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おんこの実が赤く実りました。

2010年09月29日

霜がおりました。木の葉っぱがばらばら落ちています。我が家の林もだんだん明るさを
増して来ました。日差しを通して見る葉が美しいですが、もの悲しさが・・・・・・。
おばんです。小太郎でごじゃります。


(耳の先に蚊が綺麗に写っています。焦っているかのように集まってきます)

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                ■ おんこの実 ■

          庭のおんこの木に赤い実が生っています。
           秋になるとこの実を付け始めます。
           赤い実は甘く、とても爽やかです。

1990年の秋に樺太に行ったとき、公園でかわいい少女たちがこの実をつまんでぱくぱく
食べていました。あまりにも美味そうにだったので、食べて見るとさらっとした甘さに感激
した記憶があります。それ以後私にとっておんこは秋の風物です。

おんこは北海道と東北で呼ばれる名前です。普通はイチイと言います。
「アララギ派」のアララギはイチイの別名だそうです。

果実酒にもしますが、私は旬の生で食べる方が好きです。


(種にはアルカロイドという毒があります)

エゾリスの昼寝

2010年09月25日

わが家に新しい家族が増えそうです。東京に住んでいる娘の雪裡が路上で見つけた
子猫を連れ帰ってきたのです。本人はまた連れて帰りたいようですが、動物駄目の
アパートでは飼えないでしょう。客観的に考えて「じじ」と名づけられた生後1ヶ月ほど
の子猫は残りそうです。おばんです。小太郎でごじゃります。


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                ■ エゾリスの昼寝 ■

エゾリスのボインの小夏が2ヶ月ぶりに姿を見せました。中庭のハンノキの枝の上で
うたた寝をしていました。子育ての合間の一休みという感じです。

子雨が降っていたので、毛が伸びてふさふさになった尾を傘がわりにして背を丸めて
眠っていました。外からはハンノキの葉で覆われ、見ずらく、体は枝に同化して動か
なければ、ほとんど分かりません。

風の強いときや雨が激しく降るときは、こうやって凌いでいるのですね。

天候が荒れるときは、体温を維持し、できるだけ体力エネルギーを使わないことが、
自然で生きる上での知恵なのです。


(ハンノキの中で昼寝をする小夏をみっけ)


(背を丸めてぐっすりお休みです)


(お目覚めです。背伸びしていざお出かけ)

アッケシソウサラダ

2010年09月24日

今晩は満月です。昨晩と今晩、空は晴れ。すっきりした綺麗なお月様を見ることができました。
ツキがめぐっていい運がやってきますように。我が家の庭にきのこが出ていました。ときどき
朝の味噌汁の具になります。おばんです。小太郎でごじゃります。


(足元にきのこが生えています)

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                  ■ アッケシソウサラダ ■

アッケシソウが赤く色づきました。網走の能取湖ほど壮大に生えてはいませんが、野付半島
のアッケシソウも少ないなりに趣きがあります。丈もそれほど高くなく小ぶりです。

私は干潟を歩くときに時々アッケシソウを20,30本採ってきます。サラダに入れて食べます。
中に含まれる塩分が他の野菜とほどよくあって、旨いのです。

これは海の栄養分であるミネラルやアミノ酸が豊富に含まれているからです。


(上に乗っているのがアッケシソウです)


(アカザ科の一年草。根が小さい)

実は、アッケシソウは食用としての歴史は古く、海岸地方では昔から刺身のツマとして、また
夏ばてに効き目がある滋養強壮として食べられてきました。

海外でも、船乗りが航海するときに必ず持っていったそうです。ヨーロッパではパスピエール
と呼ばれ、サラダやピクルスの食材として利用されています。

アッケシソウの成分は、体に備わる免疫力を高めて、病気の治癒力を強めたり、治療に伴う
副作用を和らげる効果がきたいできるといわれています。

こういう効果は昔から知られています。江戸時代には「養生訓」で有名な貝原益軒大先生が
「大和本草」という本の中で、不老長寿のめでたい草として福草や神草として記述していま
す。

