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猫に食育

2010年11月30日

久々に子猫と付き合ってみての感想。果てしないエネルギーに参った。遊び始めると止る
ことを知りません。そこいらにあるものなら何でも遊び道具にしてしまう想像力。積み上げた
新聞の山さえおもちゃにしてしまうすごさ。床一面に散らばった新聞紙に感動さえ覚える。
そのあとの片付けにはうんざりしますが。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                   ■  猫に食育  ■

子猫のジュジュに「食育」を始めました。きっかけは漁師さんが連れてくる老猫。若々しいのが
多いんです。

最近やってきた14歳の三毛猫も毛づやがよく、筋肉が引き締まり、足取りも軽快。白い歯に
歯石はなく、歯茎はピンクで、瞳も黒々としています。

食べ物は人間と同じで、捕った魚にご飯、煮付けた野菜、時々干物をやるくらい。手に入る
ものだけで育ててきたそうです。

猫は元来、生きたものを捕らえ、丸ごといただいて生きてきました。生きていくためのあらゆる
栄養素が入っていたのです。

魚はミネラルが豊富で、サケの頭にはコンドロイチン硫酸やグルコサミンが豊富に入っていま
す。ホヤには様々な病気の原因となる活性酸素の生成を防ぐ最強のミネラル「セレンセレニウ
ム」がたくさん含まれます。ビタミンEの約500倍の抗酸化作用を持つといわれるミネラルです。

そうとは知らなくても、なんとなく理解している漁師さんをまねて、子猫のジュジュに魚を食べ
させています。


(子猫のジュジュ。娘が東京から連れて来ましたが、刺身や焼き魚が大好き。特に新鮮なもの)

コクガン ただいま6千羽

2010年11月29日

道東は凍れの日が続きだしました。安定した寒さは気持ちいい朝を提供してくれます。カッ
キーンと硬くなった散歩道。歩きづらいけどシャキシャキと音がして耳には心地良いです。


おばんです。小太郎でごじゃります。

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          ■  コクガン ただいま6千羽  ■

コクガンが野付湾に姿を見せてから1ヶ月以上たちました。
九月二十六日に先発の群れが5羽やってきました。そのあと2週間ばかり間が空きました。
十月十七日になってどどっときて二千羽を越しました。

       9:26         5羽
      10:11        43羽
      10:17      2083羽
      10:24      5282羽
      10:31      5008羽
      11:03      4473羽
      11:07      2313羽
      11:14      5925羽

十一月十四日現在六千羽近くのコクガンが湾内にいます。

十月中ごろは渡ってくる群れが日中でも次々に湾内に入ってきました。目の前を力強い羽音
をさせて通り過ぎていくときは胸がわくわくして、大興奮です。
北極圏にいた鳥がはるばる飛んできて、ここに姿を見せたんだという思いでいっぱいです。



十一月に入ってからは静かです。群れを作って湾内に散らばって、一日中アマモを食べてい
ます。時々オジロワシが通過するとき、いっせいに飛び上がり旋回します。体がカモたちに
比べ大きいので、黒い群れは遠くからでも目立ちます。迫力があります。

オジロワシが行ってしまうと、すぐに着水して何事もなかったようにアマモを食べ始めます。
水面ではグルグルという低い良く響く声を出して、連絡を取り合っています。その独特の
声は聞きなれるまではなかなか分かりません。



12月はじめには、函館や青森、三陸海岸方面に移動し始めます。

オオハクチョウ  目立ってきています。

2010年11月26日

関西から帰ってきました。米子、大阪、奈良桜井、東京とあわただしい旅でした。羽田から
北上して釧路の海岸線が見え、そこから弟子屈上空にかかったときに鳥の群れが眼下を
通過して行きました。南に向かって飛んでいます。鳥を上から眺め下ろすのって自分も鳥に
なった気分に一瞬なるもんですね。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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             ■   オオハクチョウ  ただいま二千羽  ■

