★ ニシン来たりて鳥集まる 2 ★

2019年05月15日

5月3日に引き続き4日もニシンが海岸に打ちあがっていました。浜には大型のカモメや中型のカモメ、小型のカモメが集まっています。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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                ◆  ニシン来たりて鳥集まる 2  ◆

中でも気になったのが小型のカモメ、ユリカモメがたくさん集まっていたことです。ユリカモメは4、5センチの小魚を狙いダイビングはしますが、ニシンは食べれません。

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それでも海岸に集まり、砂浜で何かをつついて食べています。遠くからだと皮を剥いで突いているのが分かりました。まら、打ち上げられた海草の周りで小さなものを拾い上げ食べています。

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海草をひっくり返してみても何を食べているか分かりません。ニシンを調べてみるうちに大きな卵巣がお腹の中にあるニシンを見つけました。もしかしたら、産卵にやってきたニシンたちの卵かもしれないと思いました。

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写真を整理している最中、12日、稚内市の海で65年ぶりに、ニシンの群れが産卵したあとに海が白く染まる「群来」と呼ばれる現象がありました。

野付半島でも群来が起こっていた可能性がありそうです。砂浜の浅瀬にはアマモが生えていて、ニシンが産卵するのに適しているはずです。

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ユリカモメは打ち上げられた小さな卵を食べに来ているように思えました。ニシンのような小さな卵でも栄養は満点です。拾い集めれば渡る前の栄養補給には役に立ちます。

タイミングよく、道内沿岸で捕れるニシンに七つの地域固有の集団があることが、道立総合研究機構水産研究本部の14年間に及ぶDNA調査で判明したことが報道されました。

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北海道周辺を回遊するニシンは、遺伝的な特徴が似た個体をグループ化したところ、産卵の場所や時期、回遊ルートなどが共通する七つの集団に分けられます。

野付半島海域にやって来るニシンは、日本海からオホーツク海や太平洋まで広域を回遊する北海道サハリン系集団か、釧路沖や風蓮湖などを回遊する道東湖沼性集団です。

2つの集団のどっちかが、産卵しにやってきた可能性があります。記事を読んで、ユリカモメが卵を食べに集まっていた可能性を確信しました。

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       めったにお目にかかれない事件に遭遇したのです。えへへです。

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             身近な風景 : 早朝に旅立つカモの一団

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コメント

8日に甲子園浜に行ったら、まだたくさんのユリカモメがいました。そのうち黒い頭巾をかぶっているのは1羽のみ。残りはまだ白い顔していました。

ニシンの大群が浜に来なくなって何十年
それによって人の生活が変わりましたが、鳥にも多大な影響が出たんでしょうね
ニシンを当てにしている渡り鳥は、どうして対応したのでしょうか

50年前、天売島で泊まったユースホステルは、もとニシン御殿でした
昔の繁栄を彷彿とさせる、立派な建物でした

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