★ タンチョウの獲物をかすめるオジロワシ ★

2019年05月10日

タンチョウが干潟に出てきて、エサを探し歩いています。営巣している夫婦の片割れです。一羽でやって来るときは産卵して抱卵している時期です。

おばんです。小太郎でごじゃります。

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           ◆  タンチョウの獲物をかすめるオジロワシ  ◆

4月から5月は干満の差が大きく、水の流れが速い。潮に乗って入り込んでいた魚が動き回ります。タンチョウはそれをよく知っていて、干潟にやって来るのです。

狙いはギンポ。ウミドジョウなどと呼ばれます。ぬめぬめして、泥臭く、小骨も多いので、こちらの漁師は「煮ても焼いても食えない魚」といい、網に入ったらすべて捨てる魚です。

潮溜まりや潮間帯から水深20mくらいまでの砂泥底もしくは岩礁域の石の間にすむ魚です。

根室地方では嫌われる魚ですが、関東地方では、「銀宝を食べずして天麩羅を語るなかれ」、「江戸っ子たるもの、借金してでも春は銀宝を喰え」と言う文句あるくらい天ぷらネタとして評価が高い魚でもあります。

引き潮のときに流れアマモの下に潜み、潮が上がって来るのを待ちます。タンチョウはくちばしを挿し込み、ギンポをとります。大きいものだと30㎝ほどになる大きなものがいて、捕まえたギンポを陸に運びます。

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ギンポは力強く抵抗します。くねくね体をねじり逃げようとします。タンチョウはくちばしでおとなしくなるまで頭や体を突いたり、挟んだりします。

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もたもたしていると目のいいオジロワシに狙われます。低空を飛んで来たオジロワシが突如、頭の上に来てホバリング、気づいたタンチョウが上を向いた瞬間、獲れたてのギンポ目がけ、急降下します。

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不意を突かれたタンチョウ、何が起こったか理解するのにコンマ何秒反応が遅れます。オジロワシは地面のギンポを掴み、飛び上がります。

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タンチョウは体を反転させて追いかけますが、後の祭り。遠のくオジロワシを見送るだけ。人なら大声を出して「ドロボー」と叫ぶのでしょうが、何事もなかったように水の中にくちばしを入れ、魚を探し出します。

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コメント

オジロワシやるなあ。でも、とられたタンチョウが何事もなかったように優雅に振る舞うというのがいいですね。

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