところと浅いところがあり、波の立ち方が違います。川でいえば深い
「とろ」と浅い「瀬」があるとイメージしてください。水深が深い羅臼沖が「とろ」、水深が15~
20メートルほどしかない野付半島沖は「瀬」になります。

そのせいで野付半島沖は波が立ちやすく、羅臼沖は強風が吹かないと目立ちません。
波が高くなると上っ面を風が跳ねていきます。波が白いしぶきを挙げるときです。風が強く
なればなるほど、白いしぶきは大きくなります。遠くからでも目立ちます。濃紺色の海が
白っぽく見え出します。


こういう状況を「しっどいウサギが走ってんな・・・」と漁師は表現するのです。「しっどい」は
強烈なとか、たくさんのといった意味が込められているはずです。

風と波が創り出す力は想像を絶する威力を持っています。人の頭ほどの石が軽々とたく
さん打ち上げられます。時には、波消しブロックの上に直径が1メートルもある大木がのっ
かっていることもあります。

浜が思い切り削られてしまうことはしょっちゅう。逆に砂がどっさり打ち上げられ、道路が
完全に埋まることもあるのです。

こんなときは、いくら潜りの上手いウミウやヒメウでも溺れます。魚は捕れません。無駄で
危険な努力をするよりも海岸線に避難したほうがずーっとましです。


私が強風を喜ぶのは普段沖合いでしか見られない鳥たちが浜辺に寄ってくるからです。
たまにめったに見られない珍鳥といわれる鳥にお目にかかれます。

このサプライズを愉しみに、強風が吹く日に野付半島に向かうのです。

長谷寺の早朝散歩

2010年12月04日

外はすごい強風と雨です。衛星放送が途切れ途切れにしか見られません。これではストレス
が堪るばかりです。今晩中続く予定。きっと明日いい天気になるでしょう。外で遊べない一日
でした。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  長谷寺に行ってきました  ■

動物臨床医学会があったグランキューブ大阪から奈良の桜井市に立ち寄ってきました。
仏像をこよなく愛し、奈良の歴史と文化にどっぷり浸かっているねえさんが住んでいるところ
です。

桜井の街に立つとぷーんと材木の香りが漂ってきます。かっては杉の製材でにぎわった街
です。

ここに来るたびにポイントを決めて散歩をします。今回は早朝の長谷寺に行ってきました。
桜井から近鉄で二駅目が長谷寺。参道のお土産やさんはまだ開いておらず、とても静かな
街並みです。

白い雪虫がふわふわ飛んでいました。


長谷寺は「花の御寺」として名が通っていて、春の牡丹はつとに有名です。ちょうど紅葉が
見ごろになっていました。

ぽちぽちと本堂に向かう登廊を登っていると、朝のおつとめが終わった修行僧さんと行きかい
ました。そのとき「おはようございます」と青いつるつるの頭を軽く下げられました。気持ちいい
ものですね。心がさらさらした気持ちになります。下から上がってきた手伝いの女の方からも
気持ちいい挨拶をいただきました。これだけで徳をした気分。


長谷寺は山号を豊山(ぶざん)を号すそうです。道明上人さんが天武天皇のために「銅板法華
説相図」を初瀬山の西の岡に安置したことに始まったそうです。のちの徳道上人さんが聖武
天皇の勅願によって、ご本尊の十一面観音菩薩を東の岡にお祀りになり今日至っています。

ちょうど平城遷都1300年記念祭の一環で大観音の特別拝観をしていました。正面から見た
観音様を足元まで行って拝めるのです。


ここのご本尊は近江の国高島から取り寄せた楠の霊木をもちいて三日間で造り上げたと云わ
れています。全国に広がる長谷観音の根本像なのです。御身の丈は三丈三尺(約10メートル)
もあるでかい像でした。

足に触ると慈悲の深さで徳が得られると思う人の手垢で、右の足も左の足もつるつるすべすべ
黒光りしてました。触るだけで千円はいい商売してるなと思いましたが、御守護と仏の五つの
智慧をあらわす白、赤、黄、青、黒の五色の糸をより合わせた腕輪をいただきました。これで
納得してしまう私はアホでしょうか。


下山して、ふもとのお土産やさんで食べたうどんの旨かったこと。早朝のお参りは静かで、
気持ちいいもんですね。

米子城址から~久々の生まれ故郷

2010年12月02日

師走になりました。猫も杓子も忙しい師走です。虎年もあと一ヶ月かと思うと泣けてくる。
阪神も日ハムも残念な年でした。それでも残りの日々を修行に励んで、良き精進ができます
ように。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                  ■  米子城址からの展望  ■

久々に生まれ故郷の米子に帰って来ました。米子市は鳥取県西部の商業都市。この街を
一望できるのが米子城址です。帰るたびにこの城址に登ります。標高90メートルの湊山の
頂上に位置します。


(弓ヶ浜半島と島根半島に囲まれた中の海。城址の下は錦江淵といわれ昔も今もハゼがよく
釣れます。レガッタ競技のメッカにもなっています。)

ここからは、米子市街はもとよりゲゲの鬼太郎の弓ヶ浜半島や島根半島、日本海、秀峰
大山、出雲平野、中国山地が一望できます。石垣だけが残った山頂からは私が育った家
や高校の時に通った米子東高校、いつも臭い煙を出していたパルプ工場などが見渡せる
ので、すぐに昔にタイムスリップできるのです。

また、帰るたびに変貌している市街地の様子を見るのも愉しみのひとつです。

道東と違い、常緑の広葉樹が多くこんもりとした森になっていてメジロやヤマガラといった
道東の冬にはなじみの薄い鳥が群れで眼下を飛びすぎていくとき、なんか異国に来たと
いう思いが強くなります。


(シイノキやツバキなどの常緑樹がびっしり生えています。市街地が弓ヶ浜半島の方へ延び
ていってます)


(秀峰大山が正面に見えるのです。)

すっかり道東人なんですね。市内には皆生(かいけ)温泉という白砂青松に囲まれた温泉
も色気もいい温泉街があります。是非寄ってみてください。


プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

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