オオハクチョウの数が増えました。十月二十日に姿を見せました。その後どんどんやってき
ています。休日ごとの数の変化です。

              10:24      308羽
             10:31     1581羽
             11:03     1171羽
             11:07      887羽
             11:14     2009羽

十一月十四日現在で二千羽を越しました。

根室の風蓮湖は3500羽以上確認され、厚岸の別寒辺牛川河口のオオハクチョウの数を
併せると一万羽ほどのオオハクチョウが根釧地区で滞在していることになります。この地域
の自然包容力が大きいからです。例年、十二月に入って水面が結氷するまで滞在していき
ます。


野付湾はとても広いので毎回行くたびにオオハクチョウの集まるポイントが違います。その
日の気候条件で居心地の良い場所に移動しています。探し出すときは、風の強さや方向、
波の大きさを見ながら見当をつけます。

風のないときは、湾内広く散らばりのんびりとアマモを食べています。風が強いときは、風上
の浅瀬で水面が穏やかな場所や湿地帯の中に集まっています。

半島の湿地帯の中にある淡水の沼には水を飲みに来るのか、入れ替わり群れが飛んでき
ます。

(淡水で一服するとまた広い干潟に飛んで行く)


満潮になると干潟や湿原の奥のほうまで入ってきて草を食べることも多いです。

餌場に来るハクチョウと違い、とても生き生きとして元気をもらっています。

湧き水とワサビ

2010年11月22日

今夜は東京の日比谷公園のそばのシーボニアメンズクラブで東京中田会を三人の子供達と
やります。一年ぶりです。

おはようさんです。小太郎でごじゃります。


(猫らしくなってきたジュジュです)

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               ■  湧き水とワサビ  ■

わが家の飲み水はタワラマップ川に注ぐ湧水です。

20年前に石を積んで取水口を作りました。石には苔が分厚く貼りついて、いかにも神の水だ
という雰囲気をかもち出しています。

水質検査はしていませんが、念のために煮沸して、冷まして、冷蔵庫で冷やしてから飲みま
す。氷もこの水で作ります。

水は中標津の水道水に比べ、甘くてまろやかです。水道水は武佐岳を源流とする清流武佐
川から取っている水なのでですが、これよりさらに美味いのです。

日本茶とコーヒーにとても合います。

その取水口のまわりに三年前からワサビの若芽を植えています。簡単につくので、今では
どんどん増えてきています。成長も早くそろそろ食べごろになってきていまっす。来年には
三年物のワサビがとれるでしょう。

(左に水場。右がワサビ)

最近の寒さで葉が縮こまり茎が曲がって地面にへばりついています。冬に備えて準備を
しているのです。雪の下でタンポポのロゼッタ見たいに長い冬を耐えるのです。


山の自己主張

2010年11月20日

19日から学会で関西に行ってきます。

おはようさん、小太郎でごじゃります。


(小太郎の代理で妃与太郎です)

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                ■  山の自己主張  ■

11月に入ると山々がくっきりと自己主張をします。高い低いが明確になるからです。

高い山には雪が貼りついて白く輝き、低い山は黒々としてきます。それまで遠近にまぎれ
低そうに見えていた山が、白い衣を着ることで、高い山だったんだと実感させてくれます。


(うしろのちょこんと真っ白に鎮座しているのが斜里岳です)

斜里岳は手前にある武佐岳の後方に位置して、夏場は目立たない山になっています。しかし
雪が降ると白く輝き、高い山だと思わせます。特に朝陽に当たると頂が黄金に輝き、回りの
山から浮き立ちます。

写真はわが家の居間から見える山々です。

知床連山の最高峰羅臼岳と独立峰の斜里岳です。どちらも日本百名山の中に入っている山
です。自慢じゃありませんが、東には国後島の山々まで見えます。いいでしょう。


(左側手前の山が羅臼岳。奥に硫黄山があります)