アッケシソウは干潟の草です。満潮に海水をたっぷり吸い込み、干潮になるとお陽さんや風
をいっぱい受けて葉や茎から水分を蒸発させて生命の源といわれる海の酵素やミネラル、
アミノ酸を濃縮して貯えます。

この栄養分が体に取り入れられると様々な効果をもたらし、血液の浄化や体質の改善に役
立つというわけです。

食べると爽やかで、体にいいもの食べてるという気持ちになります。

一度お試しあれ。


(赤と緑の配色が好きです)


(海水から顔を出しているアッケシソウ)


(湿地の中のアッケシソウ)

ハシブトガラスの食事作法

2010年09月21日

仕事が終わると気配を感じて小太郎が姿を現します。診察台の上に乗ってごろりと寝転び
ます。そこからじーとこちらをにらみ「早くー」という目でこちらを見ます。全身のマッサージ
を毎日の日課にしているからです。指圧と鍼灸のつぼの研究相手になってくれていた御褒
美を今でも要求されているのです。とほほ。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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内陸部に住んでいると、日頃は風の強さをあまり気にしません。ところが野付半島を歩くと
すごい風が吹いたんだなと思える証拠が残っています。

たとえばホタテの貝が砂浜一面に打ち上げられ、「ホタテ畑か」と見える光景に出会います。
今のシーズンだと、シーラという大型の魚が何匹も打ち上げられていることがありました。

また浜の砂がえぐりとられて段差になっていたり、新しい浜が出現したりします。

最近は野付湾内のアマモが多量に浮く季節で、湾内からどんどん根室海峡に流れ出てき
ます。そのアマモが低気圧の通過したあと、砂浜にドガーと打ち上げられます。波うちぎわ
がすべてアマモで覆い尽くされることもたびたびです。

直後の浜を歩くとカラスやカモメ、オジロワシが集まっています。アマモに混じって魚が打ち
上げられるからです。

この時期一番早くやってくるのはカラスです。大カジカの死体を食べ始めるハシブトガラスが
いました。どうやって食べるか、近くで見てみました。


(カラスははじめにコラーゲンたっぷりの目から食べます)

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まず、目をえぐって食べました。目はうまいんです。新鮮な魚の皮はしっかりと硬いので、
嘴の力が強いカラスでもなかなか破れません。あれこれ思案しているうちに嘴を肛門の穴
に入れ、足で押さえ、ぐいっと引き裂きました。


(肛門の穴に嘴の先を引っ掛けて)

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腸が出てきて、さらに引き裂きました。するとオレンジ色の肝臓が見え、瞬時に引き出して
ぺろりと飲み込みました。一番旨いのでしょうかね。それとも一番食べやすかったか。
表情からすると美味しそうです。


(ぐいっと力いっぱい引き裂く)


(オレンジ色の肝臓を一瞬のうちに飲み込んだ)

あとから来たカラスも迷わず肝臓を狙っていました。肉よりも内臓の方が旨いみたいです。

食べつくすまで見るつもりでいたのですが、後ろに何か気配を感じて振り向くと、キタキツ
ネがあわてて走り去るところでした。


(すっかり毛代わりをして美しくなったキタキツネ)

朝の散歩 3.花と木の実

2010年09月18日

今朝一番に運び込まれたのは、ダックスフンドのちびチャンでした。家の前で車に当たって
頭骨骨折の即死でした。幼稚園の運動会に出かける準備中に、開けてはならぬ戸を開け
たのはその園児さんでした。愉しいはずの運動会が悲しい思い出になりました。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ■   写真 5・7・5   ■

              病葉や 朽ちゆく一夜 大ロマン (オ)


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散歩の愉しみはなんといっても草花です。野の花や草の形はシンプルでいい。
野の花の活け花を趣味にしている小生にとり、朝の散歩で新しく咲き始める花を見つける
一瞬のときめき、大好きです。

