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エゾジカの雄群に出会う。袋角が・・・。

2010年07月06日

おばんでニャン。小太郎でごじゃります。

7月に入って急に自然界があわただしくなったような気がします。
キタキツネやエゾジカ、エゾリスなどの動物は子育てに忙しいし、小鳥は追い込みに
入り、花は次から次に咲くし、見るもの聞くものが毎日変化します。

こんな忙しい季節は厳しい北国だからなのでしょうかね。

牧草刈りの終わった草地で、エゾジカの雄の群れに会いました。
大きい方の雄は、角がもう二股に分かれています。若い方の鹿はまだ一本です。
若々しくつやつやした角には美しさを感じます。「袋角」というそうです。

エゾジカの角は4月頃にホルモンの影響を受けて抜け落ちます。そして次の角が
生えてきます。生えてくるときは、皮膚に覆われ温かく、中で血が通っていることが
分かります。血によって栄養が運ばれ、根元から骨を作っていきながら伸びて
いくのです。
袋角の表面は産毛のような密の毛が生えていてすっごく感触がよろしいな。今では
あまり見なくなりましたが、ビロード布の肌触りそっくりです。

(走りよってくる三頭の雄エゾジカ)


(柔らかなビロードのような皮膚に覆われた角。この色がいいな。)

これからどんどん伸びて枝分かれして、秋の繁殖期にはこの綺麗な皮膚が剥がれ落ち
立派な角になるのです。すごい。

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プロフィール

プロフィール

中田 千佳夫
なかた・ちかお。1950年5月6日、鳥取県米子市生まれ。大阪府立大学農学部(現在は生命環境科学部)獣医学科卒。京都大学理学部動物学科大学院・研修員(鳥類生態学専攻)を経て、ムツプロに入る。85年に中標津町で青い鳥動物病院を開業。犬猫を中心の小動物診療に励み、今日に至る。

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