山行きは大好きですから、雪が積もる前の武佐岳に登るのが好きです。快晴の日。山頂から
眺める山々がとても素晴らしい。

東に国後の爺々岳、北東に知床連山、北に斜里岳、西には西別岳、摩周岳、雄阿寒岳、
雌阿寒岳の白き頂がくっきりはっきり見えるのです。

この壮大な山々と根釧台地を眺めながら、根室の地酒「北の勝」をぐびりとやるのは最高です。


光のページェント

2010年11月19日

毎日いい天気が続いています。朝はマイナスの世界になりました。

おはようさん。小太郎でごじゃります。

(年老いたラムちゃんは日向ぼっこが大好きです)

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             ■  光のページェント  ■

凍れの季節に突入しました。この時期が好きです。

雪が降るまで川べりの草木は川面から立ち上る湯気が白く結晶化して、ダイアモンドグラスや
ダイアモンドツリーに変身します。

それに朝陽が射すと結晶が七色に輝きます。きらきら、きらきら輝きます。
目立つことのなかった草や枝がそのときだけは美しくきらめきます。

落ちる寸前のヤナギの葉の黄色と周りの木の赤や青や黄の反射光のコラボレーションの美し
いこと。また草についた氷の結晶の輝きはどんな物にも変えがたい美しさです。


(黄色とダイヤモンド)

(ダイヤモンドのしずく)

快晴の日。この光のイベントが楽しめます。自然と太陽の織り成す北国ならではのクリスマス
気分です。

雄ジカ合流 メス発情

2010年11月17日

カレンダーを差し上げています。猫と犬の2種類です。クック&ライフ社のもので、クライアント
さんにはなかなか好評です。ただ気にくわないのはスタジオ的に撮ったものでさりげなさが
足らんのです。自然な表情は自分の好きな犬猫と遊ぶ飼い主さんの笑顔です。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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           ■  雄ジカがとうとう雌ジカの群れに入りました  ■

こんな夕暮れ時でした。


あたりは薄暗くなって、のろのろと車を走らせていたら、雌ジカの群れに出会いました。

ゆっくりとこちらに向かってくる雌ジカを双眼鏡で覗いていると、海岸の方から三股のでかい角
を持つ雄ジカがゆっくりと歩いて現れたではありませんか。


とうとう期は熟したか。いよいよ雌が発情したのです。できるだけいいDNAを残すには、体の
りっぱな雄を選びます。角はそのシンボルです。たぶん何頭もの雄たちと争い、残ったのが
この雄なのでしょう。

雌よりも二回りくらい大きい雄です。鼻筋が通ったなかなかのイケ面です。がっちりした頭骨。
その両端から左右に広がる精悍な角。でかい頭を支える首の筋肉の太いこと。プロレスラー
や柔道家の鍛えた首の筋肉を彷彿させます。肩の筋肉も隆々です。


こんなヤツに威嚇されたら堪りません。おとなしそうに見えても、発情期の雄は危険です。
突進してくることもあるのです。男気が強さを倍増させているからです。

こっちに気づいて、雄が頭を上げ、じっとこちらを見ています。首の筋肉を太く膨らませ、なか
なかの戦闘モードです。そして二,三歩前進してきました。

殺気を感じたので、そそくさと退散。ゆっくりと車を発車させました。

ミヤコドリ 5百分の1羽寂しく

2010年11月15日

暗くなってから羅臼の沖合いの空はその下に大きな街があるかのように明るい。三日ほど海
が時化て漁に出られなかったそうだけど、今夜もイカ漁が好調のようだ。今夜は漁師さんから
貰ったイカの沖漬けで日本酒をやりましょう。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                   ■  ミヤコドリが一羽立ち寄った  ■

ミヤコドリが一羽干潟に立ち寄っていきました。
風蓮湖には20-30羽の群れで立ち寄ることが多いのですが、野付半島には1-5羽ほどしか
見つけられません。嘴と足の赤と体の白黒の配色が特徴的です。

