★ マガンの群れ・根室海峡北上 ★

2019年05月08日

4月28日からの大型連休にヒシクイの群れが北上する様子を確かめようと野付半島に通いました。早朝3時に起きて、4時過ぎには現場に着き、野付湾からの飛び立ちと根室方面から移動群れを探しました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

190428-064844004.JPG                くちばしの上の額が白いマガンたち

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                ◆  マガンの群れ・根室海峡北上  ◆

21日の朝、野付湾の茶志骨川河口の葦帯をねぐらにしているヒシクイの群れが内陸の餌場に向かうのを確認。数は多くありません。260羽ほどでした。

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この河口で逗留していた少なくとも3000羽以上のヒシクイの気配は見られず、大半はすでに北上していった雰囲気です。

4年前に私は野付半島の先端から海岸線沿いに知床半島方面に向かう、200羽から1000羽ほどの群れを7度も観察しました。ヒシクイだと見立てましたが、正確には確認できませんでした。

再び、たくさんの群れが北上していくシーンに出合いたい、確認したい、思いを強くして待つことにしたのです。

野付半島の先の方で、コクガンの群れがやって来るのを確かめられる場所を選びました。オオハクチョウの最後の方の群れが知床半島方面に編隊を組み、飛び出して行った光景の興奮が冷めやらぬまま、もしかすると来るかもという期待がありました。

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目の前でカモメたちが群れているのを眺めているときでした。横一列に広がったアリみたいにちいさな粒がどんどんこっちに向かってきます。

時計を確かめると6時47分。あわててカメラを向け、連続写真を始めました。アリ粒は近づくにつれ、大きくなり、翼を広げたガンだと分かりました。

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見つけた時はばらけて飛んでいるように見えましたが、次第に隊列が整い、ガンの編隊らしく横に直線になってきました。この時、私の頭はヒシクイの群れだと決めつけていました。

尾岱沼の海岸方面から野付半島に沿って飛んでいきます。その数、687羽(写真からカウントしました)。一つの群れとしては、大きな群れです。前に観た時は、沿岸沿いに標津の方へ飛んで行ったのに、なんとラッキーなことでしょう。

眼の前を通過した時、オジロワシが4,5羽とんでいたせいで隊列がばらけましたが、V字編隊は崩さず、通過していきました。

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方向は知床半島方面。群れが小さくなり見えなくなって、撮ったシーンを確かめました。拡大してみると、嘴の上の額が白いのです。どの個体も白です。

額の白いガンはマガンです。ヒシクイの編隊ではなく、マガンの編隊でした。2年か3年前の今頃、写真家の寺沢孝毅(てらさわたかき)さんが羅臼沖を編隊で渡って行くマガンを撮っています。

私はヒシクイの群かもと疑って、確かめてみたいと思っていた課題でした。これで寺澤さんの記事が確信に変わりました。

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根室海峡を通過して行くマガンたちがいるのです。大半のマガンは「伊豆沼―八郎潟―ウトナイ湖―石狩平野(宮島沼)」というルートをたどります。

しかし、伊豆沼をでて北上川を北上しウトナイ湖にいたる集団や、ウトナイ湖より東に向かい十勝の生花苗沼にいたる集団もいることが分かっています。

生花苗を経た集団がどこに飛んでいくのか、はっきりしてきませんでした。もしかするとこの集団が根室海峡を通って行くルートをとっているかもしれません。

これは証拠にはなります。

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コメント

ガンの群れは V字編隊で飛ぶのに、鴨の群れはそうはならない
何故なんでしょうね

マガンの渡りはウトナイ湖を経由する群れが多いんですか
あそこを保存するのは意味あることだったんですね
あるいは、保存したから渡りのルートになったのかな

35年前に訪ねたウトナイ湖は、何もいないところでした

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