« タヒバリ たくさん渡って来てるよ。 | メイン | ハイイロヒレアシシギが避難 »

ミユビシギ

2010年10月03日

今指圧に凝っています。犬も猫も指圧をしてやるとうっとりします。犬は体が硬いので壺に
入ると目がすぐに細くなります。耳の中を押してみると後足が反応してかりかりと掻く仕草を
します。猫は腰の骨盤の近くを押してやると自分で肩口をなめる反応を見せます。
指圧大好きです。おばんです。小太郎でごじゃります。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

                   ■  ミユビシギ  ■

七月はじめに始まったシギとチドリの渡りも終わりに近づきました。
終わりを飾るのは「誰だ」と毎年自分なりに愉しんでいます。

その最右翼がミユビシギです。
外海の砂浜につくことが多く、今年は先端まで歩いていくときによく群れに出会います。

ミユビシギは遠浅の広々とした砂浜に2-3羽から数10羽の群れを作り、引く波を追いかけ、
また押し寄せる波に追われるように俊敏に忙しく走りまわりながら、砂の中の餌をあさります。


(水ぎわで餌をあさるミユビシギの群れ)

この光景が古来より目を引いたのでしょうか。和歌や俳句に「浜千鳥」として詠まれてきまし
た。「打ちよする 波や千鳥の 横ありき」という与謝野蕪村の俳句は、ミユビシギの磯での
行動を実によく観察しています。

冬の季語にもなっていて、冬の浜辺に著しく白っぽく見える姿は丸くて白いマシュマロみた
いで、とても目立ったに違いありません。


シギの仲間は普通、三本の長めの前足指と後ろに向いた一本の短い後足指がありますが、
ミユビシギにはこの後足指がありません。砂浜を俊敏に動き回るのに適応してきたのかも
しれません。

砂の中にいるハマトビムシや小さな貝や魚、ときにはアッケシソウなどの種子や芽をくちばし
で探ってついばんで食べます。くちばしの先端だけを少し開くことができるので、砂の中の
虫を素早く捕らえることができるのです。


北極圏の石の多い不毛のツンドラ地帯で繁殖して、野付半島には八月中旬から十月下旬
にかけて渡ってきて、本州の方へ向かいます。関東以西では越冬するものもいますが、
たいていは赤道周辺からオーストラリア大陸、アフリカの南部、南アメリカ大陸まで広く
渡って越冬します。ずいぶん遠くまで渡って行くすごいやつらです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/13566

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

青い鳥動物病院ホームページ

ブログ内検索

カテゴリー

最近のエントリー

バックナンバー

コメント

トラックバック