日本には冬鳥としてカムチャッカ半島あたりで繁殖したものが渡ってくるようです。その数は
500羽あまり。全国で見られるようですが、千葉県の三番瀬では、そのうちの200羽ほどが
越冬しています。

この鳥の赤い嘴は変わっています。横から見ると太くがっちりしています。ところが正面から
見ると日本刀の刃みたいに細く平べったい

主食は二枚貝。貝は水を吸入してその中のプランクトンを濾して食べるために、殻を少し開い
て出入管を出します。そのほんの5ミリほどのすき間に嘴を刺し込みます。貝はとっさに殻を
閉じます。そのとき、ぐいっと嘴に力を入れて貝が開閉するときに使う筋肉、つまり貝柱を切
断してしまうのです。そしてゆっくりと中身を食べます。


英語名は「オイスターキャッチャー」、牡蠣食い鳥です。行動が直接そのまま名前になってし
まいました。とても分かりやすいネーミングです。

体に似合わず「キュピィ」と澄んだよく透る、かわいらしい声を出して飛んでいってしまいまし
た。一週間ばかりいたようですが、もう三番瀬に着いた頃でしょうか。

ネズミのクマさん登場

2010年11月12日

さすがに猫たちも外に出してくれとせがまなくなりました。出ても間違ったとでもいうようにドアの
前に座ってニャンニャンと鳴きます。「寒いって言ったしょ」と開けてやると肩をすぼめるように
入って来ます。雪が降るまでこんなやり取りが楽しめます。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(猫らしく成長してきました。ジュジュです)

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                ■  クマネズミがやってきた  ■

生ゴミポットの周りの土が掘り返してあるのは知っていました。下から中に入ってきて生ゴミを
食べていることも、冬の間そこに住み着いていることも、ポットの中に土を吐き出してくることも
知っていました。

たぶんネズミさんだろうと推測していました。

ある日突然、そやつがシメやカワラヒワが利用している餌場に姿を見せたのです。クマネズミ
でした。握りこぶしほどの大きさです。あたりを警戒して、誰かが上空を通過して行くたびに
走り去るその素早さに拍手を送りました。

しばらくしてクマさんは餌場から3メートルほど離れたところに穴を掘り、住み着きました。
マイホームです。かなり深くて、長そうです。すると、現れる頻度が増えました。
ヒマワリの種が気に入ったようです。

(穴から顔を出したクマネズミ君)


はじめのうちは、餌場にしているシラカバの丸太の下で遠慮がちに食べていました。そのうち
シメやカワラヒワを追い払って丸太の上に来て食べ始めました。


(倒木シラカバの下でヒマワリの種を食べている)

(シメは最近群れで来ています)

(木の上に来て食べだす)

しかし、エゾリスが来ると体が大きいエゾリスに追い払われました。それなりに対峙してにらみ
合いをしていましたが。でも近くに住みかをを構えたクマさんは、遠くから来るエゾリスがいなく
なるとわがもの顔です。ゆったりとヒマワリを食べるのです。

(エゾリスの定位置)

あまりにも態度がでかくなったのを見かねて、嫁は穴の出入り口を踏みつけて壊してしまいまし
た。さすがに恐怖を覚えたのか三日ほどやってきませんでした。でも、再び姿を見せました。
三日坊主です。ただ効果はあったようです。ヒマワリの種を口にして穴に運ぶようになりました。

苦手はいます。ハシボソガラスです。彼らが来るとすぐに穴に入ってしまいます。気配がなくな
るまで、絶対に出てきません。カラスやタカ類にいつも狙われている立場をわきまえているので
す。

最近、家の脇にあるシラカバの大木に夜明け前にフクロウが来て、鳴いています。恋の季節で
もあるのですが、きっとこのネズミを狙いにきているに違いありません。喰われてしまうかも・・・。
心配ではありますが、さてこれからどうなるか、楽しみです。

