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2010年09月11日

水温が下がってきたのでしょうか。サンマが獲れ出しましたね。これで猫の好きなサンマが
たっぷり食べれます。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(シラカバの葉っぱがどんどん散ってきています。庭の葉っぱ掃除が日課です。)


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一昨年六月二十九日、野付半島の浜辺を歩いていたらシロチドリに出会いました。


普段なら「ピリッ」と鳴いて飛んでいってしまうのに、その日は「ポイッ」という聞きなれない
声を出して、遠く離れたところからまた近くに帰ってきたのです。

「あれ、おかしいぞ」と思いました。10歩進むと「ポイッ」という声の頻度が激しくなり、
近くに来ては自分の方に誘うのです。ますますおかしい。5mほど遠巻きにして、こちらを
見てはこちらに来いというのです。

(警戒するシロチドリの親鳥)

「ヒナだ」とそのときひらめきました。周囲に目を凝らしましたが、まったく分かりません。
歩を進めるうちに、突然翼を地面に垂らし、いかにも翼が折れたようなしぐさを始めました。
外敵がヒナに近づいたとき、シロチドリがよく見せる擬傷行動です。近くに必ず隠れている。
腰を下ろして地面の小石を一つ一つチェックしました。オオシバナの芽の中に親指ほどの
ヒナがうずくまっていました。

(羽が折れたようにばたばたしてこちらの注意を向けさせようとする)

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(親指の先ほどのヒナ。どんなに近づいてもまったく動きませんでした)

これまで繁殖していることは分かっていたのですが、実際にヒナを見つけるのは初めてでした。
単純ですが、嬉しかった。卵から孵ったシロチドリのヒナはすぐに歩き出し、巣からさっさと
いなくなるから、なかなかお目にかかれないのです。

シロチドリはユーラシア大陸と北アメリカ大陸西部の低、中緯度地方で不連続に広く分布して
います。日本では主に本州以南に渡来して繁殖し、中には越冬するものもいます。

かって白砂青松の海岸によく見られましたが、海岸線の開発が進むにつれ、その数が
どんどん減ってきています。北海道の観察例が少ないせいか、繁殖記録は多くありません。

野付半島には毎年四月はじめに姿を見せ、繁殖し、9月はじめ頃まで観察できます。
でも毎年海岸の地形が天候により大きく変わることが多いので、その数は多くはありません。

九月五日には一羽しか見られませんでした。たぶん南の方へ移動を始めたかな。

(飛んでる姿はかっこいい)

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コメント

5年ぶりの日本。物があふれて・・フレンドリーさもなくて・・老いも若きも下を向いて携帯・・・少し寂しく帰って来ましたが、小太郎くんに癒されました。
散歩姿、書類の上でのうつらうつら・・ 足に障害をもつ我が家の猫も小太郎くんのように自由に散歩させてあげたい。
カワセミの美しさ 目を見張ります。

プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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