この花をどう活けよう。他の花とどう組み合わせよう。一輪挿しで行くか。ばっさとざっぱに
活けようか。歩きながらイメージしていくときの足の軽さ。わくわくです。

9月に入ると花も少なくなり、活け花に採ってきても水を吸い上げる力もなく、一日か二日
でお役目が終わります。

それでも活けるのは、野の花のエネルギーが部屋の中に満ちるからです。一輪でも身近
に見ているだけで、目に見えない力をもらえます。


(ママコノシリヌグイ)

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(エゾトリカブト)

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(ハンゴンソウ)

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(ニワトコの実)

朝の散歩 2.小鳥の混群

2010年09月17日

サクラマスがバシャバシャと浅瀬の砂場で産卵しています。周りには真っ赤な色をした
オスが2匹、その周りに14,5cmのヤマメのオスがうじゃうじゃいました。サケはまだ
姿を見せません。おばんです。小太郎でごじゃります。


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私が散歩コースにしているタワラマップ川の林には、シジュウカラやハシブトガラ、ヒガラ、
ゴジュウガラなどのカラカラ混群が3グループいます。

繁殖を終えヒナを引き連れたそれぞれの種は、混群になって移動してきます。

じっとして、彼らが来るのを待っていると、その中にはセンダイムシクイや、サメビタキ、
アオジ、ウグイスなどこれから南の方へ渡っていく鳥も混じり、さらにアカゲラ、コゲラ、
キバシリも行動を伴にしています。


(ハシブトガラ)

葉っぱの裏の虫。幹や枝、枯れ木についている虫。地面の草や花についている虫と実。
自分の得意とする空間で食事をします。

こうするメリットは、外敵が来たときに素早い発見と警戒ができることです。

晴れている朝は、彼らに会う率がとても高い。
私と一緒で、彼らも陽だまりの空間が居心地いいようです。



(シジュウガラ)

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(ゴジュウガラ)

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(サメビタキ)

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(センダイムシクイ)

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(アオジ)

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(キバシリ)


アジサシに出会う

2010年09月16日

朝の最低気温が10度近くになることが多くなりました。それでも外に出ると蚊が寄って
来ます。猫は毛が多いから刺されにくいのですが、毛の薄い耳を狙ってきます。
顔の周りに蚊がいっぱい集まってくる小太郎でごじゃります。


(耳の周りに蚊がいっぱい集まってきました)

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                ■ 写真 5・7・5 ■

                    アジサシ


(アジサシがさかな目がけて飛び込む瞬間)


             大海を わがもの顔に 餌をとる (公)

             海を裂く あの切っ先が 吾にほし (修)

             無謀にも 地球に向かう 天使ちゃん (ぽち)

             刺すことで 今日もうっぷん 晴れたかな (ぽち)

9月はあわただしい。北極圏で繁殖していた鳥たちが南下をはじめて、つぎつぎに
野付半島にやってきます。だから毎日曜日に行くときは、一期一会の気分でサプライズ
な出会いを期待するのです。

渡り鳥だから年に2回の出会いのチャンスはあるでしょうが、レッドデータに入っている
個体数が極端に少ない鳥がいますし、地味で目立たないために出会えない鳥もいます。

どんな鳥でも季節のなるとちゃんと会えるというのはとても嬉しい。これまでの経験を
通して、今回は○○に会えるかもと胸を躍らせるのも楽しみの一つです。

九月十二日、いつもより1週間遅くアジサシに出会いました。アジサシは浜辺には滅多に
立ち寄りませんが、海上で魚を追いかけている群れを観察することはできます。

とても軽やかにふわふわと浮くようなリズムで飛び回り、しかも移動がとても早いので
なかなか近寄れない。いつも遠くから見ているばかりでした。

でも、今回は小魚の群れが岸に寄っていたせいで、近くでダイビングをする光景を
目の当たりできました。わずか10分ばかりでしたが。

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朝の散歩 1-透かし葉っぱ

2010年09月15日

風のない天気のいい日は、陽だまりで眠るのが一番。
小太郎に代わってラムでごじゃります。

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朝の散歩は愉しい。このところ良い天気が続いているおかげで、朝陽に映える植物の葉っぱが
とても美しい。