ハマシギの大群が休んでます。

2010年11月11日

今日は強烈に発達した低気圧が通過しました。落ち葉が地上を這うようにぶっ飛んでいました。
掃き掃除をいなければと計画していたのに、風が勝手にやってくれました。楽チン楽チン。時た
まこういうサービスを自然はやってくれます。
おばんです。小太郎でごじゃります。


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            ■   ハマシギの大群が立ち寄っています   ■

二週間前からハマシギの大群が湾内にやってきています。干潮になると干潟に出て、せっせと
餌をあさります。場所を替えるたびに群れで移動します。飛び立つと頻繁に方向転換を繰り返し
ます。そのたびにお腹の白い色が光を反射させるので、遠くで見ていてもよく目立ちます。


満潮になると湿地や砂浜に来て、周りの環境に紛れ込むようにじっとして休みます。歩いていく
と急に群れが飛び出していくので、ドッキとさせられます。

波ぎわで会うとちょこまかと波に追いかけられたり、引く波を追いかけたりと落ち着きません。
じっとして待っていると目の前までやってきて、知らん振りを装うかのようにしきりにくちばしを
砂の中に刺し込んでいます。

ハマシギは北半球に生息するシギの仲間で最も普通に見られ、夏以外の季節に浜辺で数多く
見ることができます。

ユーラシア大陸と北米大陸の北極圏ツンドラ地帯で繁殖し、冬は温暖な地中海地方、アフリカ
大陸、ペルシャ湾、インド、中国南東部、北アメリカ南部などに渡って越冬する渡り鳥です。

日本各地では、越冬する群れもよく観察されます。「旅鳥」でもあり「冬鳥」でもあるのです。

たいてい群れで行動し、ときに数千羽にもなる大群をを作ります。海岸の砂浜や河口の海水域
の浅瀬に集まり、気ぜわしく歩き回って水生昆虫やゴカイ類、小さめの貝などを採る姿が見られ
ます。


オスとメスは外観上同じ羽色です。夏羽と冬羽では羽色の模様が異なりますが、日本でよく
見かける冬羽は背面は灰褐色で、腹面は白です。

大群が飛び立つと、小刻みに羽ばたいて迅速に飛び、一斉に方向転換を繰り返します。その
度に白色の腹面と灰褐色の背面が日光に輝いて、まるで花吹雪がきらきら空中に舞うようです。
瞬時に変わる彩りの美しいこと。この行動は、ハヤブサなどの捕食者の目をくらませる役割を
しているのです。


野付半島と湾内では、氷が割れる三月はじめに姿を見せ、五月中旬まで次々と群れが北上
して行きます。また九月中旬から十一月下旬まで、南下していく群れが立ち寄っていきます。


早朝 黒と白の世界

2010年11月07日

すっかり木々の葉が落ちました。最後のカラマツの落ち葉が歩道に分厚く積もっています。
残されたナナカマドやツルウメモドキの赤や黄の実には、ヒヨドリがしっかり張り付いてぱく
ぱく食べています。10年前に比べたらずいぶんと数が増えました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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朝もやの季節です。太陽が上がる前は空気が止ります。
牧草地に漂うもやはほとんど動きません。

湾内はもっと幻想的です。
オオハクチョウやオナガガモ、ヒドリガモ、ハジロガモ、マガモなどがゆったりとくつろいで
います。遠くの鳥たちは、ただただ黒いシルエットです。白と黒の世界です。

                    ■  写真 5・7・5  ■

             ★  白鳥も 黒鳥に見ゆ はるか国後  (思百)  

             ★  秋来れば ひねもす海は おおさわぎ (ねむりネコ)

             ★  鳥群れて トレトレ市場 朝の海 (桜満)

