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コクガンの群来

2010年10月20日

朝真っ白い霜が降りていました。晴天です。これから道東名物快晴が多くなります。
これで雪が降れば、明るい毎日で心がウキウキです。白いキャンパスにいろいろな絵が
描けます。

おばんです。小太郎でごじゃります。


(ジュジュが少し大きくなりました)

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                ■  コクガンの群れ到着  ■

とうとうコクガンが大群でやってきました。私が確認して数えた個体数は湾内で2083羽
遠くて見落としいることも考えると、3000羽前後は来ているでしょう。

日中に入り込んで来る群れがぽちぽちいました。毎日次々に入ってくると1万羽近くに
なると予想されます。


(コクガンには黒っぽい雲がお似合い)

コクガンはレッドデータブックの希少種です。国の天然記念物にもなっています。日本で
毎年函館付近や、青森県、宮城県の沿岸部で1千羽ほどしか越冬していないと思われて
きた鳥です。世界的に見ても、少ない鳥の部類に入ります。

アジアのコクガンは、北極海の沿岸や北太平洋の潟湖や湾に面した地域で繁殖していま
す。かっては北極圏に住む人々の良い食料源でした。

しかし、19世紀の終わりごろから、頻繁な人の侵入と行き過ぎた狩猟によって、どんどん
その数が減少してしまいました。1993年の空中調査では一万五千羽ほどしかいないと
推定されました。

繁殖を終えると越冬地へ南下します。その渡りのルートは2コースあります。
1.カムチャッカ半島から千島列島を南下し、日本に入ってくるコース。
2.モンゴルから中国内陸部を移動して南下するコース。

中国ルートは移動中に捕獲されることが多かったらしく、その数は著しく減少しているそう
です。


野付半島では以前から渡りの途中でしばらく滞在することは分かっていました。ただその
数は3000羽ほどだと言われていました。

しかし、ここ5年の調査では、七千羽から八千羽の数が確認され、しっかりとした調査の
必要性があることが出てきました。

私は推定一万五千羽よりも多くのコクガンがいると考えています。

これからのしっかりした確認作業を通して、日本のコクガンの事情が分かっていけばいい
のですが。


(到着したコクガンの一団)

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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