透かし絵になる葉はどれも淡くなってきている。緑の色素が変化していっている。
すでに黄色味を帯びてきている葉がある。虫食いだらけでよぼよぼになって、縁が黒ずんでい
る葉もある。茶色に枯れて落ちている葉。張りがなくなって途中から折れてしまった葉っぱ。

いろいろの個性があっていい。それぞれの終わり方があるのは、どんな生物もいっしょだ。


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カモの群れが続々と南下

2010年09月14日

半月(月齢6.7)のお月さまが西の空でくっきり輝いています。九月の月は中秋の名月と
愛でられるように空気が澄んでいて本当に綺麗ですね。その空をキアシシギがピューイ、
ピューイと透き通る声で飛んでいきます。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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大陸の高気圧と共に寒気が道東に下りてきました。
その寒気に押されるようにカモの群れやシギ・チドリの群れが北の方から千島列島沿いに
下りて来ました。


(斜里岳をバックに野付湾に入ってくるカモの群れ)


姿を見せているのはマガモやコガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、などです。
根室海峡側から大きな群れや小さな群れが次々に入ってきます。
そんな群れも広大な湾内に入ってしまうと探すのに一苦労です。

静かだった湾内は、これからすごい数のカモ類が翼を休め、南に向かうために体力を養う
中継地になります。



(半島の先の番屋を横切って湾内に入ってくるシギとチドリの群れ)


(わりと安全な湿地の中の池で休んでいるカモたち)

エゾリスの「耳かけ君」登場

2010年09月13日

発情している猫が増えているのかな。ケンカして咬まれてくる猫が多くなりました。
外にいる猫と家の中にいる猫ではなわばり意識がまったく違います。ご用心を。
おばんです。小太郎でごじゃります。

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すっかり森の木陰になじむ毛色に変身したエゾリス君がえさ台に姿を見せました。常連の
ボインの小夏は、子供を育てるのに忙しいのか最近はご無沙汰です。

その代わり新顔が姿を見せました。特徴から「耳かけ君」と名づけました。

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エゾリスは激しいケンカはしないのかなと疑問を持っていたのですが、するんです。
耳かけ君の耳を見てください。左耳は直角に喰い千切られています。右耳は後方が
W字に抜き取られ先の中央部に穴が開いています。


(左耳は直角の傷跡)

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(右耳はW字と真ん中に穴の傷跡)

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ものすごい咬み合いのケンカを想像できます。
耳の縁には静脈や動脈がしっかり走っていますから、この傷を負ったときはかなりの出血
をした可能性があります。それでもこうして生きているということは大した出血ではなかった
らしい。
エゾリスの前歯は人間の前歯みたいに尖らず、菜っきり包丁みたいになっているので、
上下で押し切り、引きちぎる。そのため血管が引っ張られ、細く伸び、千切られる。
当然、血が出にくくなってしまいます。

だから元気に生きられたのでしょう。仲間内では死なないように工夫してるのです。

こやつはきっと強いやつに違いない。百戦錬磨の経歴を引っ提げての登場ということに
しておきましょう。

さてさて。これから秋から冬にかけて、このえさ台に現れるリスの顔ぶれが愉しみです。


(タワラマップ川のヨシの穂が色づいてきました)

2010年09月11日

水温が下がってきたのでしょうか。サンマが獲れ出しましたね。これで猫の好きなサンマが
たっぷり食べれます。
おばんです。小太郎でごじゃります。

(シラカバの葉っぱがどんどん散ってきています。庭の葉っぱ掃除が日課です。)


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一昨年六月二十九日、野付半島の浜辺を歩いていたらシロチドリに出会いました。


普段なら「ピリッ」と鳴いて飛んでいってしまうのに、その日は「ポイッ」という聞きなれない
声を出して、遠く離れたところからまた近くに帰ってきたのです。

「あれ、おかしいぞ」と思いました。10歩進むと「ポイッ」という声の頻度が激しくなり、
近くに来ては自分の方に誘うのです。ますますおかしい。5mほど遠巻きにして、こちらを
見てはこちらに来いというのです。