野付半島 日没薄紅

2010年11月06日

最近、ヒヨドリにあげる砂糖水を作ってえさ台に乗せています。
夏はアリやハチがたくさんやってくるのでやっていませんでした。意外なことにエゾリスの若者
が美味しそうに飲み始めました。さらに、すっかり姿を消していたスズメバチがやってきました。
花蜜代わりに砂糖は貴重なおやつです。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■   野付半島 日没薄紅   ■

野付の半島の空に久々に雲がなかったので、太陽が沈んでしまったあとの風景と静寂をを楽し
みました。


日が沈むと鳥たちが動くのです。オオハクチョウやカモが次々に飛んで行きます。キィッキィッ
キィッキィッと翼をきしませてウミアイサやヒドリガモ、スズガモが飛んでいきます。
オオハクチョウは静かに湾内に移動して行きます。

風のない静かな野付半島に雄ジカのラブコールが寂しげに響きます。


ユキホオジロ 北極の天使到着

2010年11月05日

ジュジュはとうとう粕漬けの焼き鮭を食べました。アルコールの香りもいやじゃないらしい。
飲んべいになるかも。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ■  ユキホオジロもやってきた  ■

ユキホオジロが来ました。北極の白い天使ちゃんです。翼を広げると先のほうが黒く、あとは
白のツートンカラー。シンプルですっきりした色合いです。私はこの配色が大好きです。
白い雪原に溶け込む美しく、かわいらしい小鳥です。


野付半島には毎年十一月には姿を見せます。ところが十年ほど前の十月中旬に中標津の
武佐岳山頂でユキホオジロを見たことがありました。

高山植物のコケモモやガンコウランの実を食べていたような記憶があります。日本では浜辺の
小鳥というイメージがありましたから、「なんで?」という疑問を持っていました。

調べてみると、繁殖する北極圏では山の頂や山腹の岩場のごつごつしたところにいるのです。
そこでは大量に発生する昆虫を主に食べ、子育てをします。いなくなると高山植物のガンコウ
ランや他の実を食べています。

くちばしの形からすると短くて太いので、植物の種を食べるのに適しています。ですからいち
早く渡ってきて知床連山のような高いところでちょうど食べごろになった高山植物の種を食べ、
下におりてくる時期を待っているのでしょう。体力を付けておりてくれば冬支度は万全だす。

山頂に雪が降るとそれがきっかけで浜辺に下ってくるのではないでしょうか。
そういえば、十月二十六日に山頂部に雪が積もりました。十月三十一日に姿を見せたのは
ちゃんと辻褄が合いませんか。

このユキホオジロは全体が茶色っぽいのでメスなんです。まだ一匹でしたが、これから数が
増えてきます。


エゾリス 毛色いろいろ

2010年11月03日

お調子もんの小太郎は庭に出て遊んでいるうちに、やってこられるお客さんにすりすりします。
そこまでは良いのですが、とうとう窓の開いた車の中に入り込むことを覚えました。ちゃっかり
助手席に座ってくつろいでいます。そのうちお客さんがドアを開けます。そこに6キロのネコが
いるわけですから、たいていはびっくりです。最近、あまりにも頻繁になったので、とうとう朝
から入院舎に入れられるはめになりました。
おばんです。小太郎ででごじゃります。


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                 ■  エゾリス いろいろ  ■

わが家の餌台に来るエゾリスが増えました。見ていると毛の色が同じではありません。
黒っぽいもの、赤っぽいもの、白っぽいもの、黄色っぽいものといろいろです。しかも、最近は
毛の長さがどんどん長くなってきています。耳の毛は特に目立ちます。丸かった耳が尖って
きてすごく精悍さが出てきました。

尾っぽの毛も増量してきました。リアップなしです。みすぼらしさがまったく消えました。
ふっくらしてボリュム感がでてきて重そうにみえます。その尾っぽの形もそれぞれに特徴が
あります。背中にぴたりと尾っぽを付けると夏に比べると倍に見えます。


