★ コクガンが北上 ★

2019年03月15日

コクガンが大挙北上してきました。3月10日、野付湾を覆ていた氷が解けだし、60%ほどの占有率になりました。これを待ち望んでいたカモやハクチョウ、コクガンたちの数が急に増加してきました。

おばんです。小太郎でごじゃります。

190310-111144001.JPG

************************************

                   ◆  コクガンが北上  ◆

野付半島の先端の番屋に到着すると砂嘴の先端の方でオオハクチョウの声がにぎにぎしく聞こえてきました。先週までは静かでしたから、その声を聞いて気合が入りました。

砂嘴と砂嘴の間に張っている氷の割れ目から海水が滲み出してきて、白い色が水っぽい色に変わってきています。氷の中から泡が出てきているので氷が薄くなり始めているのです。

歩くのには少し危険が伴ってきています。慎重に氷の上を歩き、鳴き声がする方へ近づいていきました。オオハクチョウの声が大きくなり、鳥たちの姿がはっきりしてきます。

トランペットのような声はオオハクチョウ。その中にクルル、クルルと低音の声が混じってきます。遠くでは聴き取り辛いコクガンの地味な声です。

白いハクチョウの姿に混じり、黒いコクガンの姿が双眼鏡で確認できました。海上に降りているのでどのくらいの数なのか分かりません。かたまり具合から、1000羽はいる気配。

ゆっくり足元の氷の厚さを気にしながら近寄ってみます。すると群れの近くの氷の上に降りていたオジロワシが飛び立ちました。一斉にコクガンが飛び立ちます。

190310-111146002.JPG

大きな群れです。カメラで群れを追いました。きっちり数を押さえる作業です。飛ぶ姿は個体数を数えるには便利で、確実な資料になります。

力強いコクガンの飛翔姿。他のガンの仲間に比べると敏捷性があり、小回りが利き、スピードが速い。活気みなぎる絵になる光景です。

もっと近寄り、湾内や遠くにいる個体数を数えたら2970羽以上のコクガンがやってきていました。こんな群れを3月10日前後に見るのは久しぶりです。

190310-111214003.JPG

8年前の3月11日の東北大地震の2日後に見に行ったときは1羽も姿を見ることがありませんでした。厚さ30センチ以上はある氷が割れ、それが岸辺に打ち上げられ山積みになっていました。

やってきていたコクガンはすべてどこかに消えていて、静かでひっそりとした水面が広がっていました。

     ようやく以前のようなコクガンの行動が見ることができるかもしれません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

              身近な風景 : もうすぐ川の氷が落ちます

190303-112645001.JPG

トラックバック

トラックバックURL: http://blog.hokkaido-np.co.jp/mt/mt-tb.cgi/10451

コメント

3枚目の羽根を広げた写真がいいな。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

(公開されません)

(HTMLタグ(b,i,br/,p,strong,em,ul,ol,li,blockquote,pre)が使えます)