(警戒するシロチドリの親鳥)

「ヒナだ」とそのときひらめきました。周囲に目を凝らしましたが、まったく分かりません。
歩を進めるうちに、突然翼を地面に垂らし、いかにも翼が折れたようなしぐさを始めました。
外敵がヒナに近づいたとき、シロチドリがよく見せる擬傷行動です。近くに必ず隠れている。
腰を下ろして地面の小石を一つ一つチェックしました。オオシバナの芽の中に親指ほどの
ヒナがうずくまっていました。

(羽が折れたようにばたばたしてこちらの注意を向けさせようとする)

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(親指の先ほどのヒナ。どんなに近づいてもまったく動きませんでした)

これまで繁殖していることは分かっていたのですが、実際にヒナを見つけるのは初めてでした。
単純ですが、嬉しかった。卵から孵ったシロチドリのヒナはすぐに歩き出し、巣からさっさと
いなくなるから、なかなかお目にかかれないのです。

シロチドリはユーラシア大陸と北アメリカ大陸西部の低、中緯度地方で不連続に広く分布して
います。日本では主に本州以南に渡来して繁殖し、中には越冬するものもいます。

かって白砂青松の海岸によく見られましたが、海岸線の開発が進むにつれ、その数が
どんどん減ってきています。北海道の観察例が少ないせいか、繁殖記録は多くありません。

野付半島には毎年四月はじめに姿を見せ、繁殖し、9月はじめ頃まで観察できます。
でも毎年海岸の地形が天候により大きく変わることが多いので、その数は多くはありません。

九月五日には一羽しか見られませんでした。たぶん南の方へ移動を始めたかな。

(飛んでる姿はかっこいい)

コガネグモの巣

2010年09月08日

今日は24節の「白露」です。大陸からの高気圧が遅まきながら降りてきて快適な一日でした。
道北のサロベツ原野には、北極圏からオオヒシクイというガンの仲間の渡り鳥が9月3日に
到着したそうです。いよいよ冬鳥が姿を見せだしました。

おばんです。小太郎でごじゃります。


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朝の光に浮き立つクモの巣をよく見かけるようになりました。クモはこの時期活発に巣作りを
するんですね。調べてみると秋に巣を作るクモというのがありました。夏にも春にも巣を作る
クモはいるんです。実は「巣」とはいわないんです。「網」というのです。

秋に円形の美しい円網を作るクモ。北海道にはコガネグモというのがいました。

クモは常に網の中心にいる。頭を下に向けて止る。前足2対と後足2対をそれぞれ揃えて
真っすぐに伸ばす。その配置はX字状になる。
コガネグモの生態とどんぴしゃりでした。

それにしてもこの円網の幾何学模様のすごいこと。積み重ねと繰り返しの作り出す「美」。
どうやってこの造形を紡ぎだしていくのか、その過程を思い巡らすだけでもあきません。

このクモの子たちは秋に孵化して、風が吹くと尻から糸を吐き出して、凧のように風に乗って
飛び出していくんです。子クモの分散飛行といって京都にいたときに見ましたが、とても感動
するものです。


キツリフネ 花の名前です。

2010年09月07日

家出をしていた猫が1ヶ月ぶりに見つかった。八百メートル離れた隣の家の牛舎のダンボール
のなかでやせ衰えていたところをその家に貰われていた兄弟猫が見つけた。首輪を抜こうと
して前足を入れたが、腋と肩に引っかかり、首輪が腋に食い込んで大怪我をして動けなくなって
いたのです。素材のしっかりした首輪は、こんな事故を起こす危険があります。

ちなみに首輪を一度もしたことがない小太郎でごじゃります。



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8月に入って毎日散歩するタワラマップ川の小道に、ぽつぽつとキツリフネが黄色い花を
付け始めていました。いつか紹介しようと思っているうちにどんどん日が経って9月になって
しまいました。実をつけ、葉が白い粉を噴くようになったので、あわてて写真を撮りました。