他に耳の形や傷、鼻筋の形など見分けるのに必要な体の特徴は多いです。

そこから識別して6匹以上は来ています。入れ替わりやってくるので個体識別をするのが
大変です。窓辺で皆で識別合戦です。

この頃は食欲がそれぞれに旺盛です。張り付くとなかなかはなれず食べつくすまでいるやつ
までいます。ずうずうしくヒマワリの種を一個づつせっせと運んで土の中に埋めるやつも出て
きました。

彼らなりに冬支度に入っているのだと感じるこの頃です。




オオワシ 先発個体現る

2010年11月02日

早朝中標津の街の上空をオオハクチョウがクワックワッというよく透る声を出しながら飛んで
行きます。4,5羽の群れから20羽以上の群れまで多いときは次から次に飛んでいきます。
これからしばらくオオハクチョウのトランペットコールを愉しめます。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                  ■   オオワシが来た  ■

天然記念物のオオワシガ姿を見せました。まだ一羽でしたが、電柱に止っていました。


急激に数を増やしたオオハクチョウやコクガン、カモ類を追いかけてやってきたようです。
餌になる鳥が10万羽も集まれば、それを狙うプリデターは必ず現れるものです。

オオワシはオホーツク海やベーリング海の沿岸や島々で繁殖しています。そして冬になると
北海道に渡ってきます。特に羅臼や野付半島、風蓮湖周辺には1千羽以上のオオワシが
姿を見せます。

十一月はじめに現れるのは先兵みたいなもんです。本隊は十二月の下旬にならないと来ま
せん。


これからはどんどんオオワシの話題が出てきます。お楽しみに。

トウネン 見納めかな

2010年11月01日

ジュジュの食育生活が順調にすすんでいます。最初に貰っていたドライフードとネコ缶からどん
どん進化しています。最近は刺身をやっています。アカソイ、アオソイ、カスベ、サンマ、ニシン、
サケなどなどです。大好きです。ペロリです。昨夜は羅臼産の一夜干しのイカを焼いたものを
盗み喰いをして半分食べました。今朝は元気でした。まだ納豆は食べてくれません。下痢の
時の腸内細菌の調節にはいいのですが。

おばんです。小太郎でごじゃります。

(急激に大きくなって、疲れを知らない行動力。毎日、力をもらっています。)

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もう渡りのシーズンは終わりかけなのに、シギの仲間のトウネンが2羽、3羽でまだ渡って
きます。ハマシギの群れが次々に姿を見せているので、これが最後のトウネンの見納めだと
思い追っかけて見ました。

(波ぎわでひっそりと餌を探している二羽のトウネンに出会いました)

                     ■  トウネン  ■

トウネン。シギらしくない変な名前です。
実はシギ科の中では最も小型の一種です。大きさはスズメくらい。小さいために幼鳥のように
見えたのか、「当年(今年)生まれ」の鳥、「当年」と名づけられました。

シギ類は奈良時代から種類を区別せずに「シギ」と呼ばれ、一般に知れ渡っていました。
しかし、江戸時代になって識別されるようになり、トウネンは「トウネゴ」とか「トウネンゴ」などと
いわれるようになりました。

他に体の大きさから「コシギ」、鳴き声のチリッ、チリッから「カネタタキ」とも呼ばれました。


野付半島には、旅鳥として春と秋に群れになって渡ってきます。同じく群れを作って渡ってくる
ハマシギに、飛び方や食物の取り方などがよく似ていますが、渡ってくる時期が違います。

ハマシギは氷が解け出し、干潟が顔をのぞかせるころからやってきますが、トウネンは蜃気楼
が浮ぶ四月下旬から五月かけて姿をみせます。秋は逆に、七月下旬には砂嘴の間にできる
干潟に大群でやってきます。ピークは八月。ハマシギは九月下旬から十月がピークになります。

この違いは何からきているのでしょう。繁殖地は北極圏のツンドラ地帯で似たような生息環境
ですから、単純に考えると、寒さに対する適応力や体力が関係しているかもしれません。


プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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