この花を初めて見たときは、壷をつるしたような変な花だと思いました。調べるとツリフネソウ
の仲間だと分かり、昔の人は壷ではなく船をつるしているように見立てたのだと感心した
思い出があります。

ところが、この船というのはいわゆる船ではなく、吊るして使う「釣花生けの中の舟形をしたも
の」のたとえらしいのです。細い花柄の先にぶら下がっている花は今にも落ちそうに見えます。
でも、見た目よりも丈夫で、強くゆすったり、引っ張っても落ちることはありません。

この花の英名は「Touch-me-not」で、「私に触らないで」というへんてこな名前がついて
います。学名はもっと変で、分かりやすく訳すと「私に触らないで、とても我慢ができないわ」と
なるそうです。  意味深だなあー・・・・・・。

これは熟した実にちょっと触るだけでパチッと弾けてしまう様子からきたものらしい。

活け花の一輪挿しで良く使いますが、花は一日しか持ちません。
その日限りの活け花です。

(摩訶不思議な形の花)


(距と呼ばれるしっぽの部分が後ろに伸びて下に曲がる。これがキツリフネの特徴)

秋の交通事故増加・・小鳥の世界

2010年09月06日

今日は昼頃から竜巻警報が出されました。根室から来られたクライアントが根室を出るとき
すごい突風が吹いて、小指大のヒョウが降ってびしょ濡れになったと興奮されていました。
こちらは運良く積乱雲の通り道ではなかったようです。元気な小太郎でごじゃります。



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立て続けに小鳥が病院に持ち込まれました。ノゴマの幼鳥とカワセミの幼鳥が道路の端で
保護されてきたのです。

(脚麻痺で立てなくなったノゴマの幼鳥。)

毎年八月中旬から9月中旬に、多くの小鳥が交通事故に会います。そのほとんどが幼鳥だと
思われます。

雛の多くは7月下旬から八月下旬にかけて巣立ちをして、しばらくはなわばり内で体作りと
体力を養い、飛行能力の向上に励みます。そうこうしているうちに「なわばり」がぼやけて
きて、幼鳥だけの小さな群れになり移動がはじまるのです。

このころが、彼らにとり非常に危険な時期になるのです。移動にするたびに道路を横切ら
なければなりません。そもそも道路は森や草地を切り開いて作っているわけで、そこを横切る
ということは、小鳥にとり大河を渡るのと同じくらい危険なことなのです。まず、無防備に姿を
曝さなければなりません。見通しの良い空間は、カラスやタカの仲間、フクロウが待機して
狙ってきます。さらに、スピードを出してやってくる車がいます。

低空で草むらから草むらに飛ぶ小鳥にとって地面を這うように走ってくる車ほど怖いものは
ないでしょう。出会い頭にポーンと当たってしまえば、即死です。運良くかすっただけでも
その衝撃で脳震盪を起こし、翼を痛め、足を痛めることがあるのです。

道路に転がった小鳥は、たいていカラスやトビのお腹におさまります。なんとか道端に転げ
込み、じっと気配を消して人に見つけられ、保護された小鳥だけが動物病院に持ち込まれ
るのです。

(ショック状態で持ち込まれたカワセミの幼鳥。)

最近はトリインフルエンザ騒動で、動物病院に持ち込まれる傷病鳥はとても減っています。
それでも道路わきにうずくまっている小鳥を見かけると、助けてあげたいと思う人はまだまだ
たくさんおられます。

助けられるものは何とかして上げたいという優しい気持ちは、大切にしたいと思っています。

その前に、車を運転される方もスピードをセーブして、生物に優しい心遣いをしていただければ
嬉しいです。


(回復してこのあと川で放したら力強く飛んで生きました。)


プレデター(捕食者)-1 ハヤブサ

2010年09月03日

根室では明日から「かに祭り」です。ハナサキガニの美味しい季節で、このカニを中心に
選りすぐりのカニが提供されるでしょう。いつも根室の人口より多い人がおこしになるそうで
す。美味い物を食べたいという欲求は尽きませんね。おばんです。小太郎でごじゃります。


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野付半島では繁殖を終えた鳥たちが群れを作って渡ってきだしました。なかでもシギやチドリ
は数羽から100羽以上の群れで湾内に入ってきます。干潮時は広大な干潟におりて、好み
の餌をついばみます。満潮時になると湿地や砂浜で休みます。


(干潟の上を餌場に向かってシギが群れで移動します。)

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群れで移動するということは遠くからでも目立ちます。その群れを狙って待っている鳥がいます。
タカの仲間です。なかでもハヤブサは、飛ぶスピードが早いシギやチドリを追いかけ、捕まえる
ほどのスピード飛行能力を持つ代表格です。

野付半島には1年中姿を見ることができます。季節、季節により捕獲する鳥の種類がちがい
ます。春や秋は野付半島を通過していくシギやチドリが狙われます。秋の後半から春までは
カモの仲間や小鳥。夏は半島で繁殖する小鳥たちが主なたべものです。

シギの群れを襲うのは、この時期よく見かけます。地上すれすれに飛んできて、地上で休ん
でいたシギが飛び立ち、逃げ出す数秒間が捕獲のチャンスです。100キロ近いスピードで
飛んでくるハヤブサと飛び立ちスピードが出るまでのシギでは、勝負は決まっています。
しかしシギだってとっさに方向転換し、ハヤブサの攻撃をうまくかわします。
失敗するとどんなに追いかけても、たいていは逃げられてしまいます。たまに弱っているやつ
とか、慌ててもたついているやつが餌食になるのです。


(100キロ近いスピードで餌になる鳥を追いかけます。)


先日、湿地の中の池でタカブシギという美しいシギに見とれていたら、水面すれすれに
飛んできた若いハヤブサが、突然目の前にやってきてタカブシギを捕獲しようとしました。
タカブシギはうまく逃げ、ハヤブサは目の前で体勢をを整え、近くの電線に飛んでいき、止り
ました。そこからまた鋭い眼光を飛ばして獲物を見つけて飛び立って行きました。
これを何度も繰り返して、上達していくのです。

これからこんなシーンが多くみられます。


(湿地の草陰で餌をあさるタカブシギ)


(草むらに低空で飛んできて襲いかかるハヤブサ)


(失敗して体勢を整え、飛んでいくハヤブサ)

秋色ー2

2010年09月01日

わが奥さんは再び花粉症がひどくなってきました。ヨモギとススキの花粉が激しく空気に
まぎれて飛んでくるようです。生け花にヨモギの花を採ってきていけてみました。やはり、
すごい花粉の量で、花器の周りがうっすら黄色くなりました。
小太郎でごじゃります。



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秋は山から下りてくると申しますが、海岸からもはじまるようです。海の力は内陸部よりも
早く秋を運ぶんだと思います。
干潟ではアッケシソウが色づきはじめました。茎から太いポパイの腕のような枝が出て
赤く色づき、じっと見るとなかなか面白い造形をしています。砂漠のサボテンを赤くした
みたいで、なんか奇天烈です。多くはありませんが、砂の干潟がうっすら赤みを帯びて
きました。

草地の中ではハマナスの実がいっぱい生っています。その下には今、キイチゴが目立
ちませんが、たわわに実を付けていました。一粒一粒がはちきれんばかりにぱんぱんに
なって集まってひと房になっています。食べごろです。昨年はザルいっぱいにとりましたが、
今年はもっと収穫がありそうです。

その近くでは、カワラナデシコとサワギキョウがさりげなく咲いていました。とてもはかない
気持ちにさせられます。なぜかなー。

(茎から左右対称に枝がでる。全体に赤みを帯びてきたアッケシソウ)


(アッケシソウで薄っすらと赤くなってきた干潟)


(一粒一粒がぱんぱんになったキイチゴの実)


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(一輪だとなぜかとても美しく感じてしまうカワラナデシコ)


(サワギキョウの花の青さはいい青色です。)


プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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